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新聞記事

2025年6月の記事一覧

掲載日:2025.06.30

根強い需要の真空包装-最安“密着”型や衣類洗浄も

TOSEI新提案の密着真空包装機「SP-4434」


 「TOSPACK」シリーズで知られる真空包装機国内最大手の株式会社TOSEI(東京都品川区)は、食品機械・技術の展示商談会「FOOMA JAPAN 2025」(東京ビッグサイト、10~13日)に出展した。さまざまなタイプの真空包装機を展示し、実演を繰り返しながら品質や作業効率の高さを示した。新基軸となる密着真空包装や、驚きの洗浄効果を引き出すランドリーシステムも紹介し、食品製造現場のあらゆる解決策を詰め込んだブースを展開した。


掲載日:2025.06.30

アブラメで地域活性、期待託すブランド化


 青森県階上(はしかみ)町は22日、町の魚として制定しブランド化を進めてきたアブラメ(アイナメ)の正式デビューとなる「階上あぶらめ」お披露目式を開催した。漁獲時期やサイズに基準を設け、活じめ処理方法を統一し、町の産直施設でのみ販売。日本各地で水揚げされる魚種に独自性と希少性で付加価値を高め、新たな特産品として町の活性化や観光客誘致、漁業者の所得向上につなげる。


掲載日:2025.06.30

陸上養殖エビ出荷、東北初、年間3万尾目標-HANERU葛尾-


 福島県葛尾(かつらお)村でバナメイエビの陸上養殖を手掛ける「株式会社HANERU(はねる)葛尾」(松延紀至社長)は24日、3年間の試験養殖期間を経て初めての商用出荷を開始した。同社によると陸上養殖したバナメイエビの事業ベースでの出荷は東北初。初回出荷量は約4千尾で、年間3万尾を目標とする。当面は県内の飲食店などと直接取引する。被災地復興に弾みをつける新たな特産品として期待される。


掲載日:2025.06.30

紋別共同定置の新造船、第五翔運丸竣工

5月27日に岩手県大船渡港で進水式を終え紋別港に帰港した第五翔運丸


 紋別漁協所属・紋別共同定置(代表・飯田弘明組合長)の第2グループ(代表・大澤眞人副組合長)で稼働する新造船「第五翔運丸」(19トン、FRP)がこのほど竣工した。船体の大型化、ユニックの増基に加え油圧、給排水などのスイッチ盤を3カ所に配置するなど作業性、機能性が格段に向上。定置船の漁船リース事業活用は4隻目となる。6月2日に母港・紋別港でお披露目。大勢の関係者が見守る中、餅まきを行い安全操業を祈願した。


掲載日:2025.06.23

カナガシラに付加価値、だしの魅力、ラーメンで発信

県主催イベントで初めて販売した「かながしらラーメン」


 市場流通の弱いカナガシラの有効活用を目指し、青森県野辺地町漁協で刺網漁などに着業する熊谷浩さんと、海洋環境保全に造詣が深い土木建築業・志田内海株式会社(青森市)の志田崇会長が「かながしらラーメン」の販売に乗り出す。濃厚なだしが取れる利点を生かして製造したラーメンが県主催イベントで大好評となり、本格販売へと舵を切った。JR青森駅近くの人工海浜「あおもり駅前ビーチ」周辺に店舗を構える計画で、カナガシラを漁獲する熊谷さんは「未利用魚の知名度を高め付加価値を向上させたい」と意欲を燃やしている。


掲載日:2025.06.23

歯舞、道内初の優良市場に、安全安心な水産物供給-衛生・品質管理特集-


 歯舞漁協(小倉啓一組合長)は、2022年に高度衛生管理型の「水産物荷捌施設・防災施設・海業支援施設」を整備。23年12月には一般社団法人大日本水産会が推奨する「優良衛生品質管理市場・漁港認定」を北海道で初めて取得した。屋根付き岸壁などと一体となった徹底した衛生管理で、歯舞産のブランド力向上と安全安心で品質の高い水産物の供給拠点として機能。地震や津波といった大規模災害にも対応するほか、都市漁村交流など地域活性化の推進にもつながっている。


掲載日:2025.06.23

教材動画配信サービス展開、食品衛生教育サポート-衛生・品質管理特集-


 エア・ウォーター・ラボアンドフーズ株式会社キュー・アンド・シー事業部(札幌市)は、水産加工など食品関連事業者の衛生管理に関する従業員教育をサポートする動画配信サービスを展開している。40年余りにわたって培ってきた食品衛生に関する知識を落とし込んだ教材動画を提供。従業員に効率良く食品衛生の重要点を教育、理解度を統一化し、定着・高度化を目指す製造現場をバックアップ。利用企業からは「分かりやすい」「説明のテンポが聞きやすい」など評判を呼んでいる。


掲載日:2025.06.23

「リステリア」RTE食品に潜むリスク菌-衛生・品質管理特集-


 スモークサーモンや魚卵のたらこ・いくらなど非加熱で食べられるRTE(レディートゥイート)食品に潜む食中毒発生のリスク菌として近年警戒が強まっているリステリア・モノサイトゲネス(以下「リステリア」)。株式会社札幌市中央卸売市場食品衛生検査センター(電話011・618・2263)の水嶋好清社長に特徴やリスク、加工業者の対応状況、予防対策などを聞いた。


掲載日:2025.06.23

オホーツク海ホタテ北部2単協400トン台

本格水揚げに入っている猿払村漁協のホタテ荷揚げ作業(6月17日、浜鬼志別漁港)


 オホーツク海北部4単協(宗谷・猿払村・頓別・枝幸漁協)の本操業は、宗谷、猿払村が日産400トン台とペースアップ。各単協とも6月はシケ休みが多く足踏みしており、挽回すべく本格的な水揚げに入った。一方で歩留まりは各単協とも昨年より低く、今後の向上に期待を寄せている。宗谷(20隻)の水揚量は漁場造成を合わせ17日現在8880トン。白幡秀晃ホタテ部会長(大和)は「ノルマは1隻20トン前後。C海区の真ん中から沖で操業しているが、シケが多く、出漁回数は昨年より10日ほど少ない」と説明する。また「陸の歩留まりはいいが沖はいまひとつ。9%程度と上がっていない。アソートも今の場所は小さめで恐らく5S主体」と話し、数値の上昇を願っている。


掲載日:2025.06.23

貝殻さお前生育良く浜に活気

トラックいっぱいに積まれた貝殻さお前コンブ(6月13日、珸瑶瑁漁港)


 歯舞・落石・根室の3漁協が操業する貝殻さお前コンブ漁は、これまでに昨年を上回る採取日数を確保。資源状況も良く好漁する船も多い。実入りや長さなど生育もおおむね良好。昨年が極端な不漁に見舞われただけに、浜は荷揚げやコンブ干しで活気に包まれている。


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