底建網の選別作業。今後はタラの増産に期待がかかるが「多くがトドに食べられてしまった。久しぶりにナギだったためか、トドが寄ってきた」と嘆きも(7日、岩内郡漁協市場)
岩内郡漁協の底建網は昨年11月以降、シケ続きの海況に悩まされている。出漁回数を稼げず苦慮。コロナ禍を受け、ヒラメを中心に魚価安にも見舞われている。 1月上旬は約10軒が操業。中村正紀指導漁業士は「11月からシケが多発している。潮も速い」と説明。「12月は4、5回の操業にとどまった」と続ける。