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新聞記事

特集一覧

掲載日:2024.08.12

水産の未来を創る-第26回インターナショナルシーフードショー-


 第26回「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」(大日本水産会主催)が21~23日、東京ビッグサイトで開催される。前年を上回る630社1338小間の出展は、コロナ禍前に迫る規模。「シーフードビジネス×技術革新で水産の未来を創る」をテーマに、熱気あふれる商談の機会を創出する。主催者によると、円安による国内食材への関心の高まりに期待し、「今こそ浜の魅力を訴求したい」と意欲的な出展者が多いという。出展希望多数のため期日を待たずに受付が締め切りとなるほどで、開催を前に熱意が伝わってくる。その思いに応えるように主催者も国内外からのバイヤー誘致に力を注ぐ。新規バイヤーとの商談機会の提供に取り組むほか、ジェトロ協力による「食品輸出商談会」など輸出促進を図って水産物需要を押し上げる。


掲載日:2024.08.12

歯舞夏コンブ最盛期

シケ後に「一気に寄った」という拾いコンブ(8月2日)


 歯舞漁協の夏コンブ漁が最盛期を迎えている。流氷被害などの影響で総体的に資源量が乏しい中、出足は比較的着生状況が良い解放区(昨年の禁漁区)に操業船が集中していたが、採取日数を重ねて「漁が落ちた」(着業者)ため徐々に船が分散。繁茂漁場を探しながら各船操業している。


掲載日:2024.08.12

留萌管内仮分散、4単協とも採苗不振


 留萌管内で始まった稚貝の仮分散が苦戦を強いられている。近年にない極度の採苗不振となり、4単協とも必要とする数量を確保するのが厳しい状況だ。付着量が圧倒的に少ないため、ザブトンかごの目合いより小さい稚貝は玉ねぎ袋に入れ直し丸かごに収容して施設へ再投入している。石田和夫増毛漁協組合長は「少しでも無駄にせず、できることをやっておきたい」と気を引き締める。


掲載日:2024.08.12

苫小牧ホッキ76%増75トン水揚げ


 苫小牧漁協の夏ホッキ漁(夏ホッキ部会・工藤政吉部会長)は7月単月の漁獲量が前年比76%増74.614トン、金額2.2倍5323万円(税抜き)。キロ平均単価は23%高713円で高止まりが続いている。


掲載日:2024.08.12

海外産踏まえ、商戦成功展望-全国秋サケ取引懇願会-


 今年の秋サケ商戦を展望する一般社団法人北海道水産物荷主協会(根田俊昭会長)主催の全国大手荷受・荷主取引懇談会が6日、札幌市の京王プラザホテル札幌で開かれた。商社や荷受が競合する輸入鮭鱒の生産・搬入動向、相場観などを情報提供。平成以降最低の生産予想下の需要先堅守や消流安定に向け、チリギンとの値差や国産の魅力訴求などが焦点に挙がったほか、マスを主体に海外産も生産状況が低調で価格が上昇局面の中、シーズン入りする秋サケに期待感も示された。


掲載日:2024.08.12

岩手、ヨーロッパヒラガキ定着

岩手沿岸で生息が確認されたヨーロッパヒラガキ


 岩手県水産技術センター(釜石市)は、東日本大震災の津波で国内から消滅したとされていた欧州原産のヨーロッパヒラガキが同県沿岸で生息していることを確認した。以前はマガキにはない独特の渋みが市場で受け入れられなかったが、現在は世界的に味が評価される高級食材。養殖の事業化に向け、既に種苗生産に成功している。海水温の上昇でホタテなどの不漁が続く中、高温耐性のある新たな資源として漁業者の期待も大きい。


掲載日:2024.08.12

担い手の安全確保に尽力、高階救命器具とFJ、連携企画


 全国で水産業の担い手育成事業「トリトンプロジェクト」を手掛ける一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン(FJ、宮城県石巻市、阿部勝太代表理事)は、次世代を担う若手漁業者の安全面もサポートする。ライフジャケットのトップメーカー、高階救命器具株式会社(大阪市、高階義尚社長)と連携。海難事故を防ぐため、常時着用に向けた活動を展開していく。高齢化で後継者不足が深刻な漁業で新たな担い手を増やすFJのさまざまな活動に同社が賛同。コラボ企画の第1弾として、漁労向けブランド「ブルーストーム プロ」の高機能ライフジャケット「TKW-310F(固型式)」「BSP-6120RS(膨脹式)」を、同プロジェクトを通じて新規就業する漁業者にプレゼントする。


掲載日:2024.08.12

コンブ・ワラビ給餌でウニの歩留・生残率改善

コンブなど海藻類のほか魚やワラビでも歩留まりを調査しているエゾバフンウニの陸上養殖試験


 歯舞漁協のウニ漁業者有志5人が取り組むエゾバフンウニ陸上養殖調査研究事業は、昨年度も5種類の餌料を与えて歩留まりを測定した結果、前年同様にコンブやワラビで有効性が示された。また、ウニにストレスを与えない取り扱い方に改善するなどしてへい死を抑制、生残率も大幅に向上した。メンバーの村内茂さんは「さらに成果が出るよう今年も頑張りたい」と意気込む。


掲載日:2024.08.12

常呂ミズダコ全域で好調


 常呂漁協のタコ箱が6月末から7月にかけ、すこぶる好調だ。1隻で日量1トン以上の水揚げ。陸側から獲れ始め、7月は全域的に好漁している。浜値もキロ900円台と好値を付けている。


掲載日:2024.08.05

道東沖 マイワシ小型化進行-青魚特集-

数量が伸び悩む棒受網の荷揚げ(7月24日、花咲港)


 道東沖のマイワシ漁は餌不足に起因する小型化が進行している。加えて漁場の変動が大きく、漁獲量も伸び悩み。加工業者は「量もなく魚も小さい」と、1尾80グラム以上の需要サイズとかい離した50グラム主体の組成に苦慮。期待薄ながら今後のサイズアップを切望している。 


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