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新聞記事

特集一覧

掲載日:2024.10.21

エビこぎ網新規着業


 北るもい漁協羽幌本所で、主に刺網やタコ樽流し漁などを手掛ける若手漁業者6人が、今年からエビこぎ網漁に新規着業した。解禁日の9月16日に初陣を飾った船頭・倉田悠平さん(29)は「羽幌と苫前の全船が、われわれ素人集団に手とり足とり優しく教えてくれる。迷惑をかけず安全操業に努めながら一歩一歩力をつけていきたい」と意気込んでいる。


掲載日:2024.10.21

25日減92日で終漁、着生薄く大減産に~釧路成コンブ


 釧路管内の成コンブ採取が終漁した。管内5単協の累計採取日数は昨年比25日減の92日(55.5時間減の297時間)にとどまったほか、全般的に着生も薄く、大幅な減産が見込まれている。昆布森漁協の着業者は「資源量が薄かった上に採取日数も少なく厳しい年になった。特にアツバが振るわなかった。着生漁場を探して採ったが、ナガも含め生産量は落ちる」と話す。


掲載日:2024.10.14

道南太平洋、スケソ漁開幕

水揚げされたスケソと網外し作業(10月8日、登別漁港)


 道南太平洋のスケソ刺網は1日に解禁した。胆振管内の主産地・いぶり中央漁協は薄漁で操業隻数が少ないこともあり、昨年を下回る低水準の漁模様で滑り出し。浜値は高値がキロ120円台と無いもの高を形成している。


掲載日:2024.10.14

留萌管内本分散、粒数足りず慎重に

採苗不振の中で確保した稚貝


 留萌管内で稚貝の本分散が始まった。仮分散時点で確保した粒数は例年の半分以下と厳しく、本分散でも下のサイズを慎重に採りながら確保する地区が大半だ。ザブトンかごに戻して再度垂下し成長を待つ漁家もある。


掲載日:2024.10.14

浜中養殖ウニ序盤高値キロ1万円超

今季も高値を付けている養殖ウニ


 浜中漁協の養殖ウニは9月上旬に水揚げが始まった。序盤は身入りに浮動があり浜値(殻付き価格)に開きがあるものの、高値キロ1万円強まで高騰。シケ後には餌のコンブが寄り、着業者は今後の身入り向上に期待し給餌を進めている。56軒が着業。浜中湾や琵琶瀬湾で円筒形のかごを用い養殖。地区別で4班に分け、序盤は週2回のペースで出荷。今後徐々に本格化する見通し。


掲載日:2024.10.14

移動販売型皮切りに、魚食普及へ新スタイル展開

自社マスコットキャラクター「キンキくん」や羅臼の風景をモデルにした大漁旗をデザインした冷凍車


 帯広市の「魚のえぞ吉」(樽美拓哉代表)は、羅臼町の漁業者直伝の製法で仕立てるホッケなど干物の移動販売を展開している。十勝管内のスーパーを中心に回って入り口で焼き上げて提供する「魚の炭火焼き専門店」のスタイル。11月22日には帯広市にテイクアウトの店舗も開設。「海の宝をおすそわけ」をコンセプトに、自らがおいしさに感動し、開業に突き動かされた道産水産物の魅力を発信していく。


掲載日:2024.10.14

ひだか産活じめブリ、人気商材で高値相場-東京・豊洲市場-


 東京・豊洲市場でひだか漁協の活じめブリの入荷が10月頭に始まった。飲食店の顧客を多く持つ仲卸業者は「相場は高いがその分人気も高い」と仕入れに注力。ラウンド、半身、4分割に分けて身質の高さをアピールしている。


掲載日:2024.10.14

10年後の展望議論-TSSS2024開催-


 アジア最大のサステナブルシーフードイベント「東京サステナブルシーフード・サミット2024」(TSSS2024)(株式会社シーフードレガシーと株式会社日経BP発行『日経ESG』主催)が8~10日、東京都内で開催された。世界各国から第一線で活躍するキーパーソンら約70人が集まり登壇、参加者は1400人に及び「サステナブルシーフードを水産流通の主流に」をテーマに、持続可能な水産業を実現するための道筋を考えた。


掲載日:2024.10.14

活性酸素、魚毒性指標に/赤潮対策研究、重要な知見


 埼玉大学大学院理工学研究科の西山佳孝教授の研究グループは、水産研究・教育機構水産技術研究所と共同で、有害赤潮プランクトンの活性酸素放出と光合成の関係を解明した。プランクトン「シャットネラ」が細胞外に大量に放出する活性酸素は、魚毒性と高い相関関係にあるとした。赤潮の魚毒性がどの条件で高くなったり低くなったりするかなど詳細は解明されていないが、魚毒性診断技術の確立に向け、今回の研究成果は重要な知見になるとしている。


掲載日:2024.10.14

宮城県カキ28日出荷解禁

放卵状態などを確認した品質検査会


 宮城県漁協は、今季の県産生食用むき身カキの出荷を10月28日に開始する。県は指針で毎年9月29日を出荷解禁日としているが、高水温の影響で卵持ちが多く、成長が遅れていることから、生産者、買受人らと協議して決定した。県の指針より1カ月ほど遅く、去年より2日早い開始となる。県漁協によると、高水温の影響の調査を終えていないため、今季生産量の見通しは立てていないという。


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