宮城ほや協議会(田山圭子会長)はホヤの認知度向上や消費拡大に貢献した個人・団体を表彰する制度を新たに設けた。第1回には増毛町出身のフレンチシェフ三國清三さんと、石巻市出身で宮城県を中心に活動しているシンガーソングライターの萌江さんを選定した。18日に東京都内で感謝状の贈呈式が行われ、三國さんが出席。ホヤとの出会いやその後のシェフ人生との関わりについて熱心に話した。
大規模な山林火災に見舞われた岩手県大船渡市で、養殖ワカメの収穫が15日から本格化している。避難指示のため10日まで立ち入りが制限されていた綾里漁港でもボイル作業場が並び、漁業者らは「品質は良い」と口をそろえる。例年より10日ほど遅れて、浜は再び動き出した。
今季第1回の生ウニ事前入札会が14日、岩手県漁連北部支所で行われた。山田湾内111号の14、17、19、21日の4日間の水揚げ分が対象で、キタムラサキウニ(シロ)1号品に10キロ当たり20万5千~16万7800円、2号品に同8万~6万円の値が付いた。エゾバフンウニ(アカ)1号品は同14万円。2号品は同7万円だった。
渡島噴火湾3単協(落部・森・砂原漁協)のエビかご春漁が始まった。ボタンエビは昨季の序盤と同様に振るわず1隻10キロ前後の水揚げ。一方、混獲のオオズワイガニは小型傾向にあり「数量も昨季より少ない」と話す着業者も多く、漁模様に地域差がみられる。
日高中央漁協様似地区のタコ空釣縄漁は、2月以降にミズダコの漁獲量が増加した。着業者は「昨年は数えるほどしかなかったトン単位の水揚げが続いた」と赤潮以降の資源回復を実感。一方「ヤナギダコは全然いない」と今後の漁況を注視している。
渡島噴火湾6単協(長万部・八雲町・落部・森・砂原・鹿部漁協)の加工貝(2年貝)は、全域的に小型傾向となる中、へい死率は低水準とみられ、着業者は終盤に向けた成長の伸びに期待している。一方、浜値はキロ600~500円台中盤と依然、高値で推移している。
えさん漁協のサクラマス釣漁は、総体的に低調な水揚げで推移し、浜値が高騰している。着業者は「漁模様が悪すぎて操業していない人もいる」と話している。椴法華地区の小田潤さん(第十八宝丸)は1月から本格的に操業しているが「今年は特別悪い」と実感。「昨年は200尾釣る日もあり今時期もまだ30~40尾は揚がっていたが、今年はさお1本で最多が70~80尾。それが2月中ごろで、以降は徐々に落ちた」と説明。「餌となる小さいイワシがいない」とも話す。続けて「ここ最近は特に振るわず、さお1本で10尾ペース」と苦戦。他地区で獲れたとの情報が入り今後に望みをつなぐが、「例年4月になると定置も入り漁は下火になる」と傾向を示す。
「TOSPACK」シリーズで知られる真空包装機国内最大手の株式会社TOSEI(東京都品川区)は、初出展した「スーパーマーケット・トレードショー2025」(2月12~14日、幕張メッセ)で、密着真空包装機(スキンパック)対応機を紹介し、来場者の関心を集めていた。同社による待望の国産機種で、低価格や使いやすさを追求して完成させた。食品ロス削減や売り場でのこれまでにない陳列方法など食品業界に新たな風を吹き込んでいる。
「海明け」を告げるオホーツク海産の毛ガニが21日、札幌市中央卸売市場に初入荷した。入荷量は、カネシメ髙橋水産株式会社、丸水札幌中央水産株式会社の両荷受合わせて4キロ発泡で「昨年並み」の600箱。初競りで中心相場もほぼ昨年並みに付いたが、最高値は4尾サイズでキロ3万円(税抜き)と異例の「ご祝儀相場」となった。枝幸、雄武、沙留主体にサイズは5・6・7尾中心で「大きめ」と荷受担当者。卸値は1番手がキロ9千円前後、2番手が7千円前後。最高値で落札したキテネ食品館に鮮魚店を構える吉本水産株式会社の仕入れ担当者は「安定入荷に期待を込めた景気付け」と笑顔を見せた。
一般社団法人北海道水産物荷主協会(会長・長谷川博之株式会社イチヤママル長谷川水産社長)は11日、札幌市の京王プラザホテル札幌で第61回全国水産物大手荷受・荷主取引懇談会を開いた。異常気象の頻発など環境変動、主要魚種の長引く漁獲低迷、エネルギー・原材料の高騰などの情勢を踏まえ、道産水産物の安定供給、評価向上の役割、使命遂行に向けた総力結集を確認した。