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新聞記事

2020の記事一覧

掲載日:2020.01.01

ひろの屋・下苧坪之典社長 北三陸のウニを世界へ

種市海岸(洋野町)の岩礁を削って造られた「ウニ牧場」


 ウニやワカメの加工・卸売などを手掛ける株式会社ひろの屋(岩手県洋野町、電話0194・65・2408)。今年5月に創業10年を迎える若い会社だが、中小企業庁の「はばたく中小企業・小規模事業者300社」に選出されるなど未来を見据えた事業展開が注目を集めている。磯焼け対策の一環で取り組む、配合飼料を活用したウニの養殖技術開発もその一つ。社長の下苧坪(したうつぼ)之典さん(39)は「海の恵みと美しさを次世代に引き継いでいくことが、水産業に携わる者に課せられた使命だ」と熱く語る。


掲載日:2020.01.01

道総研 魚食向上へ嗜好対応

「こつぱくっと」の商品第1号、余市町有限会社丸イ伊藤商店の「骨までまるごと一夜干し」


 「健康にいい」「栄養価が高い」などのプラスイメージの一方、「骨があって食べにくい」「生臭い」などの理由から年齢層問わず国民全体に進む「魚離れ」。その消費者嗜好(しこう)を踏まえ、魚食向上に貢献する水産食品の創出を目指し、食品加工研究センターを中心に道総研が開発したのが一夜干しレトルト製法。「こつぱくっと」と名付け、ニシンを皮切りに商品化魚種の拡大に臨んでいる。


掲載日:2020.01.01

ムール貝・ウニ・カキ 増養殖確立へ着実

昨年6月に出荷されたカキ


 回遊魚の水揚げ低迷や魚価安に着業者の減少が追い打ちをかけ、苦境に立たされている北海道日本海沿岸。その現状を自らの知恵と行動で変革しようと、後志管内では漁業者らが新たな増養殖事業の確立に向け挑戦を続けている。


掲載日:2020.01.01

海の豊かさ守ろう SDGs目標14各地で行動開始


 昨年6月の「G20大阪サミット」でも主要テーマに挙がったSDGs(持続可能な開発目標)。その目標のひとつ「海の豊かさを守ろう」では廃プラスチック製品による海洋汚染が世界的に環境問題として認識され、海をなりわいとする水産関係者に率先した行動が問われている。昨年、青森県八戸市では港単位・関係者連携で全国初の宣言を実施。北海道では漁協系統運動として「脱・抑プラスチック」を決議。具体的な取り組みが始動している。


掲載日:2020.01.01

ホタテ玉冷 内販で順調に消化

宗谷漁協のホタテ荷上げ作業(昨年11月)


 オホーツク沿岸の水揚げが30万トンを超えた昨年は、主力の玉冷生産を中心におおむね順調に消化された。玉冷は内販、輸出とも道漁連が示す計画通りの需要が見込まれ、特に回転ずしは幅広いサイズを消費。輸出は中国、東南アジアが堅調で計画を上回る可能性もありそう。3月の期末在庫は「重くならない」と、関係者は口をそろえる。


掲載日:2020.01.01

道信漁連 女性部員増を後押し


 女性の力で浜に活気を―。道信漁連(深山和彦会長)が漁協女性部の部員増を後押ししている。本年度から2021年度まで女性部加入促進事業を推進。株式会社セコマとの連携で電子マネー機能付き道女性連会員証を発行したほか、各浜の加工品販売を札幌で実施するなどの施策を展開している。


掲載日:2020.01.01

函館水試 ガゴメ促成養殖試験


 道総研函館水産試験場は、浜と連携しガゴメの促成養殖試験に取り組んでいる。2019年度は種苗センターを利用した成熟誘導(人工的に子のう斑を形成させる技術)と事業規模での採苗が可能となり、約8000メートル分の種苗を生産した。また、昨年夏の収穫ではえさん漁協日浦地区で品質的に良好な結果が得られるなど着実に前進。新たに戸井漁協の2地区も加わり、夏の収穫に向け養殖試験を進めている。


掲載日:2020.01.01

北海道秋サケ 15年級 不漁年級か


 平成以降最低だった2017年並みの来遊不振に陥った昨年(19年)の北海道の秋サケ。4年魚で回帰した15年級が不漁年級の様相を呈し、主群の5年魚となる来期も低来遊が懸念される。一方、3年魚の16年級は全道的に多めの来遊数を示し、来期4年魚での回帰動向が注目される。


掲載日:2020.01.01

北海道のカキ生産・消流 むき・殻付き安定出荷

量販店の鮮魚コーナーに並ぶカキ


 北海道のカキは、身入りが良く生産量が増えたサロマ湖産のむき身に加え、安定した数量を出荷している道東の殻付きを中心に、道内の量販店や飲食店の引き合いは例年並みで推移している。1年むき身の出荷量は昨年より多く浜値は弱含みの傾向。昨年11~12月の最盛期にはキロ1000円割れとなったが12月後半には1000円台前半まで持ち直しており、着業者は今後の観光客需要などに期待を寄せている。


掲載日:2020.01.01

ブランド強化へ GI、地域団体商標

北海道有数のシジミ生産地・網走湖の水揚げ作業


 生産地と結び付きの強い農林水産物の名称を品質とともに登録する地理的表示(GI)や、地域ブランドの名称を商標権として登録する地域団体商標の申請・出願が北海道でも増えてきた。最近では西網走漁協がGIに「網走湖産しじみ貝」、枝幸漁協と枝幸水産加工協が地域団体商標に「枝幸ほたて」の登録を目指している。


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