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新聞記事

東北北陸一覧

掲載日:2022.11.28

平均2割役8円98銭-宮城乾のり初入札-


 全国のノリ産地に先駆け、宮城県産乾のり「みちのく寒流のり」の今季初入札会が22日、県漁協塩釜総合支所・乾のり集出荷所で開かれた。出荷枚数は前年同期比2.3倍の2210万5900枚。栄養塩不足で色落ち被害が発生し、1枚当たりの平均単価は同20%安の8円98銭と、東日本大震災以降で最低だった。





掲載日:2022.11.28

再生養殖ウニ本格販売へ

12月下旬から本格販売が始まる「はぐくむうに」


 株式会社北三陸ファクトリー(岩手県洋野町、下苧坪之典社長、電話0194・75・3548)は12月、再生養殖ウニ「はぐくむうに」の本格販売を始める。磯焼けの海で回収した痩せウニをかごに入れ、いけすで給餌して身入りを改善させる技術を6年かけて開発した。需要期の年末年始に出荷して収益アップを図る。


掲載日:2022.11.21

広がる「サブスク」商機に


 定額料金で定期的に商品・サービスを提供するビジネスモデル「サブスクリプション(サブスク)」が、水産物の消流拡大でも注目度が上がっている。メーカー側にとっては安定した売り上げを確保でき、経営戦略を立てやすいのがメリット。旬の鮮魚をはじめ未利用魚の活用、刺身専門、下処理済み・調理済み、一流シェフ監修、調理方法の伝授……。工夫を凝らし、「ワクワク感」など消費者の購買動機を刺激している。


掲載日:2022.11.21

岩手コンブ天然干し2.6倍43トン


 岩手県産天然干しコンブの今季入札会が15日、宮古市の県漁連北部支所で開かれた。8漁協が計43トン(前年比2.6倍)を出荷。海況に比較的恵まれ、10トン台に落ち込んだ過去2年の記録的不漁を脱した。地区別の出荷量は下閉伊28トン(前年比9.3倍)、九戸15トン(同9%増)。例年に比べ、2~3月に冷水が停滞した影響で繁茂状況が良かった。ただ、東日本大震災前(2006~10年)平均値の2割程度の漁模様で、入札は3年連続で1回のみとなった。落札価格はほぼ前年並み。最高値は小子内浜漁協産採りマコンブ(ま)2等の10キロ1万8090円だった。


掲載日:2022.11.21

フーディソン、福島・常磐産を訴求

常磐もののヒラメ使用の食べ比べ丼


 株式会社フーディソンは5~18日、福島県と連携し「ふくしま常磐ものフェア」を開催した。東京都内の運営店舗「sakana bacca」2店舗(豪徳寺店、新橋店)で県産の鮮魚やそれを使用した丼を販売。プレゼント企画も実施するなど消費者に向け県産品の魅力を訴求した。ヒラメやホッキ、メヒカリ、タチウオなどの常磐ものを鮮魚で販売したほか、それらを使用した刺身セットを展開。またヒラメを使用して刺身や漬け、炙りの3種類を楽しめる食べ比べ丼を限定品として提供。県の地酒も取りそろえるなど多方面から福島の魅力を伝えた。メヒカリを使用した焼きかまぼこのプレゼント品も用意した。


掲載日:2022.11.21

ハケタ水産が県漁連平内加工場を取得


 青森県平内町の株式会社ハケタ水産(八桁由悦社長)はこのほど、県漁連(松下誠四郎会長)の平内加工場を取得した。12月1日から平内工場として事業承継する。この加工場では製品ベースで年間約500トンのベビーが生産され、同社の購入割合も多く占めていた。八桁社長は「今後も製品の品質向上と安定生産に全力を尽くしたい」と語っている。


掲載日:2022.11.14

久慈市漁協養ギン生産本格開始


 ギンザケ養殖に取り組む岩手県の久慈市漁協(川戸道達三組合長)は海面いけすへの稚魚投入を完了し、今季の生産を本格的にスタートさせた。大手回転ずしチェーンのメニューに使われ、「久慈育ち琥珀サーモン」のブランド名が全国に浸透する中、市内サケふ化場の未稼働期間を活用した稚魚中間育成実証事業にも注目が集まる。今季は来年8月ごろまでに600トン以上の水揚げを計画している。


掲載日:2022.11.14

石川ズワイガニ「輝姫」デビュー30万円


 富山県以西の日本海で6日、ズワイガニ漁が解禁された。石川県では、メス「香箱ガニ」の最高級ブランドとして県漁協が今年新設した「輝姫(かがやきひめ)」の初競りで、橋立漁港(加賀市)の1尾が30万円の最高値を付けた。昨年の初競りで最高値が500万円だったオス「加能ガニ」の最高級ブランド「輝(かがやき)」には同漁港の1尾が認定され、100万円で落札された。


掲載日:2022.11.07

宮城乾のり需要増え単価高期待


 全国のノリ産地に先駆け、宮城県漁協は22日、県産乾のり「みちのく寒流のり」の2022年度共販を始める。過去2シーズン、コロナ禍や天候不順などの影響で販売実績は振るわなかった。今季の出荷計画は前年度実績比3割増の3億5千万枚。コンビニのおにぎり用として宮城産の引き合いが強まる中、高品質な製品で単価高も狙う。


掲載日:2022.11.07

塩竈ご当地フィッシュバーガー誕生

商品化された「塩竈フィッシュバーガー」4種


 宮城県塩竈市で、市場に流通しにくい未利用魚を活用した「塩竈フィッシュバーガー」が誕生した。水産加工のマルサン松並商店株式会社(同市、松並理恵社長)などが展開する「海の宝物プロジェクト」の一環。漁獲資源の有効活用や漁業者所得の向上を図ろうと、傷物のマダラを使って地元の高校生と共同開発した。ご当地バーガーとして売り出し、観光振興や交流人口の増加にもつなげる。


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