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新聞記事

東北北陸一覧

掲載日:2023.04.10

味付けホヤで知事賞受賞、全国から引き合い

味噌漬け(手前下)など味付け4品


 宮城県石巻市大谷川浜の漁業者、渡辺隆太さん(ワタキ水産、電話090・1932・6462)はホヤの販路開拓に力を入れている。潜在需要の掘り起こしを目指し開発した味付けホヤが今年1月、県水産加工品品評会で県知事賞を受賞。全国からの注文に製造が追いつかないほどの人気だ。東日本大震災以降、海外向けの需要が激減した県産ホヤは苦境が続くが「東北以外の地域ではホヤを食べたことがない人も多い。国内消費の拡大はまだまだ可能」と気を吐く。


掲載日:2023.04.10

岩手南部236トン、宮城191トン-三陸ワカメ-


 三陸産養殖ワカメの入札会が5、6の両日開かれた。塩蔵の出荷量は今季7回目の宮城が前回比3%減の191トン、3回目の岩手南部が3%減の236トン主力の芯抜き1等の10キロ平均単価は宮城が前回並みの1万6893円、岩手南部が4%高の2万63円だった。最高値は岩手・綾里漁協野白浜、前浜産芯抜き1等の2万2099円。出荷量を昨年の同じ回と比べると、宮城が24%減、岩手南部が22%減。干しの出荷はなかった。


掲載日:2023.04.03

リスク多き玉冷消流、内販軸に冷静なスタートを

今年も30万トン台の水揚げが予想されるオホーツク海沿岸のホタテ


 ホタテ玉冷の2023年度消流は、景気後退に転じた欧米の需要動向に加え、福島第一原発処理水放出後に懸念される海外の水産物輸入の対応が注目される。米国の産地供給量は昨年以上に減少するため輸出に有利な情勢とみる向きもあるが、世界的金融不安や物価高に伴う消費停滞の高まり、中国の米国向け保水加工原料の増大といったリスクも流通環境に及ぼす影響が大きく、足元の国内消費を軸に冷静な価格帯でのシーズンスタートが期待されている。


掲載日:2023.04.03

サメ肉でプロテインバー、臭み抑え、しっとりソフト


 株式会社阿部長商店(宮城県気仙沼市、阿部泰浩社長)は、地元産のサメ肉を有効活用した魚由来のプロテインバー「FISH PROTEIN BAR meZAmeメザメ」を発売した。気仙沼市、吉本興業㈱との3者のコラボ企画「フカカツ(復活)気仙沼プロジェクト」の一環として開発。高級中華食材として引き合いが強いひれに対し、積極的な利用が進んでいない正肉の市場拡大を目指す。


掲載日:2023.04.03

災害に強い水産地域へ-水産庁、ガイドライン改定-


 水産庁は、水産地域の関係者が災害に備えて取り組む事項を整理したガイドラインを改訂した。対象とする災害やエリアを拡大したほか、東日本大震災の経験から「事前復興」に関する記載を追加した。減災計画やBCP(事業継続計画)の策定をサポートするマニュアルと事例集も整備し、防災や減災対策の促進を図る。


掲載日:2023.03.27

重茂漁協第三根滝丸竣工

重茂漁港内を航行し、お披露目される第三根滝丸


 重茂漁協(岩手県宮古市、山崎義広組合長)の10年ぶりとなる定置網の新造船「第三根滝丸」(アルミ製19トン)が竣工した。従来船より主機の馬力や網の巻き上げ力がアップ。力強い走りと優れた低燃費性能を兼ね備える。紫外線殺菌による漁獲物の鮮度管理なども図られ、主力事業のけん引役として期待が高まる。


掲載日:2023.03.27

「常磐もの」安全でおいしく-いわきで親子イベント-


 東京電力福島第一原発事故に伴う風評を払拭しようと、復興庁は18日、福島県いわき市の久之浜公民館で「常磐もの」の魅力や安全性を発信するイベントを開いた。県外から訪れた親子連れが福島の海の現状や放射性物質の測定方法を学んだり、メバルの調理や実食を体験したりしながら、県沖で水揚げされる水産物への理解を深めた。


掲載日:2023.03.27

陸奥湾半成貝4割減3万5000トン


 青森県陸奥湾の2023年度水揚げ計画は、当初見込みで前年度実績比約22%減の5万6千トンと試算している。主力の半成貝は同38%減の3万5千トンと大幅に減産する見通し。一方で成貝は約4割増の2万1千トンと見込むが、県漁連では「下方修正する可能性もある」としている。昨年は親貝不足や水温など海況変化に伴いラーバ発生量が減少。稚貝を十分に確保できず減産計画となった。


掲載日:2023.03.20

八戸フーズ、マレル社の小骨抜き機導入

フィレーを搬送ベルトに載せるだけの簡単操作。機種はMS2612シリーズ


 株式会社八戸フーズ(青森県八戸市、関川保幸社長、電話0178・45・7661)はサケ・マス類の加工に力を入れる。マレル社の小骨抜き機(ピンボーンリムーバー)を2月に導入。5月から岩手県大槌町産養殖ギンザケのトリムC出荷を新たに始める計画で、北海道産秋サケなども含めて年間取扱量は前年比10倍の500トンに達する見込みだ。圧倒的な精度と時間効率を誇る同機が事業拡大をサポートする。


掲載日:2023.03.13

青森産サクラマス大型が高値-東京・豊洲市場-


 東京都・豊洲市場のサクラマス消流は、末端の商戦本番を目前に控え、入荷量の少ない青森県産釣物の卸値が高値に付いている。注文分で仕入れている仲卸は「3キロ台は3千~2500円が6日に5500円」と驚く。一方で北海道産の刺網物や底引物で1キロ前後は値ごろ感があり、取り扱う仲卸業者は「販売は良好だ」と自信を見せる。


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