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新聞記事

北海道一覧

掲載日:2023.09.11

西網走シジミ順調に加入

資源状況が安定してきたシジミの荷揚げ(8月31日、網走湖呼人漁港)


 西網走漁協のシジミ漁は、後続群が順調に成長し、1人当たりの日量許容漁獲量(ノルマ)80キロをコンスタントに漁獲している。一方産卵状況について、同漁協は8月中旬に中規模産卵を確認しており、資源確保にも期待を寄せている。


掲載日:2023.09.11

えりも漁協コンブ採取日数大幅に伸ばす


 えりも漁協の採りコンブは7月を中心に天候とナギに恵まれ採取日数を伸ばしている。8日現在の全地区延べ日数は192日に達し、昨年実績(143日)を大幅に上回るペースで操業。ただ浜によってはシケで大量に抜けて岸寄り。海に残るコンブも傷物が多くなってきたという。


掲載日:2023.09.11

えりも漁協、荷捌施設が竣工

竣工したえりも岬水産物荷捌施設


 えりも漁協(坂本好則組合長)がえりも岬地区に整備を進めていた水産物荷捌施設が竣工、供用を開始した。車両の乗り入れ禁止をはじめ、漁獲物や施設の洗浄などに使用する海水の紫外線滅菌装置やサニタリー設備の導入など衛生管理の強化に加え、氷の安定供給や活魚出荷の体制を構築。漁獲物の品質・鮮度保持を徹底し、付加価値の向上につなげていく。


掲載日:2023.09.04

豊かな海づくり大会、38年ぶり北海道開催


 「第42回全国豊かな海づくり大会北海道大会」が9月16、17日の2日間、厚岸町・釧路市で開かれる。主要・関連行事を通し、世界的に問題となっている海洋プラスチックごみ対策など環境保全への国民の意識を高めるとともに、豊かな海の恵みを守り次世代に継承する生産者のさまざまな取り組みや思いを全国に発信。併せて道産水産物の魅力をアピールし、ブランド力の向上など水産業の活性化につなげていく。


掲載日:2023.09.04

礼文島・船泊の佐々木文雄さん、ウニたも製作追求

佐々木さんが製作したたも


 礼文島・船泊漁協の佐々木文雄さんは、ウニ採りなどで使うたもを自作している。他の漁業者からの製作依頼も絶えず、その人の採り方に見合ったたもを無償で作る。「おまえのたもで大漁できたと言われることが何よりうれしい」と話す。たもの枠はステンレス製でラケットのような形状。「丸型に比べてウニをすくいやすい。網袋は特注品でウニが入ると自然に膨らみ、たくさん入りやすい」と特長を示す。枠は5種類の太さを用意。「細いほど岩などの隙間に入り、そこにいるウニを採りやすい。また、根元がしなってバネになり、その弾力で採取できる」と話す。


掲載日:2023.09.04

網走カラフトマス8割減産し浜値軟調


 カラフトマスの水揚げが全道的に低迷する中、網走漁協のマス小定置は昨年の約8割減と極度の不振に陥っている。最盛期の8月後半も上向く気配がないまま、31日には沖網を撤去しており、着業者は「予想をはるかに超えた凶漁」と頭を抱えている。キロ500円台を付けていた浜値は8月29日に460円。漁がまとまらず弱含みに推移している。


掲載日:2023.09.04

4年ぶり「道ぎょれん会 」卸・商社が秋冬商戦変化見極め意見交換


 道漁連は8月30日、道産水産物を取り扱う取引先で構成する「道ぎょれん会」の秋季取引懇談会を東京都で4年ぶりに開いた。道内企業の首都圏担当者や関東圏内の卸や商社など約180人が参加。中国輸出が期待できない情勢下、秋サケ製品、ホタテを中心とした道産水産物の商戦について意見交換した。


掲載日:2023.09.04

えさん漁協養殖は地区・銘柄でばらつき


 えさん漁協の養殖コンブは製品化が進み各漁家順次終了している。今季の水揚げはナギに恵まれおおむね順調に進行したものの、実入りや付着物の状況は地区や銘柄でばらつき。クサレが目立ち製品化に手間を要した着業者もいる。


掲載日:2023.09.04

ヨシムラ・フードHD、道産ホタテ事業強化へ-ワイエスフーズ傘下に-


 中小食品会社の支援・活性化を進める株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングス(HD、東京都、吉村元久CEO)は10月16日付で、森町砂原の株式会社ワイエスフーズ(坂本拓也社長)の株式70%を取得し、子会社化する。3月に子会社化した網走市の株式会社マルキチ(根田俊昭社長)と併せてホタテの調達力を強化し、シンガポールで水産品卸を行うグループ会社の海外販路を組み合わせ、マーケットシェアの拡大を目指す。


掲載日:2023.09.04

オ海8月末1%増21万5000トン余

ホタテの荷揚げ。気温、水温が高くリスク回避のため早めに帰港している(8月30日、網走港)


 オホーツク海沿岸の8月末水揚量は漁場造成含め前年同期比1%増21万5245トンとなった。計画達成率は70%。南部中心に7単協が昨年を上回るペース。北部の宗谷、猿払村、南部の紋別、常呂が2万5千トンを超えている。気温上昇による乗組員の熱中症予防やホタテの鮮度保持に加え、一部では中国の禁輸措置に伴い日産ノルマの縮小のため、午前中帰港で対応。歩留まりの下降、玉冷・冷凍両貝の荷動き鈍化によって浜値は下方修正の傾向にあるが、キロ200円前後と依然高い水準を維持している。


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