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新聞記事

2018年7月の記事一覧

掲載日:2018.07.23

ウニ増殖溝で身入り上々、 岩盤掘削し移植放流

遠浅の岩盤を利用した宿戸のウニ増殖溝

  岩手県北部、洋野町宿戸の海岸線約6キロに全国でも珍しい、天然の地形を利用したウニ増殖場が広がる。岸から200メートルほど伸びる遠浅の岩盤に、沖に向け幅4メートル、深さ90センチの溝を40本掘り、沖のウニを移植。餌となるコンブなどの海藻が流入し、5月から良好な身入りとなり放卵期の8月中旬ごろまで安定する。7月半ばが甘味のピークとなる。


掲載日:2018.07.23

えさんの促成が最盛期、養殖ミツイシはほぼ終漁

水揚げが進んでいる養殖コンブ(18日、日浦漁港)

 えさん漁協の養殖コンブの水揚げはミツイシがほぼ終漁し、促成マコンブが最盛期を迎えている。日浦・尻岸内中心に一昨年まで数年続いた芽落ちやシケによる大幅脱落は今季もなく順調に漁期入り。ただコケムシの付着に頭を悩ます浜もあり、品質や水揚げ状況は地区でばらつきがある。


掲載日:2018.07.16

道内 陸上養殖が活発化

 北海道の漁業生産は一昨年、昨年と2年連続で100万トン割れとなり、流通加工など各方面に深刻な影響を及ぼした。今年は春ニシンの豊漁、シケ被害から回復に向かうホタテ、昨年比1.8倍の来遊予想が示された秋サケなど底打ちが期待される。ただ、海洋環境の変動や自然災害の頻発など前浜資源を取り巻く状況は不安定要素が高まっており、打開策を求め自然環境リスクの少ない陸上をはじめ養殖事業の取り組みが活発化している。


掲載日:2018.07.16

日定協総会 資源管理・経営改善柱に

 (一社)日本定置漁業協会は12日、東京都内で今年度通常総会を開き、2017年度事業報告18年度事業計画を承認。資源管理の適切な対応や定置漁業者の経営改善を柱とし、国や関係機関に対し明確に対処してもらうよう要請していくことで意思統一した。


掲載日:2018.07.16

陸奥湾春季実態調査 高い異常貝率 過去3番目

今年5月の半成貝出荷作業

 青森県はこのほど、陸奥湾養殖ホタテの本年度春季実態調査結果を公表した。2017年産のへい死率は平年値をやや下回ったが、異常貝率は調査を始めた1985年(昭和60年)以降3番目に高い数値となった。県は夏季の高水温に加え潮流にも注意した養殖施設の安定化や収容枚数の適正化を促している。


掲載日:2018.07.16

市場のHACCP 全水卸組連が手引書

 全国水産物卸組合連合会(全水卸組連)は、市場仲卸向けにHACCPの考え方を取り入れた衛生管理の手引書を作成することを明らかにした。早ければ今年度中の完成を目指す。食品に関わる事業者にはHACCP方式の導入が求められているが、小規模事業者では管理するポイントやリスクの設定などを自ら分析するのは困難。そこで業界団体がその考え方に基づいた手引書を示すことで導入の後押しとする。


掲載日:2018.07.16

春の叙勲 鎌田和昭氏に旭日双光章

 今年春の叙勲で旭日双光章の栄誉を受けた鎌田和昭・鎌田水産株式会社(岩手県大船渡市)代表取締役会長の受章祝賀会が6日、同市のホテルで開催された。約250人が受章を喜ぶとともに、地元の市議会議員をはじめとしての活動と功績、東日本大震災からの水産業の復興けん引をたたえた。いっそうの活躍とチャレンジに期待が集まった。


掲載日:2018.07.16

長万部漁協の潜水ウニ キタムラサキに軸足

 長万部漁協のウニ潜水漁が始まった。水揚量は例年並みだが、エゾバフンの身入りが低調なことからキタムラサキの水揚げに傾斜。浜値はエゾバフンよりキロ200円高でスタートしている。


掲載日:2018.07.16

根室湾中部漁協 カスベ 2.7倍の好漁

 根室湾中部漁協のカスベは6月末現在、数量が前年同期比2.7倍の222トン、金額は同2.3倍の4200万円と大幅に伸ばしている。ただ雑海藻のノロ(ケウルシグサ)が大量に刺網に掛かることが悩みの種で、着業者は「年々ひどくなっている」と頭を抱える。


掲載日:2018.07.16

岩手産コンブ初入札 在庫なく価格上昇

素干しコンブの品質を見る買受人(10日、県漁連北部支所)

 岩手県産養殖素干しコンブの初入札が10日、宮古市の県漁連北部支所で開催された。上場は重茂、田老町の両漁協で5421箱(1箱10キロ)。黒長切の1万4000円台など昨年初回を5~15%ほど上回る落札がほとんど。在庫払底が伝わる中、初回としては品質が良かったほか、先行する函館入札の高値も影響したとみられる。


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