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掲載日:2024.05.27

貝殻さお前来月15日解禁


 歯舞漁協は23日に理事会を開き、貝殻さお前の解禁日を6月15日に決定した。5月16日に実施した前浜(太平洋側)の資源調査で、浅場中心に流氷接岸の影響が残り着生・生育状況が芳しくなかったことを考慮し、例年に比べて解禁日を半月遅らせた。同漁協は毎年、前浜調査の結果などを踏まえて貝殻さお前の解禁日を決めている。近年はロシアによる軍事侵攻の影響で操業条件を決める日ロ交渉の妥結が遅れた2022年を除き6月1日に解禁していた。資源状況を考慮して解禁日を遅らせたのは17年以来となる。


掲載日:2024.05.27

オ海北部本操業海区でスタート

本操業海区で始まった枝幸漁協のホタテ荷揚げ作業(5月20日、枝幸港)


 オホーツク海沿岸のけた引は、北部4単協(宗谷・猿払村・頓別・枝幸漁協)が5月20日までに本操業海区での水揚げを開始した。宗谷の日産は340トン、猿払村は300トンのスタート。漁場造成、稚貝放流と並行して始めた漁協もあり、6月から全船そろっての本格操業に入る。


掲載日:2024.05.27

羅臼春定置序盤サクラマス好漁

今後の漁本格化が期待されるトキサケ(5月22日、於尋麻布漁港)


 羅臼漁協の春定置が始まり、序盤はサクラマスが好漁に恵まれている。一方トキサケはまだ少なく本格化していないものの、出足は組合全体で昨年同時期を上回る漁獲尾数となっており、着業者は今後の盛漁に期待を寄せている。


掲載日:2024.05.27

「世界海藻連合」来日


 海藻産業の安全性と持続可能な規模拡大を推進する国際組織「世界海藻連合」の共同設立者らがこのほど来日した。行政やNGO、海藻業界関係者との会合を持ち、三陸地方や三重県で日本の海藻産業の現地を視察。各所では海藻研究やワカメ製品の製造販売大手である理研ビタミン株式会社が協力し、日本の海藻産業の理解促進へ働き掛けた。


掲載日:2024.05.27

東北産サゴシ脂乗り良く、価格訴求の可-東京都・豊洲市場-

脂が乗って好評な宮城県産サゴシ


 東京都・豊洲市場の東北産サゴシ消流はサワラが産卵期に入ったことで代替需要が生まれて、引き合いが増えている。サワラは白子・真子が発達する時期は特に身割れしやすく取り扱いが難しいが、サゴシは脂が乗って身もしっかりしている。加えてサワラより安価で価格訴求できることも評価を得ている。卸値はキロ1400~1200円。仲卸業者は「宮城県産は3月ごろから脂が乗って数量も増えてきた。最初はサワラが高値3千円と高騰し、それに引っ張られてサゴシも2800円と上昇していたが、最近は落ち着いた相場になった」と話す。


掲載日:2024.05.27

いぶり中央漁協サクラマス増産

増産傾向のサケマス(5月16日、登別漁港)


 いぶり中央漁協の春定置は登別地区と虎杖浜地区の2軒が操業し、4月1日以降の漁獲尾数は15日現在で両地区合わせてトキサケ938尾(2.2トン)、本マス5万519尾(56トン)と昨年を上回る数量で推移している。サケマス類全体では7万7956尾(85.4トン)、3679万7364円(税込み)。


掲載日:2024.05.20

冷凍自販機で手軽に

道の駅に設置した冷凍自販機


 斜里第一漁協の有限会社北洋共同漁業部(伊藤正吉代表・漁協理事)は、定置網漁の自船「第二十一北洋丸」で水揚げした秋サケ、サクラマスなど漁獲物の加工販売事業で、冷凍自動販売機による拡販に乗り出した。地元道の駅「しゃり」の24時間開放エリアに設置。液体急速凍結の刺身を中心に地域住民、観光客らが手軽に購入できる販売スタイルで斜里産の消費拡大を目指している。


掲載日:2024.05.20

魅力届けるキッチンカー、徐々に浸透、浜の味覚を各地に

各地を回り地場産水産物のおいしさを発信する「まるみ工房」のキッチンカー


 大樹漁協の川股政男理事・みち子さん夫妻が加工販売を手掛ける「おっかさんの番屋 まるみ工房」が15年目を迎えている。行商を皮切りに4年前からはキッチンカーで活動。十勝管内中心に徐々に浸透し週末は各イベントに出店。ホッキカレーやツブ串などの販売を通し、地場産水産物の魅力やおいしさを届けている。


掲載日:2024.05.20

極洋、減収も過去最高益更新


 株式会社極洋の2024年3月期の連結業績は売上高が3.9%減2616億円と減少に転じたが、営業利益8.6%増88億円、経常利益8.2%増88億円、当期純利益2.7%増59億円と各段階利益は過去最高益を更新した。前中期経営計画(21~23年度)では目標とする売上高3千億円には届かなかったが、利益目標は達成した。今年度から事業強化の中心に水産事業を据えている新中期経営計画をスタートさせている。


掲載日:2024.05.20

野辺地町漁協、ナマコ種苗生産定着

海中放流前の稚ナマコ


 野辺地町漁協はマナマコの安定生産を目指し、2020年から種苗生産に取り組んでいる。人工採苗から海中飼育まで行い、約1年で平均50ミリ程度に成長させた後、海中放流を実施。今春は約2千尾の稚ナマコを放流した。種苗生産に協力している県東青地方水産事務所は「目視できるサイズに成長させる事例は少ないため継続してほしい」と話している。


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