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新聞記事

水産業向け一覧

掲載日:2024.01.29

青森県産ヤリイカ入荷、高値スタート-東京都・豊洲市場-

今後の販売に期待がかかる鰺ケ沢町産のヤリイカ


 東京都・豊洲市場で1月後半から青森県鰺ケ沢町産ヤリイカの入荷が始まった。正月商戦の反動が落ち着きだす1月下旬に入り、販売の回復や子持ちの増加に期待がかかる。仲卸業者は「3年ほど前から卵の有無で選別が始まり売りやすくなった。現在はまだ子持ちの割合が低いものの、あと2週間ほどで子持ちのみの荷が見えてくる」と販売攻勢に意欲を見せる。


掲載日:2024.01.29

独自乾燥技術を後代に


 関連産業向けに乾燥機を展開する株式会社オカドラ(横浜市、金井正夫社長)は22日、エネルギー・インフラ・食品・環境分野で多角的な事業を展開する清本鉄工株式会社(宮崎県延岡市、清本邦夫社長)と資本技術提携を結んだ。オカドラが保有する優れた技術を次世代に継承させるもので、導入するユーザーにとっても利便性の向上が期待できる。同社は独自の乾燥技術を用いた魚粉製造プラントや食品残さなどの産業廃棄物処理施設などを幅広く手掛けており、提携を軌道に乗せることで利用する関連産業の発展に寄与したい考えだ。


掲載日:2024.01.29

磯焼け対策促進へ知見共有-札幌で連絡会議-


 日本海沿岸を中心に発生している磯焼け対策の促進を目的に道が設立した「北海道磯焼け対策連絡会議」が19日、札幌市の第2水産ビルで開かれた。漁協、自治体、民間企業、試験研究機関などが出席。ホソメコンブ群落の形成条件に関する研究、岩ノリの増殖技術、漁港水域の活用に向けた藻場造成による有害プランクトンの発生抑制や効率的な藻場分布調査手法の開発などの取り組みを情報共有した。


掲載日:2024.01.29

標津スケソ一時1隻3トン

網数を減らし水揚げしているスケソ(1月24日、標津漁協市場)


 標津漁協のスケソ刺網は、1月上旬に一時上向いた。揚網後の安定航行に支障を来すため網数を減らし操業しており、1隻で日量3トン程度の水揚げに抑えている。ただ中旬以降は荒天が多く足踏みしており、留め網が利くカレイ刺網でつなぐ着業者も少なくない。


掲載日:2024.01.29

函館真昆布を広く発信


 函館真昆布の魅力を発信し消費拡大、販売促進への機運を高めることを目的としたイベント「魅力再発見。世界に誇る『函館真昆布』」が21日、函館国際ホテルで開かれた。昆布関係者や市民ら170人余が参加。講演やパネルディスカッションを通し函館真昆布の特性、生産の現状や課題について理解を深めるとともに、昆布料理の試食も振る舞われ、ユネスコ世界無形文化遺産にも登録される「和食」を支えてきた昆布やだしの奥深さを再認識した。


掲載日:2024.01.29

根室海峡けた引き大型組成でスタート


 根室海峡のホタテけた引が始まった。野付尾岱沼の根室管内5単協(歯舞・根室・根室湾中部・別海・野付漁協)共同海区は、1月に4海域で48隻が操業開始。29号巽沖造成、外海天然造成が日産60トン、29号外海造成が30トン、野付単有が20トンペース。29号外海は小ぶりだが韓国向け活貝需要が堅調、ほか3海域はL、M中心で高値基調だ。


掲載日:2024.01.22

日本海マダラ底堅く

切り身やタチが並ぶ札幌市内量販店のマダラ売り場


 近年好漁の道内マダラ漁。今季は白子(タチ)の成熟、鍋需要到来で本格化する商戦前半の昨年内が主要加工地・根室など道東で減産模様となり、浜値が強含み。年明けは日本海がシケもからんで、昨季より堅調に推移している。市況は底引や青森県の漁況、組成などで変動するが、流通業者は加工原料需要などで大幅な値崩れはなく、底堅い展開を想定している。


掲載日:2024.01.22

密漁事犯が後絶たず、漁業関連違反、3年連続増加


 海上保安庁は17日、2023年の海上犯罪取り締まり状況(速報値)を発表した。全体の送致件数は前年比133件減の7190件、送致人員は86人減の4693人。その中でも漁業関係法令違反の送致件数は、3年連続の増加となり、各種法令別送致件数の中で最も多くの割合を占めている。


掲載日:2024.01.22

「息の長い対策を」能登地震の復興へ要請


 全漁連は15日、農林水産省に対し能登半島地震の復興に関する緊急要請を行い、森健水産庁長官に要請書を手渡した。坂本雅信会長は「水産庁を挙げて支援していただいたことに感謝申し上げる」とした上で「漁村、漁港、漁港設備、漁船などの被害が能登半島中心に起きている。漁業者の生活の再建と漁業の生業復興に向け、長期間にわたる息の長い対策が必要になると思われるが、よろしくお願いしたい」と要請した。


掲載日:2024.01.22

東北産ムール貝業務筋に定番需要-東京都・豊洲市場-

洋食・和食問わず、一定の引き合いがある青森県産ムール貝


 東京都・豊洲市場の東北産ムール貝消流は固定客を持つ仲卸業者が定番で仕入れている。ただ、以前ほど安定した入荷が望めず、仲卸業者は頭を悩ませている。
 卸値は青森県産や宮城県産がキロ800円ほど。「数量が多い年は宮城県産で400円の場合もあったが、最近は現在の価格で安定している」と説明。引き合いは「入荷すれば必ず買っていく客はいる。また、新規客には青森産は身入りが良いと説明している」と拡販に努めている。


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