ホタテの新物商戦を展望する道水産物荷主協会(根田俊昭会長)主催の第25回全国ホタテ大手荷受・荷主取引懇談会が5月29日、京王プラザホテル札幌で開催された。生産量が落ち込んだボイルは販売手法の見直しやチルドの可能性に言及。昨年以上の内販消化が求められる玉冷は価格の再修正と大型組成に期待が集まった。
昆布を主軸に加工販売する有限会社札幌食品サービス(小板晴久社長、電話011・765・6533)は昨年、新たに自動計量機と包装機を導入、道産昆布5種と国産かつお節をベースにしただしを味わえる新商品「漁師のかあちゃんのみそ汁」(1袋6食入り)を開発した。
砂原漁協のカレイ刺網は、禁漁明け3~4月の薄漁を挽回するかのように、5月中盤からソウハチが盛り返してきた。多い時で日産5トン。着業者は今後の好漁に期待を寄せている。
株式会社極洋(井上誠社長)は5月28日、道内の取引先で組織する北海道極洋会(会長・武藤修札幌中央水産株式会社社長)を札幌市で開き、新中期経営計画(2018~20年度)の中間年となる今期の事業方針を説明した。事業の安定のため、水産商事の強化と同時に食品部門を拡充。また、海外マーケットの拡大に向け、成長投資を積極的に行う。
宮城県産カキのむき身出荷が5月末で終了した。県漁協石巻地区、石巻市東部、石巻湾3支所にとって国際認証「ASC」を取得して臨んだ初シーズン。感想や効果、来期以降の対応を石巻地区支所の須田政吉かき部会長(県漁協かき部会長)と小野寺賢支所長にきいた。
歯舞漁協の歯舞水産物ブランド化推進協議会は昨年から、トーサムポロ沼内でカキの養殖試験に取り組んでいる。
宮城県から半成貝を搬入し、かご養殖。昨年生産分は身入りも良く順調に成長した。今年は搬入量を増やし養殖する計画。将来的な新たなブランド確立に向け、生産技術の向上を図る。
株式会社寺岡精工はこのほど食品製造や物流現場に向けて提案する体験型ショールームを本社(東京都大田区)の近接地に開設した。説明を行う場だけでなく、ユーザーが自ら評価・検証・納得を実体験できることがコンセプト。HACCP義務化や食品ロス、人手不足など市場環境の変化が激しい分野で、ユーザーの課題解決を強化する。
今年から本格化した公海操業で漁獲されたサンマが5月28日に根室・花咲港で初めて荷揚げされた。操業船はシケに加え、群れが薄く、苦戦を余儀なくされ、出荷量は鮮魚3トン、冷凍5.3トンの計約8.3トンと低調。組成も平均100グラム程度と小ぶりで、採算性は厳しい滑り出しとなった。
日高中央漁協浦河地区のタコ箱船・第六智豊丸(4.9トン)は冷水機導入5年目を迎えている。 水温が上昇する6月末から10月にかけて活用。船頭の宇田豊さんは「夏の暑い時期でも100パーセント活で出荷できる」と利点を強調。「導入してよかった」と実感している。
水温が上昇する6月末から10月にかけて活用。船頭の宇田豊さんは「夏の暑い時期でも100パーセント活で出荷できる」と利点を強調。「導入してよかった」と実感している。