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新聞記事

2020の記事一覧

掲載日:2020.01.13

国の20年度当初・19年度補正予算 改革実行へ総額3005億円


 昨年12月下旬に閣議決定された国の水産関係予算は、2020年度当初予算が前年度比6.1%減の2034億円、19年度補正予算971億円を合わせた総額が3005億円となった。水産改革の実行に向け、政府は予算として2年連続で3000億円台を確保した。


掲載日:2020.01.13

大日本水産会白須敏朗会長年頭会見「不漁の原因解明が急務」


 大日本水産会の白須敏朗会長は、今年を水産改革が本格的にスタートする年と捉え、改革を支える3000億円を超える関連予算を充分に活用し、水産業全体の成長産業化を図り、業界を挙げて「水産日本の復活」に努めていきたいと示した。


掲載日:2020.01.13

JF全漁連岸宏会長年頭会見「成果の鍵は浜の気運」


 JF全漁連の岸宏会長は、本格化する水産改革について「浜からの気運なくして成果は上がらない」とし、漁業者一人一人が理解し、実行に移せるよう浜の先頭に立つ全漁連の役割を強調した。


掲載日:2020.01.13

水産庁山口英彰長官年頭会見 「改革実現へ一人一人が意識を」


 水産庁の山口英彰長官は6日、年頭記者会見を東京都内で開き、水産改革の実践について「実現には漁業者一人一人の意識が必要。そのためには漁業者が理解し、納得のいくものでなくてはならない」と語り、中央省庁としての今年の展望を示した。


掲載日:2020.01.13

標津町の北海永徳 前浜産 幅広く展開

高級スーパーのPB商品に採用されているサケフレーク


 標津町の株式会社北海永徳(永田雄司社長、電話0153・82・3963)は、秋サケ、ホタテの加工を主力に、カレイ・ニシン・ホッキなど前浜産の鮮魚出荷、干物・塩蔵・冷凍加工を展開。顧客ニーズに応じた商品づくりで売り上げを伸ばしている。今後、最新の急速凍結機を新たに導入。ホタテ玉冷の高品質化と併せて冷凍加工品の強化に臨んでいく。


掲載日:2020.01.13

岩手「大槌サーモン」始動


 岩手県内の秋サケ漁が記録的な不漁に苦しむ中、大槌町の新おおつち漁協(平野榮紀組合長)は日本水産株式会社(東京都、的埜明世社長)など4者と連携協定を結び、ギンザケとトラウトサーモンの海面養殖を試験的に始める。事業化を視野に入れた取り組みで、数年以内に年間生産量2000~3000トンを目指す。町内で養殖の一貫生産体制を確立し、加工業者への安定供給やブランド化につなげたい考えだ。


掲載日:2020.01.13

浦河スケソ、ドロクラゲも妨げ

水揚げが芳しくないというスケソの荷揚げ(9日、浦河港)


 日高中央漁協浦河地区の第三十一高徳丸(9.7トン)は年間で刺網中心に操業する。11月下旬でタラ網を切り上げ、12月からはカレイやスケソを水揚げする。船頭の髙城顕一さんは「数量としてババガレイは良いが、スケソが芳しくない」と話す。


掲載日:2020.01.01

道開く底力―散布のウニ養殖 困難乗り越え確立

養殖ウニの給餌作業。コンブを与え成長させる


 漁業法などの改正、海洋環境の変動など転換期にある水産業界。特にサンマ、イカ、秋サケなど主要魚種の資源低迷が深刻度を増している。ただ、これまでも試練は立ちはだかり、それを乗り越えるための挑戦が繰り返されてきた。強い水産業を築き、次代に継いでいくため、業界の底力発揮が肝要となる今。新たな道を切り開き、前進を続けている「先駆け」にあらためてスポットを当て、その手掛かりを探った。


掲載日:2020.01.01

石巻の海遊 6次産業化で安全に力

牡蠣ぽん」。東京・池袋にある宮城県のアンテナショップ・宮城ふるさとプラザ主催の「みんなで選ぶ宮城の食コン」で大賞を受賞


 カキやホヤ、ムール貝などの生産から加工・販売はじめ、オイスターバーの経営まで手掛ける株式会社海遊(宮城県石巻市雄勝町、電話0225・25・6851)。「生産者が食品衛生やリスク管理まで責任を持つことが大事。消費者も、作り手の顔が見える安全・安心を求めているはずだ」。自らもカキ養殖を行う社長の伊藤浩光さん(58)は、6次産業化を推進する理由をこう明かす。所得向上や雇用創出も生み出す「強い漁業」を目指す。


掲載日:2020.01.01

石巻のマルセ秋山商店 凍結技術に科学の力

最適な凍結方法でうま味を閉じ込めたホタテ玉冷


 宮城県石巻市の水産加工・有限会社マルセ秋山商店(秋山英輝社長、電話0225・24・0822)は、放射光を活用した冷凍食品の研究開発に取り組んでいる。超高性能の巨大な「顕微鏡」で水産物の身質などを調べ、筋繊維の向きなどから凍結方法を選択。消費期限や鮮度、品質の向上につなげている。秋山繁専務は「おいしさを客観的に可視化したい」と話す。マグロやカキなどに合った凍結方法を3月に公表する予定だ。


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