電子版 電子版サンプル

新聞記事

一般向け一覧

掲載日:2016.03.28

苫小牧・鵡川ホッキ/ 水揚げノルマ、順調に消化

漁期終盤を迎えた冬ホッキ(22日、苫小牧港)

 苫小牧、鵡川両漁協の冬ホッキ漁は順調にノルマを消化している。ただ浜値はキロ300円前後と安値基調。他産地の水揚げが増え、引き合いが弱まっている。


掲載日:2016.03.28

岡田屋昆布老舗-店主手削りが看板/天然でおぼろやとろろ

安部さんが手削りするおぼろなど(手前)。奥は手作りで人気の「揚げ昆布」

 創業100年を超える岡田屋昆布老舗は、安居院(あぐい)商店街唯一の昆布専門店で、天然のみを扱う。道南産真昆布を原料に、店主の安部勝さんが削るおぼろやとろろが看板だ。
 職人歴は20歳から。「よそに頼んでいた時期もあった」というが60年以上の経験を持つ。「昆布は採取だけでなく、作るのも自然相手」と強調。その時期の気温や湿度、昆布の状態を見極め、酢への漬け具合を判断する。
 削るのは「中心部の良いところだけ」。その際に履く草履は妻・敏子さんの手作り。昆布用ダンボールパッドの結束バンドを再利用、水に漬け軟らかくしてから編み込む。敏子さんは「わら草履だと耐久性に乏しく、削った昆布の中にほつれたわらが混じり異物混入につながる。バンドは丈夫だしエコ」と話す。


掲載日:2016.03.28

いぶり噴火湾アカガレイ刺網苦戦

水揚げが落ち込んでいるアカガレイ(21日、豊浦支所)

 いぶり噴火湾漁協のアカガレイ刺網が苦戦している。雪解け水の影響で海中が濁る「泥湧き」が例年よりひどいため。水揚げは昨年の半減と大きく落ち込んでいる。
 豊浦地区は春先に3軒が着業。2月の休漁後、3月19日現在で前年同期比49%減の1.2トン。第18栄勢丸の竹島浩刺網部会長は、長万部静狩寄り水深60~70メートルで操業し、72反で21日に50~60キロの水揚げ。「いつもは3桁…。春先は毎年覚悟しているが、例年以上に泥が湧いている」と表情を曇らす。


掲載日:2016.03.28

甲板灯にLEDテープ「手元見やすい」

甲板を照らすLEDテープライト

 鵡川漁協所属・幸進丸(4・9トン)の中野孟幸さんは甲板の照明にLEDテープライトを装備している。「ハロゲンより光が白く、手元が見えやすい」と話す。 LEDテープライト(24ボルト、5メートル)はネット注文で1万2千円ほどで購入。「単体の漁船用LEDライトと比較して安い」という。
 船首からブリッジにステンレス製ワイヤーを張り、耐熱チューブで保護。そこにLEDテープライトをインシュロックで固定し船内の電源と接続している。
 従来はブリッジから2基のLEDライトで照らしていたが、「作業場全体を照らすことができなかった。LEDテープライトは甲板全体を照らし、作業環境が向上した」と笑顔を見せる。


掲載日:2016.03.28

高性能穴開け機来月待望の発売/ 毎分最高166枚処理

噴火湾で行った実演会。漁業者は性能の良さを実感していた

 道漁連は、耳づり穴開け用超硬キリ製造に定評のある(株)ムラキ(東京都中央区、木内義裕社長、電話03・3272・7651)と共同で開発したホタテ穴開け機「GM―160」の販売を4月から開始する。実演会では多くの漁業者が体感し「抜群の性能。静かで使いやすい」と高い評価を得た。


掲載日:2016.03.21

昆布だし普及のヒントを探る

 消費低迷が続くだし昆布。需要喚起に向け各企業が商品開発や販売方法を工夫する中、『だし生活、はじめました。』の著者で、だし愛好家の梅津有希子さんは15日、日本昆布協会の例会で「昆布だしPRのヒント!」と題し講演。「1回分の昆布を袋詰め」「パッケージの工夫」「昆布だし常備のライフスタイル提案」「だしを飲める場の提供」の4つをポイントに挙げた。


掲載日:2016.03.21

マツカワ魚価対策チーム 消費拡大イベント継続

 えりも以西栽培漁業推進協議会の諮問機関「マツカワ魚価対策プロジェクトチーム」は17日、札幌の第2水産ビルで本年度第2回目の本会議を開き、消費拡大イベントの実施など平成28年度事業計画を決めた。


掲載日:2016.03.21

留萌・野口水産、事業継承1年半

「やん衆どすこほい」のブランド名で展開する珍味シリーズ

 留萌市の株式会社ヤマニ野口水産(三田益弘社長、電話0164・42・1127)は、飲食店などフードビジネスを手掛ける札幌市の株式会社アイビス(三田益弘社長)が事業継承して1年半余りが経過した。主力の珍味で従来の量販店に加え、観光土産の新たな販路開拓に乗り出している。併せて保全性を高めた商品づくりも進め、本州、海外市場に販売拡大を目指す。


掲載日:2016.03.14

ふ化場の情報を解析/飼育・放流の改善などに反映

 近年来遊資源の低迷が続く北海道の秋サケ。道総研さけます・内水面水産試験場は、ふ化場の飼育・放流状況や沿岸環境などの情報を活用し、来遊状況を再現・評価する解析技術の開発に取り組む。増殖事業の基本単位であるふ化場個別の放流効果などを検証、解析結果を飼育・放流方法の改善、飼育コストの削減などに役立てて、回帰率の向上につなげていく。


掲載日:2016.03.14

海水シャーベット氷装置開発/魚体傷めず付加価値

 高砂熱学工業(株)(東京都新宿区、大内厚会長兼社長)は海水でシャーベットアイスを作る装置を開発した。夜間に貯めた氷を日中に利用する氷蓄熱空調を応用する。平戸魚市(長崎)が導入し、3日から稼働開始。同社は得意の空調技術を生かした新規事業として、水産業界に参入する。


アーカイブ
カテゴリー
RSSフィード

このページのTOPへ戻る