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新聞記事

加工流通一覧

掲載日:2023.02.27

さ印さんりくホッケ高値仕入れ


 青森県青森市に本社を構える鮮魚卸の株式会社さ印さんりく(阿部久会長)は2月以降、岩内郡漁協市場での仕入れを強化している。昨年10月に市場の買参権を取得。底建網で獲れるホッケ、マダラを主体に入札し、同社参入前の前年同期を大きく上回る価格を付ける。ホッケはキロ40円程度と倍以上の高値で仕入れ、本州の顧客先に流通させている。


掲載日:2023.02.27

信頼と実績重ね50周年-寺島商会-

精度の高い板金加工ができるレーザーマシン


 洗浄機や乾燥機などコンブ関連機器を中心に製作販売する株式会社寺島商会(函館市、寺島達則社長)は今年4月で設立50周年を迎える。漁業者の声を参考に、作業の効率化や負担軽減、利便性などを追求した各種機器は、渡島管内中心に道内一円に普及、コンブ生産の機械化と品質安定化に寄与してきた。昨年10月には板金加工の精度向上を図るためレーザーマシンを導入、新製品開発なども視野に今後も漁業や地域社会に貢献する企業として躍進していく。


掲載日:2023.02.27

宮城わかめ初入札2割高9806円


 宮城県産「三陸わかめ」の初入札会が21日、気仙沼市の県漁協わかめ流通センターで開かれた。昨年より4トンほど少ない塩蔵70.2トンが出荷され、中芯を除いた10キロ当たりの平均単価は18%高の9806円。高水温の影響で生育が遅れ気味の浜もあるが、品質はおおむね良好だった。県漁協は今季、塩蔵と生合わせて例年並みの1万1500トン(原藻換算、昨年実績1万465トン)を生産目標に据える。


掲載日:2023.02.27

サケの潜在力追求


 昨年8月に札幌市中央卸売市場隣のさっぽろ朝市内に開業した天然鮭鱒専門店の鮭蔵(電話011・727・2727)=写真。ロシア・カムチャツカ半島から仕入れた沖獲りのベニサケ、シロザケ(トキサケ)を主力に、「氷蔵藁(わら)製法」と「ふっくら製法」の二通りの独自製法で加工を施した塩蔵品などを提供。個人消費の二極化に対し、隙間市場の開拓・獲得に挑んでいる。


掲載日:2023.02.27

新宿駅でのフェアで根室まるごと発信

大きな看板で開催を伝えてインパクトを与えた会場の入り口


 根室市とねむろ水産物普及推進協議会は19、20の2日間、東京都の新宿駅西口地下イベントスペースで「北海道根室まるごとフェア2023」を開催した。水産品を中心とした特産品の対面販売や、「鮭の聖地」の物語の紹介、同市で見られる生き物のはく製展示、観光体験動画の上映などを実施。国内最大規模の利用客を数える新宿駅で、市をまるごと堪能できるイベントを繰り広げた。フェアのタイトルには「世界が誇る『根室の自然・歴史・食』に魅せられる」と冠し、“オール根室”でプロモーションに臨んだ。物販コーナーでは市内の水産会社など10社が直接ブースを構えたほか、6社が主催者に委託して商品を販売。計16社140品にも上るアイテムが一堂に会した。


掲載日:2023.02.27

冷凍で新事業モデル


 食品卸大手の国分グループ本社株式会社は、高速凍結機の製造・販売を行う株式会社ゼロカラ(横浜市)と業務提携した。拡大する冷凍食品市場に対応し、冷凍解凍技術を活用したイノベーションの創造と新たなビジネスモデル構築を進める。ゼロカラは2017年設立のベンチャー。液冷方式の高速凍結機を使うことで、コロナ禍で売り上げが落ちた外食チェーンに外販などを提案したり、仕出し弁当工場の人手不足対策を提案するなど、コンサルタント業務も手がけている。


掲載日:2023.02.27

日本海ニシン卸値堅調-東京・豊洲市場-

だぶつくものの、価格を維持している石狩湾のニシン


 東京都の豊洲市場で、日本海ニシン(オス・メス込み)の卸値が堅調だ。キロ250円以上をキープし、昨年より100円ほど高値水準。例年は小樽・石狩産の入荷で値崩れする流れだが、今年は昨年末ごろから道東産が品薄高値で推移した影響で好スタート。荷受は「量販店は『荷があるうちに』と仕入れの手を緩めずにいる」と話す。


掲載日:2023.02.20

道漁連とUMITOが協力し販売最前線で「伝え方」学ぶ


 道漁青連(尾崎勇太会長)は12~15日に東京都内の視察を行った。株式会社UMITO Partners(ウミト)に企業の視察依頼をし、同社が企画・調整・引率。担当する道漁連指導教育部とともに、若手漁業者7人が飲食店や企業と情報交換し、また道漁連の関連施設の見学などを通して、北海道漁業の進むべき未来のヒントを得た。


掲載日:2023.02.20

ワカメ1世帯当たり購入694グラム


 総務省の2022年の家計調査の結果が7日に公表され、全国1世帯(2人以上)当たりのワカメの年間購入量は前年比7%減の694グラムで過去最低だった。支出額は同3%減の1423円で、100グラム当たりの平均価格は同4%高の205円。三陸の生産不振に伴う価格高騰も消費低迷に拍車をかけたようだ。物価の上昇で食料全般の購入量を減らす動きもあったとみられる。平均価格が200円を超えるのは初めてで、4年連続で過去最高を更新した。


掲載日:2023.02.20

商品の供給力強化-フジウロコ大橋水産-


 札幌市の水産物卸・株式会社フジウロコ大橋水産(大橋誠一社長、電話011・709・1221)は、自社製造の加工品を拡充している。一昨年の特殊冷風乾燥機に続き、昨年秋には最新技術の急速冷却冷凍装置、加熱調理機を導入した。干物に加え、高品質冷凍品や刺身商材、焼成済みの即食品などを商品開発。業務筋や小売店などの販路開拓を進めていく。


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