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新聞記事

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掲載日:2024.06.17

FOOMAに実績機出展、人手不足・食品ロス解消に一手-TOSEI-

密着真空包装機「SP-4434」


 「TOSPACK」シリーズで知られる真空包装機国内最大手の株式会社TOSEI(東京都品川区)は、食品機械・技術の展示商談会「FOOMA JAPAN 2024」(東京ビッグサイト、4~7日)に出展した。実機のデモンストレーションを繰り返しながら品質や作業効率の高さを示し、人手不足の解消や食品ロス削減につながる真空包装の性能を訴求した。7月に発売する新製品で要望の高かった密着真空包装(スキンパック)対応機も紹介し、来場者の関心を集めていた。


掲載日:2024.06.10

要望応え、無二追求

青森県の漁業者の要望で開発したクロマグロ一本釣り疑似餌ソフトウルメ


 明石水産株式会社の焼津漁具センター(静岡県焼津市、電話054・629・0111)はクロマグロの一本釣りなどで使う資材の販売で全国から注文を得ている。漁業資材の開発・卸売を手掛ける株式会社下田漁具のグループ。漁業者の要望をくみ取りながら他社にまねできない魚種・漁法に特化した商品を品ぞろえ。明石水産副社長で同センター店長の宇都宮綱基さんにマグロや底魚の釣漁の漁具について聞いた。


掲載日:2024.06.10

資源回復向け提言


 持続可能な海を目指した啓発活動を行うトップシェフで組織する一般社団法人Chefs for the Blueは5月27日に、水産庁の森健長官へ提言書を手渡した。総体的に水産資源が減少している現状から、料理界からの視点で資源回復に向けた5つの提言を行った。また、対談後の記者会見では各ジャンルの料理人らが食文化存続の危機について話した。提言のポイントは◇資源調査・評価と管理のための人員体制強化と予算拡充◇地域経済・食文化にとって重要な沿岸魚種の資源調査・評価と管理の高度化に取り組むこと◇カツオは中西部太平洋まぐろ類委員会における資源保全の国際合意を急ぐこと◇補助金に依存せずとも採算のとれる「魅力ある産業構造の構築に向けた漁業のビジョン」を描くこと◇トレーサビリティーの推進、資源状況・生産状況に関する情報の発信体制強化。


掲載日:2024.06.10

4.9%減372万トン、3年連続最低更新-2023年の漁業・養殖生産量-


 農林水産省は5月31日、2023年の漁業・養殖業生産統計を公表した。総生産量は前年比4.9%減の372万4300トンで、現行の統計を開始した1951年以降、3年連続で過去最低を更新、2年連続で400万トンを割った。魚種別では、マイワシやサンマの漁獲は増加したが、スルメイカとスケソは過去最低を更新した。


掲載日:2024.06.10

低利用魚の活用拡充

黒鯛ステーキ(ねぎ塩味)のパッケージと調理例


 イオン株式会社は、プライベートブランド「トップバリュ」の発売から今年で50周年を迎え、“次の50年”に向けた取り組みとして、アレルギー対応や環境配慮、フードロス削減に貢献する商品を強化、拡充していく。人と地球との調和を目指したブランドビジョンを掲げているもので、水産関連では、獲れた魚を無駄にしない、低利用魚を手軽に味わえるといった商品を6月に投入する。低利用魚を活用した「トップバリュ もったいないお魚シリーズ」の第3弾として「黒鯛ステーキ」(2品)を「イオン」「イオンスタイル」「マックスバリュ」など約450店舗で12日発売する。今回活用するクロダイは瀬戸内海で養殖しているカキやノリを収穫前に食べてしまうことが問題視されていたが、調理に手間がかかるため、これまで有効活用されずに海に戻してしまうこともあった。岡山県寄島漁協の協力で、商品化につなげた。


掲載日:2024.06.03

FOOMA JAPAN 2024 4~7日 東京ビッグサイト


 食品機械・技術の展示商談会「FOOMA JAPAN 2024」(日本食品機械工業会主催)が4~7日、東京ビッグサイト東棟全館で開催される。47回目の今回の出展社数は過去最多の982社。“突破口”を意味する“Breakthrough FOOMA”をテーマに、出展企業が生み出すさまざまな解決策は食品製造業の理想に気付けるものであり、業界の未来を創造していく。オープンイノベーションの機会創出や優れた研究開発の成果を顕彰するアワードなど多彩な企画で盛り上げる。食品工場の省人化や生産効率化、衛生管理など食シーンの多様性に応える最先端の製品・技術・サービスが集結。アジア最大級の食品製造総合展とした活気あふれる4日間になるものと期待が高まる。


掲載日:2024.06.03

道産ニシン5月下旬も脂乗り良好-東京都・豊洲市場-

鵡川の荷主から仕入れたニシン


 東京都・豊洲市場の北海道産ニシン消流は5月下旬も脂が乗った商材が入荷している。仲卸業者は「この時期としては珍しく身質がとても高い」と驚く。また、例年脂肪が多いのは夏のオホーツク海産が定番だが、現況は苫小牧・鵡川産が中心。リピート購入する飲食店が出ている。


掲載日:2024.05.27

ICTで次世代型生産

「海氷」を使ったサーモンの冷やし込み


 NESIC陸上養殖株式会社(佐藤将司社長)が運営する山梨県のトラウトサーモン陸上養殖施設「富士・桂川ファクトリー」は、ICT(情報通信技術)を駆使し、養殖工程の省力化・自動化に注力している。鮮度保持設備には株式会社ニッコーの「連続式シルクアイスシステム海氷」を導入。富士山の伏流水に塩を混ぜた塩水で「シルクアイス」を生成し、血抜き後の冷やし込みなどに活用している。


掲載日:2024.05.27

期待高まるサーモン養殖、新たな漁獲資源の創出目指す


 海洋環境の変化を受けたサケの来遊不振、スルメイカやサンマなど回遊性魚類の水揚げ低迷など天然資源をめぐる漁業環境が不安定化する中、道内でも回転ずしなど生食需要で人気の高いトラウトサーモン(ニジマス)を主体にサケマス類の試験養殖が拡大。新たな漁獲資源の創出を目指している。


掲載日:2024.05.27

「世界海藻連合」来日


 海藻産業の安全性と持続可能な規模拡大を推進する国際組織「世界海藻連合」の共同設立者らがこのほど来日した。行政やNGO、海藻業界関係者との会合を持ち、三陸地方や三重県で日本の海藻産業の現地を視察。各所では海藻研究やワカメ製品の製造販売大手である理研ビタミン株式会社が協力し、日本の海藻産業の理解促進へ働き掛けた。


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