スケソの水揚げ作業(13日、登別漁港)
道南太平洋のスケソ刺網が極度の薄漁に陥っている。操業開始から1カ月半が経過し、胆振・渡島管内とも前年比6~7割減と過去最低レベルで推移。ハシリから漁が切れ、2桁で始まった浜値は渡島でキロ140円前後と強含み。11月半ばで卵の成熟度合いは低いものの、原料不足を背景に加工筋の仕事買いが強まる様相だ。 いぶり中央漁協は、漁がまとまらず1~2日留めを余儀なくされる日が多い。オカに群れがなく沖側の水深400メートル前後で操業。登別・虎杖浜地区で35隻、白老地区で15隻が着業する。