サンマの荷揚げ。組成も小型(23日、花咲港)
道東沖のサンマ漁は9月下旬に入っても漁獲が伸びず、記録的不漁だった昨季を下回る漁況が続いている。根室・花咲港を拠点とする着業船は操業1回当たりの水揚げが平均で1桁のトン数にとどまっている。漁場も遠く、同港で荷揚げする漁業者は「漁場がロシア水域や日本水域に近づく気配は乏しい。水揚量も不漁だった昨年に増して少ない」と表情を曇らせる。