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新聞記事

水産業向け一覧

掲載日:2024.08.05

網走タコ箱好調1隻1.8トン


 網走漁協のタコ箱が好調だ。各船の水揚量が急増しており、鮮度保持を優先し1隻日量1.8トンのトン数制限を設けている。浜値はキロ900円台後半と好値。昨年より若干下回るものの高値基調を維持しており、水揚げ金額は前年同期比3割増に伸長している。


掲載日:2024.08.05

羅臼天然コンブ、資源状況悪く、繁茂漁場限定

減産が見込まれる天然コンブ(8月1日、松法漁港)


 羅臼漁協の天然コンブは資源状況が悪く減産の見込み。繁茂漁場は限られ、特に下側で悪い。また、7月20日に解禁以降天候や海況にも恵まれず、同月の採取が2回にとどまる厳しい出足となった。8月からは自由操業で水揚げしている。


掲載日:2024.08.05

サロマ湖3単協仮分散、慎重に開始


 サロマ湖3単協(湧別・佐呂間・常呂漁協)で稚貝の仮分散が始まった。外海の採苗は昨年より少なく、湖内の付着も低調のため、ふるいから落ちる下のサイズも丁寧に採取している。着業者は「ぎりぎり間に合う程度」と話し、慎重に作業を進めている。


掲載日:2024.07.29

就業希望者を仲間に

センターのHPにも掲載しているサポーター


 新規就業者の確保・定着には資金や技術習得の支援などに加え、ハラスメント対策やCSR(企業の社会的責任)なども重要要素になっている。また、小・中・高校など学びの場で漁業に触れる機会を得られても就職先はより良い求人条件を求め、別の業界に進むケースも少なくない。漁業人口や生産量の減少が止まらない中で、若者をはじめ就業志望者は業界の宝。担い手確保や育成を担う各機関ではその宝を発掘、未来につなぐため、それぞれの活動に取り組んでいる。全国漁業就業者確保育成センターは、漁業会社や漁業を営む個人(漁師)を対象に“サポーター”と位置付ける一般会員枠を設けている。担い手の確保や育成を目的とする同センターの活動に賛同する会員を募るもので、働き方改革などに取り組む組織・個人が条件。サポーターを巻き込んで漁業界全体で働きやすい環境を生み出す狙いがある。センターのホームページでも紹介。小・零細企業や個人でも、アクセス数の多い同サイトを通じて、就業希望者へ情報発信できる。参加条件に合致したことを公表することで、特に水産高校の教諭や家族が安心して就職を促せるメリットも生み出す。


掲載日:2024.07.29

いぶり噴火湾ミズダコ各漁法とも振るわず


 いぶり噴火湾漁協でミズダコの漁獲が伸び悩んでいる。タコ箱に加え底建網でも苦戦しており、4~6月の水揚量は前年同期比6割減の1トン余りと低調だ。浜値も弱含みの傾向にある。虻田地区でタコ箱に着業する田所信二さんは「春から夏にかけて陸に入る“通りダコ”を狙っているが、小さい子ダコは入っても水揚げできる大きさのタコは6月後半まで見なかった」と話す。6月末に一度まとまり「1はい100箱揚げて久々の10尾。尾数は今年最高。サイズは1尾6~7キロ主体だった」と話す。


掲載日:2024.07.29

根室花咲ガニ高値キロ4000円台

選別出荷された花咲ガニ(7月23日、歯舞漁協市場)


 根室の花咲ガニ漁は7月10日に始まり、歯舞漁協ではメスの高値でキロ4千円台を付けるなど序盤から強含みの様相を呈している。7隻が着業し、11日に約1トンを初水揚げ。日量は少ない日で600~700キロ、多い日で1.5トンほどを水揚げしている。


掲載日:2024.07.29

礼文島の天然コンブ採取最盛期

昨年に比べて繁茂状況が劣る天然コンブ(7月18日、差閉漁港)


 礼文島の天然コンブ漁が最盛期を迎えている。香深・船泊両漁協ともに自由操業で水揚げしているが、今年採取対象となるコンブの資源状況は良好だった昨年を下回り、着業者は「生産は大幅に減りそう」と見込む。香深漁協は7月17日に解禁。濱谷厚志さんは「どこもホソメばかり。今年採れるコンブは少なく部分的に繁茂している状況。ハシリは尺忍で採取しコンブはあったが5~6月の日照不足が影響したのか実は薄かった」と振り返る。


掲載日:2024.07.29

渡島噴火湾、稚貝確保に苦心


 渡島噴火湾6単協(長万部・八雲町・落部・森・砂原・鹿部漁協)で稚貝採取が始まった。採苗器の付着率は全域的に極めて低く小型のため苦戦を強いられている。漁家ごとに格差もあるが、下のサイズも採らざるを得ない状況。このため陸奥湾から補充する動きも見られる。


掲載日:2024.07.29

約130社800アイテムが披露-東北復興水産加工品展示商談会2024-


 東日本大震災で被災した三陸・常磐の水産加工業の販路回復・拡大を後押しする「東北復興水産加工品展示商談会2024」が9月3、4の両日、仙台市青葉区の仙台国際センター展示棟で開かれる。同地域の約130社800アイテムが集結。なじみの前浜ものや水揚げが急増している南方系の魚、フードロス問題解消の観点からも注目の未利用魚などを独自の技で加工した多彩な商品を全国のバイヤーにPRする。


掲載日:2024.07.29

船凍キンメ消費拡大を

八戸市内の加工業者に製造を委託するキンメの缶詰3種


 遠洋漁業を営む開洋漁業株式会社(青森県八戸市、河村桂吉社長、電話0178・33・1575)は、キンメダイとムラサキイカ(アカイカ)の消費拡大を目指している。八戸港に船凍品を水揚げしてもキンメは流通範囲が狭く、供給過多の状況。不漁のスルメイカに代わる魚種として需要が高まるムラサキイカとともに味の良さを広く発信し、経営の安定につなげる。


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