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新聞記事

北海道一覧

掲載日:2023.03.13

6次化共創へ結束

FIPのロゴ


 別海、厚岸、紋別の漁業関係者らが6次産業化を推進する「北海道フィッシャーマンズプロダクション(FIP)合同会社」を昨年11月に立ち上げた。現状では各自が扱う商品を新会社のECサイトで販売。「漁師による漁師のための会社」という理念を掲げ、将来的には他の漁業者との連携やSNS発信、マーケティングなど多岐にわたる分野でのコンサルティングを視野に入れている。


掲載日:2023.03.13

噴火湾エビかご、ボタン極度の不振

水揚げが低調なボタンエビ(3月7日、森港)


 3月に始まった噴火湾のエビかご春漁が極度の不振に陥っている。昨秋に低水準ながら漁獲できた一角でも、1隻で日量10キロに満たない水揚げとなり、大半が1キロ未満~数キロと絶不調。浜値は薄漁のため高騰しているが、着業者は「諸経費すら補えない漁模様」と頭を抱えている。


掲載日:2023.03.13

日本海振興会議と同漁連、道・水産庁に要請


 道日本海沿岸漁業振興会議(運営委員長・大石康雄船泊漁協組合長)と道漁連(阿部国雄会長)は8、9の両日、道・道議会、水産庁、道選出国会議員に対し、国がTAC化を検討しているホッケ、マダラなどに対する漁業実態に即した資源管理の実施、トドなど海獣被害対策の強化、流木・漂着ごみの迅速な撤去体制の構築、洋上風力発電事業に伴う水産資源への影響調査の実施など4項目を要請した。


掲載日:2023.03.13

渡島噴火湾加工貝小型も浜値堅調

加工貝の出荷作業(3月7日、森港)


 渡島噴火湾(長万部・八雲町・落部・森・砂原・鹿部漁協)の加工貝出荷が最盛期に突入した。9日時点で長万部、落部、鹿部は日産200トン以上、八雲町は100トン前後の水揚げ。貝毒の影響で自主規制中の森、砂原は出荷制限がかかり各100トン前後に抑えている。全域で小型傾向のため重量が伸びず、へい死が進んだ浜も見られる状況。水揚量は徐々に増加するが、今季は減産見通しで高値キロ400円前後と強含みの展開だ。


掲載日:2023.03.13

散布養殖ウニ キロ9000円


 散布漁協の養殖ウニは今季浜値がキロ9千円まで高騰。数量もへい死が発生した前年に比べ増産、2月末現在の金額を2倍に伸ばし出荷終盤を迎えている。2月末現在でキロ平均単価は前年同期比51%高の7404円。数量も同35%増の22.2トンとなり、金額は同2倍の1億6437万円となった。


掲載日:2023.03.13

産地振興掛け合わせ地域の魅力付加


 札幌市の水産卸・進風株式会社(光田義隆社長、電話011・813・7411)は、ECサイト「ウオス」で展開する通販に産地振興を掛け合わせた販売戦略に取り組む。観光資源など地域の魅力を発信することで水産品の訴求力も高めていくコンセプト。利尻島を皮切りに漁協や漁業者などとの連携産地の拡大を目指す。


掲載日:2023.03.13

砂原漁協待望の新荷捌施設が完成

完成した念願の新荷捌施設。閉鎖型で道路側に仲買用搬出口を4カ所設置


 砂原漁協(三上浩組合長)が砂原漁港敷地内に建設を進めていた新荷捌施設が完成し、3月下旬に業務を開始する。老朽化に伴う建て替えと併せて、品質、安全・安心対策に万全を期した閉鎖型の高度衛生管理施設に進化。活魚水槽の増強、低温管理など鮮度保持機能の強化、荷受業務の効率化なども図っており、新施設を有効活用し、漁獲物の付加価値向上に一層取り組んでいく。


掲載日:2023.03.06

日本海ニシン昨季上回るペース

ニシンの網外し作業(2月23日、石狩湾新港)


 北海道日本海沿岸のニシン刺網漁は2月以降、各浜で増産傾向となり、約5300トンまで伸ばした昨季を上回るペースで推移している。主産地・石狩湾漁協は浜益地区がハシリから好漁。厚田、石狩両地区も前年同期を超え、今季も5千トン確保が視野に入る。一方、数の子原料のメスは加工筋が昨年産の製品在庫を抱え、やや浜値が下落。ただ、円安傾向や船賃の上昇など海外産の搬入リスクから道産シフトが進んで来季以降も需要が底堅いとの見通しが浸透している。


掲載日:2023.03.06

「カキえもん」種苗育成に好感触

種苗の成育が良好だったザプコ社の専用バスケット


 国内初のシングルシード方式で生産する厚岸漁協の養殖カキブランド「カキえもん」を生産する鈴木賢二さんは、海外製のシングルシード専用バスケットの実証試験を昨年から実施している。鈴木さんは「数種類試しており、ザプコ社のバスケットが厚岸湖内で種苗を育成するのに適している」と太鼓判を押す。


掲載日:2023.03.06

有用菌添加で身欠きニシン風味向上法開発


 漬け物やそばの具材などに利用される伝統食品の身欠きニシン。特に日本海・後志管内では水産加工の主力商品の一つだが、近年消費が低迷し、生産量や製造業者も減少している。道総研中央水産試験場は需要拡大に向け、風味改良技術を研究。製造中に増加し、風味に関与する有用菌を特定、人為的に添加することで風味を向上させる製造法を開発した。


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