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新聞記事

ホタテ一覧

掲載日:2023.05.01

造成4月末2万4600トン


 オホーツク海沿岸の4月末ホタテ水揚量は、昨年より千トン余り多い2万4600トンとなった。宗谷漁協は4月上旬に漁場造成を終え本操業入り。猿払村、頓別漁協も5月の連休明けから本操業をスタートする。漁場造成の歩留まりは昨年より低く、大半が7~8%と例年並み。値決め価格は昨年より抑えられている。


掲載日:2023.04.24

紋別稚貝生産施設拡大し500万粒増産へ


 紋別漁協は稚貝生産の拡大に向け養殖施設の増設を決めた。新設7台、遊休施設1台の計8台を整備し500万粒の増産を計画。合計160台の施設で年間9千万粒の生産を目指す。他産地からの購入のうち大きなウエートを占める能取湖産の大量死を受けたリスク回避の一手段。紋別帆立増養殖部会(4軒)の伊藤晴之部会長(第五十八元幸丸=14トン)は「部会として対応できる範囲の対策を進めたい」と話す。


掲載日:2023.04.17

小樽稚貝良好、高い生残率


 小樽市漁協は2日から地まき用稚貝の出荷を開始した。成長、生残率ともに良好で、規定殻長もクリアし順調に水揚げ。着業者は「このまま最後までへい死することのないよう、計画量を出し終えたい」と話す。1日開始予定がシケで1日順延し、9日まで枝幸向けに6回出荷した。


掲載日:2023.04.10

対策本部設置し再発防止へ-能取湖の稚貝大量死-


 西網走漁協(石館正也組合長)が能取湖で養殖しているオホーツク海沿岸の地まき用稚貝が大量死した。生産計画の2億粒がほぼ全滅しており、網走市は3日、水谷洋一市長を本部長とする対策本部を設置。へい死の原因究明や再発防止策などを検討していく。へい死率91%、被害総額は6億8310万円に上る。


掲載日:2023.04.03

リスク多き玉冷消流、内販軸に冷静なスタートを

今年も30万トン台の水揚げが予想されるオホーツク海沿岸のホタテ


 ホタテ玉冷の2023年度消流は、景気後退に転じた欧米の需要動向に加え、福島第一原発処理水放出後に懸念される海外の水産物輸入の対応が注目される。米国の産地供給量は昨年以上に減少するため輸出に有利な情勢とみる向きもあるが、世界的金融不安や物価高に伴う消費停滞の高まり、中国の米国向け保水加工原料の増大といったリスクも流通環境に及ぼす影響が大きく、足元の国内消費を軸に冷静な価格帯でのシーズンスタートが期待されている。


掲載日:2023.03.27

陸奥湾半成貝4割減3万5000トン


 青森県陸奥湾の2023年度水揚げ計画は、当初見込みで前年度実績比約22%減の5万6千トンと試算している。主力の半成貝は同38%減の3万5千トンと大幅に減産する見通し。一方で成貝は約4割増の2万1千トンと見込むが、県漁連では「下方修正する可能性もある」としている。昨年は親貝不足や水温など海況変化に伴いラーバ発生量が減少。稚貝を十分に確保できず減産計画となった。


掲載日:2023.03.20

噴火湾冷凍両貝、商談進まず


 噴火湾の加工貝は、さまざまな思惑が交錯し、高値キロ400円台前半と高騰している。仕向けは大半が中国向け冷凍両貝と見られるが、加工筋は「高過ぎて商談が進まない」と実情を漏らす。一方森、砂原ではまひ性貝毒の自主規制で330円に下落したが、冷凍ボイル加工業者は「それでも問い合わせがない。玉冷の荷動きが鈍いためボイルも同調している」と困惑している。


掲載日:2023.03.13

渡島噴火湾加工貝小型も浜値堅調

加工貝の出荷作業(3月7日、森港)


 渡島噴火湾(長万部・八雲町・落部・森・砂原・鹿部漁協)の加工貝出荷が最盛期に突入した。9日時点で長万部、落部、鹿部は日産200トン以上、八雲町は100トン前後の水揚げ。貝毒の影響で自主規制中の森、砂原は出荷制限がかかり各100トン前後に抑えている。全域で小型傾向のため重量が伸びず、へい死が進んだ浜も見られる状況。水揚量は徐々に増加するが、今季は減産見通しで高値キロ400円前後と強含みの展開だ。


掲載日:2023.03.06

いぶり噴火湾加工貝進ちょく率43%

加工貝の水揚げ作業(2月27日、伊達漁港)


 いぶり噴火湾漁協の加工貝(2年貝)水揚げは2月末で3740トンとなり、計画に対する進ちょく率は43%に達した。前年同期比は8%増。生存率は地区別に差が出たが「水揚量は昨年並みか、減る可能性もある」と話す着業者は少なくない。今季は卵の張りが遅れたこともあり、歩留まりが向上する3月の集中水揚げに期待している。浜値は3月からキロ400円台に突入した。


掲載日:2023.03.06

有珠でけた引開始

ホタテの荷揚げ作業


 いぶり噴火湾漁協有珠支所のホタテ・ナマコけた引漁が2月27日に始まった。ナマコは低資源が不安視される初日となったが、ホタテは想定以上の水揚げに「ここまで獲れるとは予想外だった」と着業者。浜値はホタテが高値380円と好値を付けた。


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