えりも漁協のコンブ採りが終盤を迎えている。9月20日現在の全地区延べ採取日数は153日(昨年同期148日)。ただ岬・庶野・目黒を除く7地区は終漁しており「最終的に昨年実績(175日)は下回りそう」と同漁協。昨年並みの生産を見込むが「残り3地区の採取日数や拾いコンブの状況でどうなるか」と話す。
岩手県野田村の下安家漁協で早くも秋サケの採卵・授精が活発化した。県北部の中核的なふ化場で2年ぶりに稚魚を生産する。計画の受精卵5428万粒、稚魚4840万尾は一昨年までの15%アップとハードルが上がるが、島川良英組合長は必達を期す。定置漁業者ら周囲の期待も大きい。
台風18号のホタテ養殖施設被害は、森漁協で大規模に発生した。最も大きい被害は10~20本ののしをセットした5、6カ所が被災し台船撤去となる見通し。同漁協によると昨年の台風被害より大きいという。
路線バスを活用した「客貨混載」による農水産品の販路拡大への取り組みが動き始めている。保冷専用ボックスを搭載し、国際便を使って海外輸出に着手する地域も現れた。北海道でもこのほど、客貨混載を始めた地域があり、鮮魚流通の拡大に期待。漁業者の新たな収入源の確保につなげる。
従来浜で水揚げされても「雑魚」の位置付けでマイナー魚のボラが札幌市内の飲食店などで刺身商材として定着してきた。活じめで高鮮度出荷に取り組む生産者の努力が商品価値を上げた。注文は当初男性客中心だったが、最近は見た目が「SNS映えする」と女性客からの人気が高まり、刺身盛り合わせの皿でも存在感を増している。
スルメイカが今季も全国的な不漁となる中、岩手県北部の久慈市場では7月の当初から昼操業でまとまった水揚げ、高値が続く。漁場形成に恵まれ船が集まっているのが最大の要因だ。9月は35~40隻ほどが連日3000~4800箱を揚げ、200箱を超える船もある。
岩手県の秋サケ漁が始まり、久慈市漁協の滑り出しが好調だ。10日まで6309尾、2072万円の水揚げで、前年同期比は尾数188%、金額251%。ベテラン定置漁業者の皀健一郎組合長は「ハシリとしては上出来。漁があり型、色もいい。久慈は今年、期待できるのではないか。値もいい」と早くも手応え。
前浜産ブリのブランド化に取り組むひだか漁協(石井善広組合長)はこのほど、アニサキス検査装置と魚体温度計を導入、ブランド力に磨きをかけている。
平成以降最低の来遊予想をさらに下回る低調な水揚げで滑り出し、近年最高値の浜値を形成している北海道の秋サケ。札幌圏の量販店は生秋サケ、生すじことも商材調達をはじめ商戦展開に苦戦している。相場の上昇幅が大きく、価格転嫁を避けられない状況で、売れ行きは不調。今後も水揚げ不振、浜値の高止まりが続けば、売り場縮小を余儀なくされる現状に頭を痛めている。
札幌市の漬魚・味付切身メーカー・株式会社丸加水産(須田公隆社長、電話011・766・1131)は、減塩みそを使用した漬け魚を打ち出した。老舗醸造蔵・福山醸造株式会社(札幌市)とのコラボと、健康訴求の新たな切り口で売り場拡大に乗り出している。