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新聞記事

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掲載日:2025.03.17

大減産・価格高騰に悲鳴


 道産コンブの大減産と価格高騰により、消費地にも大きな影響が及んでいる。加工メーカーは原料を必要分手当てできず、原材料に加え物流費やエネルギー費などの上昇も相まって休売や終売、値上げを余儀なくされているほか販売にも苦慮。問屋在庫も乏しく「玉がなければ商売にならない」と頭を抱える。関係者は今夏の生産回復を切望している。


掲載日:2025.03.17

業界初の凍結完全自動化-紋別市・ヤマイチ水産、すり身新冷凍工場竣工-

自動投入搬出型連続式コンタクトフリーザー


 ニチモウ株式会社のグループ企業・紋別市の株式会社ヤマイチ水産(栗山太社長、電話0158・23・5188)が市内渚滑町7丁目に建設を進めていた魚肉すり身の新冷凍工場が竣工した。生産活動に伴う環境負荷の軽減に向け、冷凍機を地球温暖化やオゾン層破壊への影響が少ない自然冷媒に切り替え。併せてすり身業界初の製品凍結完全自動化ラインを構築した。省人化・省力化とともに品質管理水準の向上で、上質すり身の安定生産・安定供給を図っていく。


掲載日:2025.03.17

オ海 漁場造成開始


 オホーツク海沿岸の漁場造成が北部・南部とも始まった。枝幸の6日を皮切りに、沙留、紋別が10日、常呂、佐呂間が11日に開始。常呂は日産500トン弱。他漁協も15日以降順次操業する。北部(宗谷・猿払村・頓別・枝幸漁協)は、宗谷(20隻)が350トン計画で17日から。猿払村(25隻)と200トン計画の頓別(19隻)は15日の開始予定。500トン計画の枝幸(17隻)は6日から日産70トン前後の水揚げ。


掲載日:2025.03.17

海洋ごみ問題発信、廃漁具再生品 催事に出展


 福島県いわき市の若手漁業者による任意団体「いわきFishersNetwork(フィッシャーズネットワーク)」は9日にいわき市小名浜のアクアマリンパークで開かれた福島県産水産物の普及イベント「いわき七浜おさかなフェスティバル」で漁具を再利用した商品の販売ブースを出展、注目を集めた。


掲載日:2025.03.17

大船渡市の山林火災、漁業被害 甚大に


 岩手県大船渡市の大規模山林火災は、地域漁業にも甚大な被害をもたらしている。綾里地区では定置網の保管倉庫が焼失、被害額は約10億円に上る。地元漁協によると、自宅や作業場を失った組合員は23人。自宅と作業場の両方を失った組合員も複数いるという。養殖ワカメの生産者は焼け落ちた流木の影響を心配する。ようやくイサダ漁に出た船の漁労長にも笑顔はない。


掲載日:2025.03.17

漁業向けとアウトドア、靴下快適追求にコラボ


 靴下メーカー・助野株式会社(富山県高岡市)の漁業者向けソックス「PESCALLY(ぺスカリー)」とアウトドア・釣具用品メーカーの株式会社ティムコのウエアブランド「Foxfire(フォックスファイヤー)」とのコラボ製品が2月に発売された。長時間・長距離を歩くことで真価を発揮するティムコ独自の機能を加え、より過酷な環境下を想定した製品に仕上げた。


掲載日:2025.03.10

MEL取得でワカメ拡販

市販用「スパイシーわかめ」


 水産物の卸売や加工、販売を手掛ける中彦グループは今年、商品開発やPR面で新たな取り組みを始めている。昨年11月にワカメで日本発の水産エコラベル「マリン・エコラベル・ジャパン(MEL)」の認証を初めて取得し、珍味に商品化。生産者と連携し、資源保護や漁業の持続性に努めてきた原料を、より全国に流通を広げていくための取り組み。これを機に認証水産品の拡販に弾みをつける。また、魚卵や珍味業界全体を盛り上げる狙いで、大相撲の懸賞旗を活用したプロモーションに乗り出した。1月に開催された初場所では、消費者の関心を高める秘策を繰り広げた。


掲載日:2025.03.10

宮城県、2年ぶりイサダ水揚げ

宮城では2年ぶりとなるイサダ水揚げ(3月4日、南三陸町)


 1日に解禁した宮城県のイサダ(ツノナシオキアミ)漁は、3日に南三陸町と気仙沼市の両市場に合わせて73トンが水揚げされ、キロ平均単価は南三陸、気仙沼とも125円と高値スタートを切った。三陸沿岸の春漁の主役だが、同県のイサダ漁は昨年、親潮系冷水の波及が弱く漁獲ゼロで終えていた。2年ぶりに岸壁を桜色に彩る水揚げに、漁業者らは「幸先の良いスタート」と声を弾ませる。


掲載日:2025.03.10

日量、変動大きく-寿都町漁協 ニシン刺網-

ニシンの網外し作業(2月28日、寿都町)


 寿都町漁協のニシン刺網漁は2月中旬ごろに増加した海獣類の影響などを受け低調に推移。日間差も顕著で漁獲量が大きく変動している。


掲載日:2025.03.10

豊浦のエビかご、オオズワイ混獲大量

大量に水揚げされた混獲のオオズワイガニ(3月4日、豊浦漁港)


 噴火湾のエビかご春漁が始まった。いぶり噴火湾漁協で着業する豊浦支所の第十八豊栄丸(6.6トン)は、初日の4日に混獲のオオズワイガニを約1トン水揚げ。ボタンエビは皆無に等しく、船頭の舘岡昌幸さんは昨季同様の薄漁に半ば諦めの表情を浮かべる。


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