電子版 電子版サンプル

新聞記事

水産業向け一覧

掲載日:2025.11.17

北米・欧州増益に貢献、水産資源セグメント決算-


 マルハニチロ株式会社の2026年3月期中間期決算は、北米ユニットの大幅な収益改善や好調な欧州事業が貢献し、営業利益は前年同期比16.6%増の187億となり、中間期では過去最高益を更新した。売上高は0.9%増の5367億円、経常利益は16.8%増の183億円。10日の決算説明会で小関仁孝常務執行役員は水産資源セグメントについて「中期経営計画で掲げた北米の収益改善や漁業の操業効率改善により、全体では前年対比で増益」であることを明らかにした。


掲載日:2025.11.17

高グレードが不調、飲食店は価格優先傾向強く-東京都・豊洲市場、北海道産マダラ白子-

需要期ピーク直前の釧路産マダラ白子


 東京都・豊洲市場の北海道産マダラ白子消流は、大衆居酒屋向けの安価な商材が順調に動く一方、料理店向けの高級品は低調に推移している。消費者の倹約志向などで飲食店需要が価格優先の傾向。浜の天候悪化で集荷にも苦戦している。


掲載日:2025.11.17

三陸やまだ漁協、トラウトサーモン自家稚魚の成育順調

1尾平均450グラムで搬出


 岩手県の山田湾で養殖トラウト「岩手・三陸・やまだオランダ島サーモン」を手掛ける三陸やまだ漁協(菊地敏克組合長)は12日、試験養殖期間を含め5季目で初の自家生産種苗7トン(約1万5500尾)を海面いけすに投入した。秋サケふ化場を有効活用したもので、関係者によると「成育は順調」。同漁協は今季、県内他産地の種苗を含め40トンを投入、来年4月からの出荷を予定し、160トンの生産を見込む。


掲載日:2025.11.17

津波に耐えたカキ、身入り増 支援に応え出荷


 宮城県気仙沼市大島で、7月末に発生したロシア極東カムチャッカ半島地震の津波で甚大な被害を受けた養殖カキ生産者が身入りの良いカキを消費者に届けようと奮闘している。市によると同地域の被害額は約1億4千万円で、被災漁業者を支援するクラウドファンディングも実施された。むき身カキを出荷する株式会社ヤマヨ水産の小松武代表は「応援して良かったと思ってもらえるようなカキを届けたい」と懸命に前を向く。


掲載日:2025.11.10

道南太平洋 スケソ序盤、シケ多く薄漁に拍車

厳しい漁況が続くスケソの網外し(11月5日、登別漁港)


 道南太平洋のスケソ刺網漁は10月1日に解禁したが、胆振管内の主産地・いぶり中央漁協は薄漁に加えて、シケで網揚げを余儀なくされるなど操業回数も伸び悩み。ハシリから水深400メートル前後で操業する着業者は「群れは薄く、シケがあるとなおさら厳しい」と序盤の漁模様を示す。一方、浜値は昨年同様に薄漁高値の滑り出し。地元加工業者は「最近は卵成熟が早期傾向。真子の時期も集中している」と、今後の漁況を注視している。


掲載日:2025.11.10

釧路3単協シシャモ 出足の漁、昨年上回る


 釧路3単協(釧路市、釧路市東部、昆布森)のシシャモ漁は、初日の10月30日に約2.4トンを水揚げするなど昨年を上回る出足となった。釧路市漁協の関川正元釧路ししゃもこぎ網漁業部会長(由栄丸)は「この後も獲れてくれれば」と期待する一方、「今年はシケが多いのが気がかり」と心配。浜値は強含みで、操業3日目にはキロ4千円台まで上昇した。


掲載日:2025.11.10

札幌市場生筋子、集荷厳しく最低数量


 終盤を迎え、6日で1万4千トン台の大不漁に見舞われている北海道の秋サケ。メスの浜値は大手加工業者を主体にいくら製品の原料手当てで空前のキロ4千円超まで上昇し、生筋子相場は異次元のキロ2万円台半ばまで高騰した。量販店は大半が品ぞろえレベルの売り場構成に終始。札幌市中央卸売市場の取扱数量は例を見ない低水準に落ち込んでいる。


掲載日:2025.11.10

オホーツク海ホタテ10月末16%減24万2390トン


 オホーツク海沿岸の漁場造成を含む10月末水揚量は、前年同期比16%減の24万2390トンとなった。北部は4%の微減だが南部は23%減と苦戦。計画達成率は94%となり北部が軒並み達成したものの南部は西網走を除く7単協が未達。歩留まりは6~8%台に低下、組成は5Sまたは6S中心。浜値はキロ100円台後半に下げた漁協もあるが、引き続き300円台後半~200円台と堅調に推移している。


掲載日:2025.11.10

「釣りきんき」増加傾向

船上活じめブランド「釣きんき」


 網走漁協の船上活じめブランド「釣きんき」の水揚げが上向いている。着業する第五十八勝喜丸(34トン)の木村剛船頭は「1航海で多い時は60~70箱。秋口から増えてきた」と好感触。浜値は高値基調で1箱(3キロ)5尾はキロ1万5千円前後を付けている。


掲載日:2025.11.10

昆布輸入、中国産1400トン見込み-日昆-


 日本昆布協会(瀬川靖会長)は6日、横浜市の新横浜プリンスホテルで秋の例会を開き、本年度上期事業の実施内容を報告した。輸入昆布は主力の中国産が1400トンの見込みで、9月末時点で315.6トンを搬入。消流宣伝では大阪・関西万博や食育イベントに参加、だしの奥深さや取り方を教えたほか昆布の魅力をPRした。


アーカイブ
カテゴリー
RSSフィード

このページのTOPへ戻る