サバやイワシ、タコを主力に扱う株式会社津久勝(茨城県神栖市波崎)は昨年11月、ニッコー(本社電話0154・52・7101)の海水シャーベット(以下、シルクアイス)を製氷する『海氷』(10トン/日)を導入した。
青森県の日本海側で養殖に関心が高まっている。養殖になじみは薄かったが、ホタテの試験成功を契機に、コンブ、マボヤ、イワガキなどにもチャレンジ。平成30年9月の区画漁業権切り替えで、養殖種目の新規や追加申請が相次ぎそうだ。背景にイカ釣りをはじめ漁船漁業の低迷がある。
いぶり噴火湾漁協有珠支所の中野龍一さん(第八幸運丸=1.7トン)は、春先のナガヅカ(ワラヅカ)刺網に着業している。浮子棚のイセは5.5割、足棚は5割の仕立て。作業場で漁具・漁法を説明してくれた。
道JF共済推進本部(福原正純本部長)は24日、札幌市の京王プラザホテル札幌で全道推進委員長会議を開き、昨年12月末加入実績を踏まえた年度末までの方針、29年度から始まる新3カ年計画案などを示した。引き続き、目標達成に向け全戸訪問などを実施、「チョコー」の保有保障金額維持などに努めていくことを確認した=写真。
マダラ商戦が後半戦に入った。年明け早々まで出足からの薄漁高値が続いていたが、1月中旬以降、広尾や釧路で水揚げが上向き、浜値も落ち着きだした。親製品は量販店の吸い込みが今のところ順調だが、今後の消流はニシンやマガレイなど春商材の水揚げ状況が焦点。一方、白子(タチ)は飲食店の引き合いが低調なままで盛り上がりに欠けている。
宮城県漁協は13日、東京・大手町のサンケイビルに「宮城牡蠣の家 大漁や」をオープンした。4月7日(予定)までの期間限定で、今年で3回目。同日オープニングセレモニーが開かれ、今村雅弘復興大臣、村井嘉浩宮城県知事らが出席。みやぎ絆大使でリオ五輪バドミントン金メダルの「タカマツペア」こと、髙橋礼華さん、松友美佐紀さんも応援に駆け付け、会場を盛り上げた。
総菜メーカーの株式会社ヤマザキ(静岡県)は今年、福島吉岡漁協と福島町と連携し養殖(促成)間引きコンブの製品化に乗り出す。2月に町内に新会社を設立、今春収穫する間引きコンブを生ベースで約100トン仕入れ、浅炊きなどの総菜に加工、全国に発信していく。
サロマ湖の氷下漁がスタートした。常呂漁協のチカは出足好調で14日現在の水揚げは昨年の4割増。2年連続で好漁している。佐呂間は昨年より1カ月早く操業開始。浜値は常呂の中でキロ160円台、佐呂間の小で280円と若干強含み。
「漁師の手づくりいくら」など6次産業化に取り組む銭亀沢漁協の柴田梅彦さんは昨年、消費者の少量志向に即した食べ切りサイズの「ハートいくら」を新たに作った。