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新聞記事

水産業向け一覧

掲載日:2018.05.28

三陸でホタテ、ホヤ貝毒猛威

 三陸でまひ性貝毒が猛威を振るい、水揚げに深刻な影響を及ぼしている。出荷自主規制の広域化、長期化により、ホタテは宮城県でストップ、岩手県でも激減。岩手では盛漁期のホヤも主産地で水揚げできず、減産や養殖サイクルの狂いが心配される。生産者は収入が、加工業者は扱いが大きく減り、「いつまで続くのか」と不安だ。岩手、宮城の現状を県ごとに2週に分けリポートする。


掲載日:2018.05.28

春定置、トキ好発進/えりも漁協

トキサケの荷揚げ作業(21日、えりも港)

 えりも漁協の春定置は、トキサケが好調な滑り出しを見せている。地区差はあるものの、「例年より2週間ほど早く量がまとまっている」と同漁協。組成は小型に傾斜、単価は安値基調だ。
 7日にスタートし、9カ統が操業。トキサケは20日現在で数量が前年同期比の12.2倍の11トン、金額は11.3倍の1700万円、キロ平均単価は7%安の1545円。


掲載日:2018.05.28

急速チルドで鮮度保持/ハケタ水産の蒸しホタテ

新製品の「蒸しほたて」。スラリーアイスに浸り、冷却される

 青森県平内町の(株)ハケタ水産(八桁由悦社長、電話017・756・2100)はよりうま味を引き出し、閉じ込めることにも成功した高品質な蒸しホタテ製品を完成させた。チルド品として流通させる。もともとの主力である蒸しホタテに、スラリーアイスやガス置換包装機など新設備を導入し、よりグレードを高めた製品に仕上げた。鮮度を保持したまま消費期限が延長したことで遠い地域にも売り出せる。海外展開も計画する。


掲載日:2018.05.28

サクラマス順調/猿払村漁協の春定置

サクラマスの箱詰め作業(23日、浜鬼志別漁港)

 5月連休明けに始まった猿払村漁協の春定置はサクラマスが順調だ。例年は5月末ごろから増える特大サイズも出足から揚がっている。一方、ニシンやカスベも大量に乗網しており、単価安で選別の手間もかかるため着業者は困惑気味だ。


掲載日:2018.05.28

さお前、解禁目前

 歯舞、落石、根室の3漁協が操業する貝殻さお前コンブ漁が6月1日に解禁する。5月17日に実施した前浜調査(友知~納沙布岬)によると全般的に着生・生育状況ともに良好。流氷被害も受けていない。着業者は「あくまでも前浜の資源状況。ただ操業日数さえ確保できれば貝殻でも良い漁ができるのでは」と期待を膨らませ、出漁に向け準備を進めている。


掲載日:2018.05.21

1魚種専門の飲食店 東京都心に続々オープン

 飲食の魚種専門店といえば、カキを提供するオイスターバーが先行、今では全国規模だ。近年では東京、大阪を中心にサバの専門店も頭角を現し、事業を成功させている。このほど東京に、ホタテ、ウニなど北海道ゆかりの商材を提供する専門店が立て続けにオープン。話題性、機能性、それに「インスタ映え」など、特に女性の心をつかむのに成功、幸先のいいスタートを切っている。


掲載日:2018.05.21

岩手塩蔵コンブ2~3割安

 岩手県産養殖コンブのボイル塩蔵製品初入札が16日、大船渡市の県漁連南部支所で開催された。主体の長切1等は10キロ3900~3730円で落札され、昨シーズン初回を2~3割下回った。昨シーズン産の在庫が下げ要因とみられる。上場は1228箱(1箱15キロ)。


掲載日:2018.05.21

落石漁協新造船 「今季はこれで」張り切る3隻

 間もなく始まるコンブ漁期を前に、落石漁協長節地区の着業者3人が船外機船を新造。16日、昆布盛漁港で関係者らにお披露目した。貝殻さお前や春クキナガコンブ(バフラ)で始動する。
 第三十一琉豊丸(佐藤正司船主)、第十八福吉丸(小林明彦船主)、第三十五重宝丸(木村真実船主)の3隻で、いずれもFRP製。前船の老朽化に伴い新造した。


掲載日:2018.05.21

斜里・ウトロ 春定置、良型マス順調

良型のサクラマス (上)とタンク取りのニシン

 斜里第一、ウトロ両漁協の春定置は連休明けの7日に始まり、サクラマスが出足から型が良く、水揚げも順調だ。ニシンも近年にない大量乗網。今後、昨年低調だったトキサケの伸びに期待がかかる。


掲載日:2018.05.21

宮古市場電子入札、移行を完了

タブレットで応札する買受人

 岩手県の宮古市魚市場は電子入札システムを本格導入し、販売業務のペーパーレス化を進めている。買受人への説明会などを経て段階的に進め、一部のシステム化困難な入札を除き全ての移行が完了した。今後始まるイカや秋サケも電子入札に対応予定だ。三陸では大船渡に続き2例目。競り販売では動画で記録する。


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