上磯郡漁協上磯地区の小定置は6月に入ってイナダがまとまりだし日量3トンペースの水揚げ。一方、マイワシは6月10日までサケ稚魚混獲防止の自主規制で目合を拡大したため、低調に推移していたが、規制を解除した11日から小羽中心に日量3~6トンを水揚げしている。
12カ統が操業。イナダは例年秋サケ定置でまとまるが、昨年から5~6月にも漁獲。サケ・イワシ定置部会の品田靖部会長は「従来前浜より深場の函館市・大鼻岬~汐首沖の一本釣りなどで水揚げされていたが、昨年からオカ寄りして前浜でも見えてきた。特に茂辺地寄りに集中している」と話す。