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新聞記事

北海道一覧

掲載日:2019.11.25

道東巻網 マイワシ57%増

昨年実績を大幅に上回ったマイワシの荷揚げ(10月16日、釧路港)


 10月末で終漁した道東沖の巻網漁は、主力のマイワシが前年比57%増の21万8171トンの実績で、1991年(67万4580トン)以来、28年ぶりに20万トンを超えた。TAC(24万1491トン)消化率は90%。キロ平均単価は1円安の32円だったが、数量増に伴い金額は50%増の69億3467万円に伸ばした。


掲載日:2019.11.25

羅臼町のりとも朝倉商店 ホタテ節で商品開発

生殖巣を原料に開発した「ホタテ節」。原体、粉末など要望に応じた形態で提供する


 羅臼町の株式会社のりとも朝倉商店(朝倉奉文社長、電話0153・88・2303)は、ホタテの生殖巣(卵巣、精巣)を原料に開発した「ホタテ節」を活用した商品開発に取り組んでいる。食品・調味料メーカーとタイアップ。今年度内の完成を予定しており、活用事例の創出で北海道発の新たな「だし」素材として普及を目指す。


掲載日:2019.11.25

カキ需要期到来 ブランド力で勝負


 近年、ブランド力の強化を図り消費拡大を目指すカキ生産地。宮城県は水産養殖管理協議会(ASC)の国際認証取得を前面に安全・安心な生食用むきカキを訴求。北海道では本州への販路開拓に可能性を見いだし認知度を高めている。宮城・北海道の新たな展開方策や消流を展望する。


掲載日:2019.11.18

釧路管内シシャモ出足低調

今後の水揚げ挽回に期待がかかるシシャモ(11日、白糠漁港)


 釧路管内のシシャモ漁は低調な出足となった。日量が伸びず、シケも重なり操業日数は昨年を下回っており、15日現在の水揚げ数量は、白糠漁協が前年同期比53%減、釧路3単協(釧路市、釧路市東部、昆布森)は同51%減。魚体組成はばらつき。浜値は昨年に比べ高値で推移している。着業者は「まだ漁場に群れがいない。水揚げのピークはもう少し先になりそう」と見込み、今後の挽回を目指す。


掲載日:2019.11.18

稚内スルメイカ、20尾中心に日量1000箱以上

中心サイズの20尾入れスルメイカ


 日本海北部のスルメイカは、礼文島のオカ寄りに漁場が形成され、11月に入り稚内港では日量千箱以上の水揚げ。中心の1箱20尾入れは1隻100箱前後に増えたが「終盤に入って多少見えている程度。今年は振るわなかった」とイカ釣着業者。発泡1箱5千~4千円台と高値基調で「値段に助けられている」と続ける。


掲載日:2019.11.18

上位100社合計 4年ぶり増加/釧根管内漁業・水産会社売上高


 (株)帝国データバンク釧路支店が集計した釧路・根室管内の漁業・水産会社の2018年度売上高ランキングは、釧路市の㈱マルサ笹谷商店が9年連続のトップとなった。上位100社の売上高合計は前年度比2.8%増の2077億5100万円。ホタテの回復、イワシの好漁などで半数が増収を確保したほか、倒産企業の事業を継承した企業が新規に加わり、4年ぶりに前年度を上回った。


掲載日:2019.11.18

網走から 「から酒」文化発信


 網走市の(有)牛渡水産(牛渡正敏社長、電話0152・44・5084)は毛ガニやイバラガニの殻を使った「から酒(さけ)」(商標登録出願中)の普及に乗り出している。毛ガニのむき身を1尾まるごと盛り付けた看板商品「ケダマ」などの副産物を有効活用。地元飲食店で提供する業務用を皮切りに市販用商品も打ち出す。網走発祥の飲酒文化として発信、網走特産のPRや地域活性化につなげていく。


掲載日:2019.11.18

弁釜が札幌八軒工場を新設

札幌八軒工場


 米飯・総菜製造の道内大手・(株)弁釜(札幌市、山口彰久社長)は札幌市西区に札幌八軒工場を新設し、11月下旬に稼働を開始する。納入先のコンビニエンスストア「セブン―イレブン」の道内店舗拡大を見据え、生産能力を増強。併せてフードロス(食品廃棄)の削減で取り組む消費期限延長の商品政策に対応、「長鮮度」の商品供給を拡充する製造設備・体制を整えた。人手不足の中、道内店舗数の6割を占める札幌エリアに地方工場分を集約することで生産の効率化にもつなげる。


掲載日:2019.11.18

コープさっぽろで恒例の昆布販促実施

各種昆布製品を売り込んだ店頭販促


 釧路昆布普及協議会(山﨑貞夫会長)は9、10の両日、コープさっぽろで毎年恒例の店頭販促を実施した。同協議会を組織する道漁連釧路支店や生産漁協、市町の職員8人が「釧路の食べる昆布」を前面に試食やパンフレットを手渡しながらPR、各種昆布製品を売り込んだ。


掲載日:2019.11.18

「枝幸ほたて」地域団体商標登録を申請

シール付きの商品パッケージ


 枝幸漁協と枝幸水産加工協(19社)は、「枝幸ほたて」を地域団体商標登録に申請した。枝幸産ホタテのブランド力を高め、国内外の販路拡大につなげるのが狙い。商品パッケージにシールを貼ったり町内外イベントでのぼりを掲げ周知している。特許庁が2006年に創設した地域団体商標制度は、昨年末時点で645件が登録。北海道35件のうち水産食品は5件。2月末現在でホタテは登録されていない。「枝幸ほたて」は11月上旬に申請しており、登録までに1年ほどかかる見通し。


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