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新聞記事

特集一覧

掲載日:2025.09.15

日高中央 昨年に比べ繁茂良く

コンブの製品作り(9月5日、井寒台地区)


 日高中央漁協のコンブは、不漁だった昨年に比べて繁茂状況が良く、各地区採取日数を伸ばしている。全8地区の累計は11日現在で141日に達し、昨年(最終実績49日)、一昨年(同110日)を上回る日数を確保。増産が期待される。


掲載日:2025.09.15

留萌管内仮分散再開、量十分「ただ最後まで油断できない」

7月に開始していた稚貝の仮分散作業


 留萌管内北部で中断していた稚貝の仮分散は8月末に再開し、必要量の確保にめどを付けた。海水温はなお高めに経過しており、着業者は本分散の開始時期についても「慎重に見極めていきたい」と話している。


掲載日:2025.09.15

苫小牧漁協イカ釣水揚げ上向く

スルメイカの荷揚げ作業(9月9日、苫小牧港)


 苫小牧港を拠点とするイカ釣漁は9月に入り、まとまった水揚げが続いている。市場担当者は「昨年の9月はまだ外来船がそれほど入らず、水揚げもほとんどなく漁は続かなかった」と回顧し「今年は早い段階から漁があり、今は1日で300箱以上獲ってくる船もある」と漁況を説明する。


掲載日:2025.09.15

岩手産干しコンブ最終入札長1等3万8000円超


 岩手県産養殖干しコンブの今季共販入札会が終了した。7月から素干し・本干しの順に2回ずつ計4回行われ、合計数量は前年比13%増の276トン(素干し66トン、本干し210トン)。価格は2~3割高で推移した。5日に行われた本干しの2回目(今季最終)入札では田老町漁協出荷の長切1等が10キロ3万8690円の値を付け、市場関係者から驚く声が上がった。入札会はすべて県漁連北部支所(宮古市)で行われた。県漁連によると高水温の影響により3年ほど前から続いていた減産傾向が「今季は若干だが回復」。買受人らの品質に対する評価も上々だが、相場は強含みで推移した。


掲載日:2025.09.15

閖上産アカガイ、ハシリ順調キロ4000円


 宮城県名取市の閖上(ゆりあげ)漁港で、アカガイの今季水揚げが4日に始まった。10日まで3回出漁し1.6トン、キロ平均単価は前年比13%高の4003円と順調なスタート。閖上産は高級食材として認知され、首都圏を始め全国から引き合いが強い。数量・サイズとも「ハシリとしては良い」(市場関係者)といい、初入札ではキロ平均4690円、高値6432円となった。浜では資源管理を徹底、ブランド力を維持している。


掲載日:2025.09.15

浦河町の三協水産本マス加工品拡充


 漁業部門(有限会社三水漁業)の定置船「漁吉丸」を持ち、北海道日高のサケ・マスの加工を手掛ける浦河町の三協水産株式会社(小西哲平社長、電話0146・22・2075)は今年から春定置のサクラマスの加工販売に力を入れる。従来の塩切り身に加え、旬期に生原料で製造する「生仕立て」のスモークサーモンを打ち出した。


掲載日:2025.09.15

生筋子 冷静スタート-東京都・豊洲市場-


 東京都・豊洲市場の秋サケ生筋子消流は、北海道の定置網漁の水揚げが好スタートを切り、各仲卸業者が航空便、陸送便の入荷品を目利きし、品質や価格帯の幅を広げて販促に乗り出している。ただ、大口の飲食店や量販店ではサンマの取り扱いに力を入れており、生筋子の需要はまだ限定的。近年では冷静な相場で滑り出している。卸値は航空便でキロ1万1千円ほど。定置解禁直後としては近年に比べ千円ほど安値。根室産を扱う仲卸は「今年は荷が集まりやすかった。8月下旬より1500~千円ほど安くなっている。陸送品ならどれも1万円を切るようになった」と手応えを話す。


掲載日:2025.09.15

マルハニチロ、サンマ試験養殖成功

養殖技術開発センターの陸上水槽で飼育試験中のサンマ


 マルハニチロ株式会社は、養殖研究を行う同社グループの株式会社マルハニチロ養殖技術開発センター(鹿児島県南さつま市)において、公益財団法人ふくしま海洋科学館(福島県いわき市)の協力を得て、事業レベルに準じる飼育密度でのサンマの試験養殖に成功した。事業化を確立して商業出荷できるよう、持続可能なサンマ養殖に向け、さらなる技術開発に取り組むとしている。


掲載日:2025.09.15

サステナ水産物と未来考える1週間


 大阪・関西万博パビリオン「BLUE OCEAN DOME」の「DOME C」で9月29日~10月5日、「選んで守るサカナの未来 Week」が開催される。将来にわたり魚を楽しめる未来をつくるため、サステナブルシーフードをテーマに専門家などによるトークセッションや親子向けワークショップ(WS)、「第6回ジャパン・サステナブルシーフード・アワード」授賞式など多彩な企画を展開する。 ZERI JAPAN主催、株式会社シーフードレガシー共催。ASCジャパンなどが協力する。


掲載日:2025.09.08

水産物に新価値創出

ミシュラン一つ星・天婦羅みやしろ監修で、鮨おにかいの看板メニュー「海老天海苔巻き」


 首都圏の高級すし店で天ぷらなど揚げ物をメニューに本格導入する動きが広がっている。東京都と横浜市で多店舗展開する「鮨おにかい」は「海老天海苔巻き」を看板メニューに据え、「くずし鮨」の新業態を展開。従来の生食中心から調理法の幅を広げることで水産物の新たな価値創出を図っている。同業店で類似の取り組みも散見され、差別化戦略として関心が高まっている。


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