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新聞記事

2018の記事一覧

掲載日:2018.04.30

築地仲卸唯一のカニ専門、幸樹水産 浜高局面に対処

道産活毛ガニの入った幸樹水産店舗の水槽

 東京・築地市場の仲卸、幸樹水産株式会社はカニが専業。500を超える築地・仲卸にあってカニのみを扱う店は他にない。近年続いている毛ガニの浜値先行に猪又信幸社長は「顧客の動きははっきりと分かれている」と強調する。


掲載日:2018.04.30

松前さくら漁協大沢の鳴海さん親子 養殖2年目、ワカメ収穫適期つかむ

 松前さくら漁協大沢地区の鳴海年蔵さん・康之さん親子が着業するワカメ養殖は、本格操業2年目となる収穫を4月中旬に終えた。シケで種糸が切れ大幅に脱落したため、昨年同様少ない生産量に。ただ収穫期を昨年より2週間遅らせたことで成長は良く、来季に向けて手応えをつかんだ。


掲載日:2018.04.30

道さけます・内水面水試 DHA添加餌料の効果検証

 道総研さけます・内水面水産試験場は今年度、秋サケの回帰率向上への飼育方法の改良に向けた研究に乗り出した。DHAを餌料に添加し、遊泳力や母川記銘など健苗性を強化。サクラマスでの先行事例や水槽規模の予備試験で効果が見え、事業規模で検証する。近年春先の水温変動などが激しく、稚魚の降海時の初期生残の低下が資源低迷の一因に挙げられ、環境変化に対応した健苗生産につながる成果が注目される。


掲載日:2018.04.30

渡島噴火湾 ホタテ耳づり最盛期

耳づり作業。変更、欠刻が多く慎重な選別が求められる(23日、静狩地区)

 渡島噴火湾で稚貝の耳づり作業が最盛期を迎えている。懸念された成育は変形、欠刻が目立ち例年以上に丁寧な選別作業を強いられているが、耳づり本数の大幅な減少には至らず例年の7~8割程度を確保できる漁業者も少なくない。


掲載日:2018.04.30

寿都町漁協 海水氷で高鮮度流通

工程で使い分ける海水氷。荷揚げ時はシャーベット状でタンクに張り魚を冷やす(上)。出荷作業時は脱水氷を魚の上下に使う(下)

 寿都町漁協(小西正之組合長)は、漁獲物の品質向上によるブランド化を目指している。その一環として、国の水産業競争力強化緊急施設整備事業を活用し、海水氷の製氷機(株式会社ニッコー製)を導入。2月から稼働している。
 製氷機は、有戸漁港地区に設置。海底からくみ上げる海水をマイナス3度でシャーベット状に凍らせる。


掲載日:2018.04.30

石巻のマルセ秋山商店 県内初JFS―B認証取得

宮城県初の認証となったマルセ秋山商店の本社工場

 ホヤやホタテなどの取り扱いで知られる宮城県石巻市の有限会社マルセ秋山商店(秋山英輝社長)は3月、国際整合性のある食品安全管理規格「JFS─B」を取得した。一般財団法人食品安全マネジメント協会の規格で、HACCPにも対応。同県で初の認証となる。HACCP義務化に備えつつ、国内大手企業との円滑な取り引きや輸出再開を目指す。


掲載日:2018.04.30

羅臼の金澤造船所 船外機船にプロペラガード

操舵性を損なわないよう設計された船外機船(アルミ製) プロペラガードで水中のロープが絡む心配がない

 羅臼町でFRP・アルミ船の修理・製造などを手掛ける株式会社金澤造船所(金澤一社長)は船外機へのロープの接触を防ぐ「プロペラガード」を設置した船外機船を販売している。船体も独自の設計で水の抵抗を受けにくい構造で操舵性を確保。定置網やコンブ養殖などロープを張った場所での作業に最適だ。


掲載日:2018.04.23

北るもい苫前の小笠原さん親子 マガレイ船上活じめ

えらぶたの内側。迅速丁寧な処理がうかがえる

 北るもい漁協の苫前支所で刺網漁に着業する小笠原宏一さん(第十一宏恵丸=7.5トン)は、マガレイの船上活じめに挑戦している。えら切りの放血を試み4月中旬までに4、5回出荷。刺身で販売した地元飲食店からは「特産になり得る可能性を感じた」と高い評価を得ている。


掲載日:2018.04.23

丸二永光水産マルニ札幌清田食品の海外戦略

すし種・刺身商材製造の核設備の3Dフリーザー

 北海道産の生食商材を中心に手掛ける札幌市の㈱丸二永光水産マルニ札幌清田食品(佐久間利紀社長、電話011・886・6363)は、海外市場への販売を拡大している。米国の日本料理店など外食向けのすし種・刺身商材の供給が皮切り。昨年末から新たにタイの複合企業が展開するスーパー向けにミズダコ生冷品の製造に乗り出している。


掲載日:2018.04.23

宮城県石巻 コウナゴ連日100トン超

100トン超えが続く石巻漁港のコウナゴ水揚げ

 宮城県でコウナゴ(イカナゴの幼仔魚)の水揚げが本格化した。石巻市場では9日から漁がまとまり、10日以降は連日100トン超え。値も良好で小さなサイズはキロ1200~900円で推移。東海地方は資源保護のため禁漁になったが、福島県の試験操業は好漁で、今後の価格に注目が集まる。宮城は今季イワシが多く、これからの漁場形成に影響を与えそうだ。


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