農林水産省が5月28日に公表した2019年漁業・養殖業生産統計によると、全体の生産量は416万2800トンで、前年に比べて25万8千トン(5.8%) 減少した。 そのうち、海面漁業の漁獲量は319万7千トンで、前年に比べて16万2500トン(4.8%)減少。サバ類やサンマの減少が影響した。海面養殖業の収獲量は91万2400トンで、前年に比べ て9万2500トン(9.2%)減少。 内水面漁業・養殖業の生産量は5万3317トンで、前年に比べて3489トン(6.1%)の減少となった。
北海道大学低温科学研究所、東京大学大気海洋研究所、長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科による共同研究グループは5月26日、これまで明確に理解されていなかったグローバルスケールの海洋循環(海洋コンベアベルト)の終着点に位置する北太平洋の栄養物質循環像を明らかにした。
公益社団法人北海道さけ・ます増殖事業協会(亀田元教会長)は5月26日、2022年度以降5カ年間の増殖事業・増殖体制などの在り方を協議する「第5期増殖体制検討協議会」を発足させた。6回開き、22年2月をめどに報告書をまとめ、同3月に理事会に最終答申する予定。
古宇郡漁協の漁業者グループ8人で組織する合同会社「泊村ホタテ養殖部会」(山村伸幸部会長)は、4期目となる今季の半成貝出荷量が昨季比約100トン増の約300トンに上る見通し。一方で新型コロナの影響で韓国向けの輸出が急減、国内の加工用に大半を仕向けている。
北大大学院水産科学研究院の三上浩司准教授(理学博士)はこのほど、函館市入舟の漁港内で養殖ノリ(スサビノリ)の変種「入舟スサビノリ」を発見したとオンライン科学雑誌に発表した。本種に比べ幅が広く大きいのが特長。効率のいい成長が期待でき、全国の養殖用への普及を願う。
白糠漁協のタコ縄漁が5月下旬に終漁した。数量は昨シーズン比8%増の659トンと近年最高に。山田明タコ縄部会長は「終盤はタコが岸寄りせず思ったほど揚がらなかったが、資源を残す格好となり良かったのでは」と話す。一方で、キロ平均単価は同20%安の458円に下落、金額は同14%減の約3億円(税込み)となった。
釧路市東部漁協の若手漁業者らは、かごで漁獲したアイナメを中心にブランド化に乗り出した。良型を厳選して餌吐きを徹底、神経じめを施した後に内臓処理まで行う。荷造りでは鮮度保持効果のある窒素氷を活用。「CLASSIC FISH」の名称で、魚に添えるタグも作成。「マイナーな魚種をメジャーに」との思いを込め、5月末の初出荷を予定している。
(株)マルタカ髙橋商店(根室市、髙橋博社長)が道南・知内町に建設を進めていたウニ加工施設がこのほど完成した。不純物の混入を防ぐため各作業部屋を仕切るほか、耐熱・耐酸性に優れ強度が高い床材を採用するなど衛生面を重視したつくり。品質を保つ恒温高湿庫やコールドテーブルといった機器類も設備。知内産を中心に扱う新たな加工拠点として4月から稼働している。
宮城県石巻市寄磯浜のマルキ遠藤(株)(遠藤仁志社長、電話0225・48・2333)は、味だけでなくパッケージデザインにこだわった加工品を次々と開発している。ワカメやホヤ、ホタテ、ウニなど前浜産を生かした製品はどれも、中身を的確に伝えるデザインセンスが光る。「YORIISO」ブランドを掲げ、視覚的に訴え、より魅力的に見せることで売上アップにつなげている。
岩手県大船渡市の海鮮割烹「活魚 すごう」は、地元産ツノナシオキアミ(イサダ)を使ったメニューや加工品の開発に力を入れている。岩手県の尽力により用途拡大が進むイサダだが、同店はその気運よりも前に未利用資源として早期から着目していた。開発品を軸にアレンジメニューなど活用促進を進めていく。