水揚げ再開で被嚢軟化症の感染が見られなくなった養殖ホヤ
宮城県の養殖マボヤは大震災後、被嚢(ひのう)軟化症の感染が見られなくなった。震災後採苗の3年子(満2歳)が今春から出荷されピークを過ぎたが、同県水産技術総合センターの調査や生産者の水揚げ、流通関係者の扱いでも発症は確認されていない。原因となる鞭毛虫(べんもうちゅう)が震災の津波でホヤとともに流失し「漁場がリセットされた」と考えられる。