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新聞記事

水産業向け一覧

掲載日:2024.11.04

宮城カキ初入札、4割高4万円超

生食用カキの殻むき作業(10月28日、万石浦鮮かき工場)


 今季の宮城県産生食用むき身カキの出荷が10月28日に始まった。県漁協石巻総合支所で開かれた初入札には前年同期比47%減の5.1トンが入荷。上場量が少なく需要が集中する形となり、10キロ当たりの平均単価は37%高の4万2376円。昨年より1万円以上高い出足となった。最高値は15%高の4万7千円。高水温の影響で成育が遅れ、県が指針とする解禁日(9月29日)より1カ月ほど遅れてシーズンを迎えた。


掲載日:2024.11.04

ダルスつくだ煮とエビ頭スープ、低利用素材を商品化


 積丹町、東しゃこたん漁協などで組織する積丹町地域活性化協議会(代表・馬場龍彦町商工会長)は、前浜産の未・低利用素材で2品を商品化した。ウニ餌料用ホソメコンブ養殖の副産物・ダルスのつくだ煮と町内の飲食店の副産物のナンバンエビの頭を活用したスープ。海の恵みを余すことなく活用するコンセプト。レシピは地元料理人が監修し、同協議会メンバーの積丹やん集小道協議会が原料の調達から商品開発、製造販売までを担当している。


掲載日:2024.11.04

各地域の課題整理-道の第2回検討会議-


 道は10月31日、第二水産ビルで、第2回目となる「コンブ生産安定対策検討会議」を開き、天然コンブの生産回復・安定化に向けた課題の整理や対策の方向性について意見を交わした。今回は各地域の課題や要望などを整理。コストのかからない雑海藻駆除の手法や技術的指導、研究機関の取り組み・成果の漁業者への共有、減産要因や着生不良などに関する調査を望む声が挙がった。コンブの種類に応じた地域ごとの漁場管理や雑海藻駆除などの対策の必要性についても確認した。


掲載日:2024.10.28

サロマ湖カキ、3単協ともスロースタート

1年カキの殻むき作業(10月22日、浜佐呂間漁港)


 サロマ湖で養殖カキの水揚げが始まった。今季の身入りは昨年より遅く3単協(湧別、佐呂間、常呂漁協)ともスロースタート。むき身の日量は22日現在、湧別が550キロ、常呂が200キロと少なく、佐呂間は水揚げを見合わせている。一方他産地も低調なことから、浜値は前年同期の2倍以上となるキロ3千円前後で推移。22日は2千円台に下げたが高値基調を継続している。


掲載日:2024.10.28

群落形成など効果


 潜水業務や海洋土木工事などを手掛けるジオテック株式会社(札幌市・井澤貞登社長、電話011・823・2033)は、2011年から古宇郡漁協の磯焼け対策として藻場造成事業を推進している。毎年10月に磯焼けが著しい泊村海域を対象に栄養塩の供給作業、高圧ジェットによる岩盤清掃作業、ウニの移殖に取り組みモニタリング調査を実施し、対策事業区域の岩礁地帯でホンダワラ類やワカメの新規群落を形成するなど一定の効果を発揮している。


掲載日:2024.10.28

北海道の秋サケ定置網、盛り上がりなく終盤


 北海道の秋サケ定置網漁は10月後半に入って根室・北部、オホーツク・東部の斜網地区が日量は落ちながらも上積みしている以外は盛り上がりに乏しく推移。オホーツク・西部の宗谷管内、中部の雄武、沙留などは2018年を底に一昨年までの増産基調から一転し、前年比減の漁期前予測をさらに下回り、2年連続の大幅減産のまま終盤を迎えている。


掲載日:2024.10.28

船採り用膝当て好評

擦れや裂けに強い生地で外側を補強した船採り用の膝当て


 潜水用スーツなどの製作販売・修理を手掛ける広尾町の「KANBARA(カンバラ)」(勘原賢三代表、電話01558・2・4876)は、浜の声を参考に一工夫加えた漁業装備品も製作。コンブなど船採りで使う膝当ては強度の高さと固定力に優れたつくりが特長で好評を博している。


掲載日:2024.10.28

サロマ湖3単協稚貝おおむね確保


 サロマ湖3単協(湧別・佐呂間・常呂漁協)の稚貝本分散は、必要量をおおむね確保し、10月中旬までに終了した。来季の採苗に向けては採苗器の増加も視野に検討していく。


掲載日:2024.10.28

小樽市漁協秋シャコ、日量平均150箱

シャコの網外し作業(10月21日、高島地区)


 小樽市漁協の秋シャコ漁は10月15日に解禁した。22日までの出荷数量は累計でメス殻付きが1.6トン、オス殻付きが1.7トン。浜値は初売りとなった18日の高値でメス殻付きLがキロ7千円、オス殻付きLが1万円を付けた。漁協の担当者は「浜値は例年に比べ若干高め。身入りはこれから」と説明する。全体の日量平均は150箱(1箱5キロ入れ)ペースで推移。22日には20隻で1.8トンを水揚げし、浜値は高値でメス殻付きLがキロ4800円、オス殻付きLが4500円だった。


掲載日:2024.10.28

道産煮魚、低温調理・急速凍結で差別化-旭川市の水産卸・加工 くまだ-


 水産物卸・水産加工を手掛ける旭川市のくまだ株式会社(熊田泰也社長、電話0166・47・1310)は、北海道産を主体に加熱調理済みの「煮魚シリーズ」の商品展開に乗り出している。従来一般的なレトルト加工ではなく、低温調理のふっくら食感で差別化。昨年11月に地元・旭川市のスーパーで販売を始め、今年から地元外への売り込みを本格化している。


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