北海道の水産加工業者がスクラムを組んだ「一般社団法人北海道食のブランド推進協議会」(理事長・高橋誠有限会社タカハシ食品社長)は、「北海道たべものがたり」の統一ブランドで北海道の食文化を発信、販路拡大を進めている。各社の特長を生かし、単独では困難だった新たな売り場の獲得など相乗効果も創出。水産品を中心に道産食品の認知向上、需要発掘に挑んでいる。
函館市は、水揚げ低迷が続く天然コンブの資源回復に向け漁場整備に取り組んでいる。繁茂不良を招く一因でもあるウニの移殖をはじめ、高圧洗浄機を用いた岩盤清掃、自然石の投入などを市内各浜で実施。来年6月ごろをめどに潜水調査を行い状況を確認する。
オホーツク海沿岸の10月末水揚量は、漁場造成を合わせ29万9775トン、達成率98%となった。北部の宗谷管内は前年同期比1割減、南部のオホーツク管内は7%増、合計は横ばいの30万トンに迫っている。5単協が3万トン以上を水揚げし、常呂が4万3500トンと唯一4万トン超え。浜値は歩留まり、アソートが低下しキロ100円台中盤と弱含みの傾向にある。
サロマ湖3単協(湧別・佐呂間・常呂漁協)で養殖カキの水揚げが始まった。気温が上昇した今年は湖内でも高水温となり、成育に影響するものと心配されたが身入りは良好で歩留まりが向上。さらに生存率も高いことから、着業者は「ここ数年で最高の出来」と声をそろえる。一方、引き合いは量販店を中心に堅調で、浜値はキロ千円台前半と4桁の好値を維持している。
大樹漁協のシシャモ漁は今年も厳しい出足となった。型は大きいものの1隻当たりの日量(箱数)は1桁が大半で、多い船で十数箱。岡嶋英樹シシャモ桁網部会長は「漁期前調査も過去最低の結果で資源減少を痛感しているが、少しでも望みを持ってこの後も操業を続けたい」と話す。
サロマ湖の養殖は、3単協(湧別・佐呂間・常呂漁協)とも3年貝の成長不足や稚貝の採苗不振に伴う粒数確保に苦戦を強いられる年となった。来季出荷用の耳づり作業は順調に進んだが、来季の相場に見通しが立たない中、着業者は不安を抱えている。
岩手県漁連は10月26、27の両日、2023年度第1期(11月分)県産アワビの浜値を決める事前入札会を盛岡市内で開いた。124.3トン(前年同期比0.3%増)の水揚げ予定数量に対し、10キロ当たりの平均単価は9万6593円(同29.5%安)。東京電力福島第一原発のALPS処理水海洋放出を受け、大消費地の中国が日本産水産物の輸入を全面的に停止したことが相場を大きく押し下げる要因になった。
宮城、山形両県で製造されている食品を売り込む「おいしい山形・食材王国みやぎビジネス商談会」が24日、仙台市青葉区の仙台国際センターで開かれた。水産加工会社など90社が出展。地元の食材や独自の技術を生かした自慢の商品を首都圏や関西の小売業者など75社にアピールし、販路開拓・拡大につなげた。
抜群の操作性と安全性、強力パワーで高シェアを誇る古河ユニック株式会社のトラック架装用クレーン。道北地区総販売代理店を担う旭川市の旭川日新商事株式会社(阿部裕充社長、電話0166・57・3371)が独自に考案した「網捌き」機能が、定置網の積み下ろし作業の効率化・省人化で雄武町や宗谷管内の定置業者に定評を得ている。クレーンのフックに装着したローラーを回転させ、網を巻き上げながらトラックの荷台や船の甲板などに下ろす動作が可能。特にラジコンで操作できるのが好評。既に導入実績は30台余りに上っている。
真空包装機最大手の株式会社TOSEI(東京都品川区)が、18、19日に札幌市内アクセスサッポロで開催された一般社団法人日本能率協会(JMA)主催の「観光・ホテル・外食産業展HOKKAIDO2023」に初出展した。国内シェア1位を誇る「TOSPACK(トスパック)」シリーズに、来場した業界関係者の熱い視線が集まった。