「クビフリン」の注射で放精したオス
青森県の3漁協・支所が6月、ナマコの幼生を人工的に作出し粗放的放流を試みた。それぞれが荷捌施設などで浮遊幼生を2週間ほど給餌飼育し、1ミリにも満たない着底直前に40万~50万個体を漁港内に放流。一般的な人工種苗放流に比べ、漁業者自らの生産でコストを削減し、生残率より放流数量で資源増殖を狙う。4年後の漁獲に期待が高まる。