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新聞記事

水産業向け一覧

掲載日:2024.12.02

1枚平均5割高26円-宮城県・乾のり初入札-


 宮城県漁協は11月26日、県産乾(ほし)のり「みちのく寒流のり」の今季初入札会を、塩釜総合支所・乾のり集出荷所で開いた。県内10支所から出荷された枚数は前年同期比33%減の1671万3800枚にとどまり、100枚当たりの平均単価は同45%高の2600円(1枚当たり26円)と、ここ15年で最高値となった。昨季の九州・有明海産の不作など品薄感から、在庫確保の動きにつながったとみられる。


掲載日:2024.12.02

クロマグロ漁獲枠拡大を、沿岸漁民代表ら強く訴え


 JCFU全国沿岸漁民連絡協議会に所属する北海道から沖縄県の沿岸漁民の代表者らが11月28日、東京の参議院議員会館でクロマグロの沿岸漁獲枠の拡大を求める要請行動を実施した。水産庁の資源管理部の担当官に、漁業者の訴えの詰まった署名と要望書を提出した上で意見を交わした。経営に苦しむ沿岸漁民の実態を知った上で、それに配慮した配分枠の決定を訴えた。


掲載日:2024.11.25

氷上のカキ漁PR

発泡に詰めた2年カキ。一つ一つきれいに磨き、殻の大きさをそろえてこん包している


 「湧別町の海産物を全国に広めたい」。その熱い思いを実現させようと、湧別漁協に所属する3人の若手漁業者が、湧別産カキのブランド化に乗り出した。道内外への拡販を目指し「オホーツクABENGERS(アベンジャーズ)」を結成。ブランド名を「しろくまオイスター」と名付けた2年カキは、卸先の一つ、北九州市のオイスターバーから高い評価を得た。代表の安部漁業部・安部伸昭さん(41)は「氷上のカキ漁をPRし湧別産の知名度を高めたい」と話している。


掲載日:2024.11.25

南かやべで成熟誘導技術本格導入


 南かやべ漁協は今年から促成マコンブの採苗で成熟誘導技術を本格導入した。コンブの胞子体を水温や光環境などを制御した水槽内で培養し人工的に子のう斑を形成(成熟)させる技術で、これにより順調に種苗生産。種付け作業もほぼ終了した。沖出し後もホッケによる種苗被害はみられず、着業者は今後の生育促進に期待を寄せる。


掲載日:2024.11.25

紋別マフグ上旬まで好漁

10月後半から11月上旬にかけ増えていたマフグ


 紋別漁協の底建網秋漁は、近年増加しているマフグが10月後半から11月上旬まで好漁となった。多い船は日量5~6トン、大半が1トン以上の水揚げとなり「1日の数量は昨年より少ないが安定して獲れていた」と着業者。最近はホッケやスルメイカが見えており今後の増産に期待を寄せている。


掲載日:2024.11.25

茂辺地地区アワビ採り短期戦、海峡安定願う

水揚げが始まったアワビ(11月15日、はまなす支所)


 上磯郡漁協茂辺地地区でアワビ採りが始まった。初日の13日は「まずまず」の海況で、着業者7人で約100キロを水揚げしたが14日はうねりがあり採取に苦慮、終了時間まで操業せず早めに帰港する船もいた。例年操業は12月下旬までの短期戦で、着業者は今後の海況安定を願う。


掲載日:2024.11.25

漁協功労者ら讃え、浜や系統運動の発展誓う


 全漁連は20日、東京都千代田区の如水会館で2024年度漁協系統功労者表彰の式典を挙行した。水産関連団体の代表者らが臨席する中、漁業を盛り上げようと各地で尽力してきた功労者を讃え、今後の浜や系統運動の発展を誓い合った。


掲載日:2024.11.25

標津漁協序盤から高値継続


 4日に始まった標津漁協のけた引は、20日まで日産平均36トンペースの水揚げ。例年よりやや低調に推移する中、浜値はキロ平均700円台と高値基調。仕向けは活貝とみられる。


掲載日:2024.11.25

「北海道二海サーモン」本格事業1年目始動

朝の給餌作業(11月19日)


 ひやま漁協熊石支所サーモン養殖部会が熊石漁港で養殖に取り組んできた「北海道二海サーモン」は、今年5月に合同会社北海道二海サーモン(高橋聖治代表)を設立。11月16~17日に八雲町熊石サーモン種苗生産施設で発眼卵から育った1尾650グラム平均の幼魚約1万6500尾を搬入し、本格事業1年目をスタートした。高橋代表は「まずは順調に育ってほしい」と強調。「将来的に一つの産業として成長し、若い世代に引き継いでいけるように取り組みたい」と力を込める。


掲載日:2024.11.25

前・中期は予測並み-道総研さけます・内水試 来遊動向解析-


 3年ぶりに2千万尾を下回る来遊数に後退した北海道の秋サケ。道総研さけます・内水面水産試験場の解析によると、中期までの来遊実績は漁期前予測並みで、平成以降最低だった2017年並みの水準。今期は河川そ上率が低値。年齢別では4年魚が予測より上振れの一方、5年魚が下振れ。3年魚は平成以降最低の様相を呈している。


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