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新聞記事

ホタテ一覧

掲載日:2021.01.01

オ海昨年ホタテ実績、常呂は史上最高に


 オホーツク沿岸の昨年実績(12月15日時点の速報)は、前年比3%増32万7929トン。宗谷、猿払村、常呂の3単協が4万トン超え。最高は4万7千トンを突破した常呂で、組合史上最高水揚げとなった。昨年は全域的に歩留まりが伸びず、自然発生貝も増えたことから小型傾向。浜値はコロナ禍が追い打ちを掛け弱含みの展開となった。


掲載日:2020.12.14

陸奥湾、早めの採取が奏功


 青森県陸奥湾の2020年度秋季実態調査結果がまとまった。今年も昨年同様、夏季の水温が高めに推移したが、20年産稚貝のへい死率は昨年より低く平年並みの値となった。早めの採取が奏功し、体力のある稚貝に育ったことが一要因。一方19年産新貝のへい死率は25.0%で過去6番目の高さ。高水温時の耳づり掃除による貝への負担などを要因に挙げている。


掲載日:2020.12.07

ホタテへの物理的衝撃で異常貝発現


 今年度の陸奥湾地区水産振興研修会(一般社団法人青森県水産振興会主催)が1日、青森市の県水産ビルで開かれた。青森産技水産総合研究所ほたて貝部の小泉慎太朗研究員は「ホタテガイの異常貝発現メカニズム」と題して講演。異常貝は外套膜(ヒモ)のけがのほかに物理的衝撃によっても現われるとの試験結果を示した上で「異常貝やへい死を減らすためには『ホタテにけがをさせない』という意識を持つことが大切」と呼び掛けた。


掲載日:2020.12.07

オ海沿岸ホタテ水揚量11月末1%増32万1745トン


 オホーツク沿岸の11月末水揚量は、北部・南部合わせ前年実績比1%増の32万1745トンとなった。計画達成率は102%。北部は同7%減14万1991トンで4単協とも終漁。宗谷、猿払村が4万トン台の水揚げ。一方、南部は同9%増17万9754トン。常呂が4万5千トンを超え、水揚げトップの勢い。雄武、湧別、常呂、佐呂間は12月中旬まで操業する。


掲載日:2020.11.30

歯舞漁協自営けた引船「第一はぼまい丸」竣工

大漁旗をなびかせて疾走する第一はぼまい丸


 歯舞漁協(小倉啓一組合長)の自営ホタテけた引船「第一はぼまい丸」(9・7トン、アルミ)が竣工した。安全性や耐久性などを重視する同漁協の要望を随所に反映した新造船が誕生。11月19日に根室市の㈱柏崎造船(柏崎一昭社長)で進水式を挙行後、根室港でその雄姿を披露した。
 「2018年度補正予算浜の担い手リース事業」を活用した。16年のロシア水域でのサケ・マス流網禁止に伴いスタートした根室沖での新たなホタテ漁で活躍する。


掲載日:2020.11.30

常呂・マスコスモ合同会社、カキとホタテを提供

イタリア料理店「ミア・ボッカ」の期間限定パスタ。カキに加えホタテも提供した


 常呂漁協の若手漁業者が立ち上げた「マスコスモ合同会社」(川口洋史社長)は、今冬も北海道イタリアンバル「ミア・ボッカ」のパスタ料理に地場産のカキとホタテを提供している。生産者の顔が見える食材が好評を博し、札幌市内はじめ道内外各店舗の販売数はうなぎ上り。川口社長は「今回はホタテも提供した。ぜひ味わってほしい」と喜んでいる。


掲載日:2020.11.30

いぶり噴火湾加工貝、生存率低く地域差も拡大

加工貝の出荷作業(25日、伊達支所)


 加工貝(2年貝)の水揚げが始まったいぶり噴火湾漁協の今季計画量は、昨季実績の6200トンとほぼ変わらない6300トンを試算している。耳づり本数が各地区とも十分ではない中、今季も生存率が低く、低水準の生産量となる見通しだ。


掲載日:2020.11.23

1日に野付尾岱沼スタート。2600トン計画

尾岱沼漁港の荷揚げ作業(1月)


 野付尾岱沼の根室管内5単協(歯舞・根室・根室湾中部・別海・野付漁協)共同海区は、12月の年末操業を1日に開始する。24日までに2600トンの水揚げを計画。29号巽沖造成のアソートについて、野付漁協市場では「おそらくM・S主体」とみる。


掲載日:2020.11.16

丸二永光水産、樋搬送式エックス線導入で玉冷の高品質化を追求

異物混入防止などに威力を発揮している新システムのエックス線検査機


 枝幸町の(有)丸二永光水産(永澤二郎社長、電話0163・62・3022)は今季、ホタテ玉冷の製造ラインに新システムを導入した。海水中の貝柱(生玉)に適応した樋(とい)搬送式のエックス線検査機で、玉冷段階に比べ高鮮度・高感度に異物を検出できる。異物混入対策の強化で製品の高品質化を追求。併せて従来洗浄後に人手で実施していた検品作業の省人化が可能となり、生産性の向上につなげている。


掲載日:2020.11.16

小田桐商事の新加工施設、大型プロトン凍結で高鮮度出荷

原料から製品化まで生産ラインを一元化した新加工施設


 陸奥湾産ホタテを柱に水産物の加工・冷凍・販売を手掛け、県内有数の加工業者に躍進した青森市の小田桐商事(株)(岩谷孝社長、電話017・718・3335)。このほど沖館地区に建設を進めていた新加工場が竣工した。原料搬入から製品化まで生産ラインを一元化し、製品の高鮮度を追求した大型プロトン凍結機を導入。排水処理など衛生管理にも最大限対応し、県内でも類を見ない最新型の加工施設が誕生した。来春には対米HACCPも取得予定で国内外の販路拡大を目指す。


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