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新聞記事

2017年12月の記事一覧

掲載日:2017.12.11

青森、秋サケペースダウン

水揚げが減少に転じた秋サケ(4日、三沢市場)

 青森県の秋サケ漁獲は12月に入り減少に転じた。太平洋の三沢市場では豊漁の続いた定置1カ統が続落、白糠でも1日2千尾前後にペースダウン。津軽海峡の大畑では300~400尾とブレーキがかかった。「もうひとヤマ」に願いがかかる。価格は高騰が続く。


掲載日:2017.12.11

「銀聖」消費拡大へ・・・麹漬け切り身商品化

銀聖を使った麹漬け「銀花の舞」

 えりも町の有限会社入山佐水産(佐藤勝社長、電話01466・2・2223)は、日高のブランドサケ「銀聖」を使った麹漬けを商品化した。佐藤社長はえりも漁協所属の定置業者で、「銀聖」のブランド化に取り組む日高定置漁業者組合の組合長。平成13年の「銀聖」誕生以来、販促・宣伝活動の実働を担っており、一層の消費拡大に向け、テレビショッピングなどで発信していく。


掲載日:2017.12.11

魚種・サイズ問わず連続処理可能フィレマシン

マシンへの投入。運転スイッチを押すだけ

 理工エンジニアリング(株)(高知県高知市、有光功社長)は斬新なフィレマシンを完成させた。無調整のまま簡単操作で、大型魚を魚種・サイズを問わず、混載、連続加工ができる。漁獲量が低減する一方で、地域によっては今まで見られなかった魚種が捕れるようになるなど予測が困難な時代。水産加工機械の開発を自ら行う有光社長は「このマシンがあれば、ある程度の大型魚はカバーできる」と自信を示している。


掲載日:2017.12.11

サバ自動選別装置/青森県食品総合研究所

サバの自動選別装置

 青森県産業技術センター食品総合研究所(八戸市)がサバの自動選別技術を開発、実用化した。毎分100尾をマサバ、ゴマサバの種類別と素脂肪分で分ける。「八戸前沖さば」のブランド力向上が狙いだ。選別装置は同市の加工企業で3月まで実証試験。その後、民間での導入が期待される。


掲載日:2017.12.11

増産計画しスタート/野付けた引

 野付漁協・尾岱沼漁港に水揚げする根室海峡共同海区のけた引が1日、スタートした。29号の巽沖造成と外海造成で27隻が日産200トン弱を水揚げ。浜値はキロ300円前後で推移している。


掲載日:2017.12.11

出足昨年の2割/ひやま漁協スケソ延縄

切れ間に入ったスケソ(5日、乙部漁港)

 ひやま漁協のスケソ延縄が11月20日に始まったが低調な出足だ。同月単月の水揚げはシケが絡んで出漁回数が伸びず、前年同期比8割減。12月に入って出漁頻度は上がったものの、全船で日量1~2トンと振るわない。


掲載日:2017.12.11

前浜・苫小牧産で訴求力/王子サーモン

薫製加工の塩蔵切り身

 スモークサーモンのブランドメーカー・王子サーモン(株)(本社・東京、佐藤徹社長)は今季産で秋サケ商品を拡充している。自社工場を構える苫小牧産を使用。刺身用フィレーや市販用いくら、ギフト向け塩蔵姿切りなどを新たに投入。原料は漁獲時期を限定し厳選。水揚げ後迅速に処理できる産地加工の高品質を売りに販売拡大に乗り出している。


掲載日:2017.12.11

機械化や若者獲得策も/北海道昆布漁業振興協会の懇談会

 北海道昆布漁業振興協会(川崎一好会長)の「平成29年度北海道昆布漁業に関する懇談会」が7日、札幌の水産ビルで開かれた。今回は道内6地区の漁業者や水産試験場など関係機関の担当者らが参集。採取期間や出荷時期の見直し、陸作業の機械化や軽減対策などをテーマに意見を交わした。


掲載日:2017.12.11

イシモチ中心に好値/八雲町のカレイ刺網

好値を付けているイシモチガレイ(5日、八雲町漁協市場)

 八雲町漁協のカレイ刺網は、11月後半からイシモチガレイ中心の水揚げ。浜値はキロ200円台前半で推移。水揚げ全般に薄漁傾向の中、着業者は「まずまずの値段」と笑顔を見せる。
 漁船漁業部会の大坂谷政次部会長(第二十八正竜丸=4.9トン)は、水深45~50メートルで4はい40反の操業。11月頭からオカ側の漁場に切り替えイシモチ狙い。「例年より遅く20日ごろから見えだした」と説明する。


掲載日:2017.12.04

漁業者のナマコ加工 前浜資源に付加価値

フリーズドライナマコの試作品(上)と水戻し後

 根付資源で重要な収入源のナマコ。ひやま漁協江差地区の漁業者は来年からフリーズドライ加工で乾燥ナマコの製造販売を本格化する。乾燥ナマコは生鮮出荷より高単価で、漁業者自ら加工を手掛けることで収益向上を目指す付加価値対策の一環。北海道で漁業者がナマコ加工に取り組む先駆の枝幸漁協では資源管理、漁獲物の鮮度・品質保持にもつながっている。


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