3月に解禁となったボタンエビ主体の噴火湾エビかご漁は、スローペースの出足だ。今季春漁はズワイガニが異常に多く掛かり、水揚げの減少に拍車を掛けている状況。落部漁協の着業者は「サイズがいいのに水揚げが伸びない」と肩を落とす。
24日に水揚げした着業者は、低調な水揚げながらも「中が主体で型はまあまあ」と話すが「場所によって獲れる量は違うが全体的に少ない」と表情は険しい。特に「ズワイガニが多く掛かりエビが散っている感じ」と説明。浜値は高値基調で推移しており「メスでキロ4600円付いた日があった」と話す。