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新聞記事

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掲載日:2024.11.11

エビ頭部ペースト化


 ナンバンエビの加工販売で6次化に取り組む北るもい漁協所属の有限会社蝦名漁業部(羽幌町、蝦名弥代表、電話0164・68・7777)は、加工品製造後に副産物となる頭部のペースト化を確立した。えぐみのないエビ本来の風味が好評で、大手食品メーカーや札幌市内ラーメン店など卸販売先が拡大している。


掲載日:2024.11.11

ゴマサバ入荷安定-東京都・豊洲市場-


 東京都・豊洲市場のゴマサバ消流は、宮城県産をはじめ入荷が安定している。価格や身質のバランスも良く、仲卸業者らは秋の本命となるマサバの代替商材として売り込んでいる。700~800グラムが中心サイズの宮城県産を仕入れる仲卸は「相場は入荷状況によるが値ごろ感はある。当社の売値でキロ1500円。また、1キロ近い大型は荷受の卸値で千円台後半」と話す。


掲載日:2024.11.11

気仙沼港のカツオ一本釣り、今季3万トン超の好漁

今季終盤も好漁が続く一本釣漁のカツオ(11月5日、気仙沼魚市場)


 宮城県・気仙沼港では、シーズン終盤を迎えたカツオ一本釣漁の水揚げが好調だ。例年は10月下旬から下火になるが、今年は11月に入っても1日200トン前後の水揚げが続いている。気仙沼漁協によると、今季、同港に水揚げされた生鮮カツオの数量は一本釣と巻網を合わせて10月末の時点で3万511トンに達する。3万トンを超える水揚げは2021年以来3年ぶり。


掲載日:2024.11.11

輸入 中国1200トン見込み


 日本昆布協会(吹田勝良会長)は6日、新横浜プリンスホテルで秋の例会を開き、本年度上半期事業の実施内容を報告した。輸入昆布は主力の中国産が1200トンの見込みで、このうち約半分を10月下旬までに搬入。また、イベント出展などを通し食育に注力したほか、産地見学・交流会も実施し真昆布の主産地である道南地域を視察した。


掲載日:2024.11.11

釧路3単協シシャモ、今季も厳しい出足

今年も厳しい出足となったシシャモ(11月1日、釧路港)


 釧路3単協(釧路市、釧路市東部、昆布森)のシシャモ漁が10月29日に始まったが、序盤は一部の船を除いて漁がまとまらず総体的に低調な漁況で推移している。近年は薄漁が続いており、着業者は「この後少しでも水揚げが上向いてくれたら」と切望する。


掲載日:2024.11.11

噴火湾エビかご、落部大半ボタン主体

メス中心のボタンエビ


 渡島噴火湾3単協(落部・森・砂原漁協)のエビかご秋漁が終漁した。ボタンエビは漁獲範囲が沖側に集中し、落部の着業船中心に序盤から1隻日量50キロ前後の水揚げ。一方、森、砂原は大半の着業船が大量に混獲されるオオズワイガニ主体の水揚げとなった。ボタンエビはメス中心にキロ5千円、オオズワイガニは大が千円台といずれも堅調に推移した。


掲載日:2024.11.11

渡島噴火湾耳づりへい死低水準


 渡島噴火湾で今春に垂下した耳づり貝の成育状況は、へい死率が低く順調に成長しているよう。ムラサキイガイの付着が多く貝洗い作業を実施しながら各地区とも球付け作業に追われており、今後の成長を期待している。


掲載日:2024.11.11

生筋子高騰で需要最小限-札幌市場-


 秋サケの生筋子消流は、札幌市中央卸売市場の取扱数量が昨年の半分に落ち込んでいる。北海道沿岸の低調な水揚げに加え、昨年産の在庫払底、マスの不漁など輸入卵の搬入が厳しい状況下、大手加工業者を主体にいくら製品の原料手当てで相場が近年最高値に高騰。需要先の加工筋は必要最小限の調達に抑制傾向、量販店・小売りは拡販が厳しい状況となり、集荷販売も直近10年の最低数量で推移している。


掲載日:2024.11.11

マルイチ横浜、ヤマヨと資本提携


 成長を続ける青森県内有数の水産加工グループに新たな柱が加わった。陸奥湾ホタテ加工大手の株式会社マルイチ横浜(野辺地町、横濵充俊社長)が、定塩加工技術に定評のある株式会社ヤマヨ(八戸市、藤田和弘社長)と11月1日付で資本提携を締結。これによりマルイチ横浜グループは計6社となり、全体の売上高は150億円に達する見込み。天然資源の減少など厳しさが増す中、原材料の仕入れや販路の共有などスケールメリットを生かし、グループ各社の持続的発展につなげる構えだ。


掲載日:2024.11.04

玉玲、輸出主導に拍車

オホーツク海のホタテ荷揚げ作業。10月以降は荒天による休漁が増えている


 ホタテ玉冷の海外輸出に拍車がかかっている。円安水準の為替相場、自国生産の減少、保水加工の輸入不足を背景に米国の買い付け姿勢が強いため。商社筋など荷受各社は「在庫が切れ産地も品薄で追加購入できず注文に応じられない」と声をそろえる。製品相場は米国主導の様相を呈しキロ3千円台後半まで高騰。量販店はじめ内販の末端売価も値上がりしており、年末商戦、さらにはその先の消流に警戒感が強まっている。


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