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掲載日:2025.04.28

安定稼働、電気代大幅削減、食品関連施設で導入相次ぐ


 冷凍技術「イータマックスシステム」で知られる中山エンジニヤリング株式会社(埼玉県川口市、中山淳也社長)が開発し、井戸冷機工業株式会社(北見市、井戸仁志社長)が販売、施工する二酸化炭素(CO2)使用の自然冷媒冷凍システムは一昨年の本格展開以来、さまざまな効果を導き出している。1号機として導入した紋別市の水産加工場では、電気代が既存の冷凍機に比べて51%も削減するなど1年目から結果を出した。極寒や猛暑といった苛酷な外部環境下でも安定的に運転できる。省エネ性を強みにユーザーに寄り添う姿勢を示している。


掲載日:2025.04.28

宮古トラウトサーモン今季初値平均1割高1137円


 岩手県の宮古漁協(宮古市、山根秀幸組合長)は18日、宮古湾で養殖する「宮古トラウトサーモン」を市魚市場に今季初水揚げした。数量は2.9トンで平均サイズは1.85キロ。初日の平均単価は昨季(1028円)より11%高いキロ当たり1137円。最高値は昨季比350円高の1800円だった。5月からは週4日、日量6トンペースで7月10日まで250トンの出荷を計画する。


掲載日:2025.04.28

松川浦 アサリ、出足低調


 福島県相馬市の潟湖・松川浦の名産・アサリ漁が3月末から始まっている。現在は2週間に1回のペースで1日約60隻が操業。これまで3回出漁し計2355キロを水揚げしたが、前年同期比42%減と出足は芳しくない。減産傾向は昨年から特に顕著で、漁業者からは高気温の影響を心配する声が上がっている。最盛期の6月から7月にかけ徐々に出漁回数を増やし、9月上旬まで続く予定。


掲載日:2025.04.28

利尻漁協コンブ養殖の手入れ進む


 利尻漁協のコンブ養殖漁業者は、毎年春に施設の雑海藻を除去している。養殖綱に貼り付けてあるガムテープを剥ぐことで、テープに自然付着した雑海藻を除去。併せて施設の深度調整も行い、6月の収穫期に向けてコンブの生育を促す。


掲載日:2025.04.28

系統団体長続投へ、候補者4氏を決定


 任期満了に伴う道漁協系統団体の役員候補者を選考する推せん会議が21日に開かれ、団体長候補者が決まった。漁連、信漁連、共済組合・JF共済推進本部、全国漁業信用基金協会北海道支所の各団体とも現職が続投する方向で、6月12日に開かれる総会・理事会で正式決定する。


掲載日:2025.04.28

道産キンキ相場回復-東京都・豊洲市場-


 東京都・豊洲市場の北海道産キンキ(キチジ)刺網物の相場は米国のトランプ大統領が相互関税を発表した直後に大きく下げたが、その7日後には平常時の価格帯にまで回復した。輸出筋の一時的な買い控えでの値崩れだったが、22日現在は通常通りの輸出先行の相場を形成している。


掲載日:2025.04.28

紋別毛ガニ前年比3倍高ペース

大主体にキロ7千円台と堅調な毛ガニの荷揚げ作業(4月22日、紋別港)


 紋別漁協の毛ガニ漁が序盤から順調だ。22日時点の累計水揚量は前年同期比3倍の21.7トン。組成は大主体、浜値はキロ7千円台と堅調に推移している。神敏雄船団長は「例年にないほど大が多く陸中心に獲れている」と説明。資源状況について「回復したとは言えないが、昨年がひどかっただけに好転している」と笑顔を見せる。


掲載日:2025.04.28

えりも漁協春定置スタートも本マス少なく、今後に期待


 えりも漁協の春定置は、東洋と笛舞の両地区を皮切りに始まった。2地区ともに2経営体2カ統が操業。20日に沖側で網入れし21日に初水揚げ。本マスはまだ少なく、着業者は今後に期待を寄せている。22日に水揚げした東洋地区の着業者は「全体的にハシリとしては昨年より少ない印象。昨年は序盤からニシンが入っていた。これからなんぼか入れば」と説明。「マスは1尾2キロ台が2尾」とし「あとはスケソがなんぼかあったがまだ少ないほう。昨日で350キロくらい。今日はもっと少なかった」と続ける。


掲載日:2025.04.28

軽トラックに防錆加工、漁獲物積載時にあおりを保護


 利尻漁協鴛泊地区の蠣崎大地さんは、一昨年新車で購入した軽トラックのあおりやドア下にラプターライナー加工(高耐久のウレタンコーティング)を施し、積み荷などによるさびや劣化を防いでいる。
 同加工は防錆、防水性、耐紫外線などの特徴があり塗装部分を保護。蠣崎さんは軽トラック購入時に業者に依頼してコーティング。「予算や納車時期の関係で荷台ではあおり部分だけを加工してもらったが、荷台全体に塗装している漁業者もいる。さびやすい運転席の足元を加工している人もいる」と話す。あおりは漁獲物の積み込み時に特に傷が付きやすい箇所。「まかごを擦って載せるので傷が付く。1カ所さびると、そこから徐々に広がっていく」と説明する。


掲載日:2025.04.28

陸奥湾半成貝前回比23%高平均383円


 青森県陸奥湾の第2回半成貝入札が21日に行われ、キロ平均単価は前回比23%高383円、高値は385円となり初回の過去最高値を更新した。73円の上げ幅も過去最高となり、前年同期の2倍に高騰している。上場数量は460トンで前年同期比73%減。大幅減となった昨年をさらに下回る低水準の水揚量となり、初回以降、仕事買いの様相を呈している。


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