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新聞記事

2020年7月の記事一覧

掲載日:2020.07.20

「カキえもん」増産踏まえ販促に力

殻はふっくらと丸みがあり、身に厚みがある「カキえもん」


 厚岸漁協カキえもん協議会(鈴木賢二会長)は、国内初のシングルシード方式で生産する養殖カキ「カキえもん」の販促活動に力を入れている。昨年に大阪で開かれた展示会に初出展、手応えを得て、今後東京での出展も検討。近年の増産傾向に加え、全道各地でカキ養殖の新規着業やブランド化などの取り組みも広がっており、味わいや特長をあらためてPRし、一層の販路開拓を目指す。


掲載日:2020.07.20

陸奥湾養殖ホタテ19年生まれは成育順調


 陸奥湾養殖ホタテの2020年度春季実態調査結果がまとまった。19年産の成育は秋以降順調でへい死率、異常貝率が平年値を下回り、全重量、軟体部重量はやや上回った。冬期間のシケが少なく高めの水温が要因と示している。


掲載日:2020.07.20

本場折浜促成、実入り「いまひとつ」の声

折昆布の製品づくり(10日、石崎地区)


 道南・本場折浜で促成の水揚げが最盛期を迎えている。各地区部会長によると昨年に比べて実入りはいまひとつ。ただ「だいぶ入ってきた」との声も。今シーズンは雨など天候に恵まれない日も多く「思うように乾燥できない」と頭を悩ます着業者もいる。


掲載日:2020.07.20

函館スルメイカ振るわず

昨年同様に低調な水揚げが続くスルメイカ(10日、函館漁港)


 函館市漁協のスルメイカ釣漁は解禁から1カ月半が経過、水揚げは低調だった前年並みで推移している。7月に入り主漁場を前浜(津軽海峡)に移動したが、全般的に漁は振るわず組成も小型主体。着業者は「漁は10年前の3分の1。年々イカも小さくなっている」と嘆く。


掲載日:2020.07.20

虎杖浜の毛ガニ初日、昨年の1.9倍

カニの計量。組成は小が多い傾向(13日、本所活魚施設)


 胆振太平洋海域の毛ガニかご漁が11日に始まった。いぶり中央漁協登別・虎杖浜地区では初日が2184キロ。許容漁獲量が増えたことも影響し、昨年初日の数量を88%上回った。


掲載日:2020.07.20

農水省が養殖成長戦略を策定


 農林水産省は14日、戦略的養殖品目とその成果目標を定めた「養殖業成長産業化総合戦略」を策定し、公表した。養殖業の“定質、定量、定時、定価格”という「4定」な生産物を提供できる特性を強みに、これまでの生産を中心としたプロダクト・アウト型から、生産や販売、輸出に至る関係者が連携し需要実態を意識できるマーケット・イン型への転換を図る。これにより、バリューチェーン全体の付加価値向上を目指す。指定品目としてブリ類やマダイ、サケ・マス類などを示した。


掲載日:2020.07.20

沖電気が密漁者の音聞き分け通知するシステム開発


 沖電気工業(株)は、密漁船や水中の不審なダイバーを監視し検知する「密漁監視ソリューション」を開発し、このほど販売を始めた。船外機や水面下のダイバーの呼吸音は特有の周波数(音)を持っていることに着目、同社が長年培ってきた水中音響センシング技術を活用した。これまで目視や監視カメラでは見つけられなかった不審船や不審者を見つけ出す。


掲載日:2020.07.20

アルミパウチ「うま煮」シリーズで「保存食」需要にも照準

噴火湾産ホタテの水煮とコーンバター


 七飯町の中水食品工業(株)(園田哲三社長、電話0138・65・5631)は、ホタテ・秋サケなどの総菜「うま煮」シリーズを主力としたレトルト食品で、長期保存が効くアルミパウチの商品形態を新たに打ち出した。災害時の非常食・防災食にもなる「おいしい保存食」の需要増大にも対応。今後も商品開発に力を入れていく。


掲載日:2020.07.20

本物の殻使用「ほやランプ」発売

数量限定で販売中の「ほやランプ」。一つずつ見た目が異なるのも魅力


 青森市後潟で水揚げされたホヤの殻を使った手作りの「ほやランプ」が、県観光物産館アスパム内「県地場セレクト」(同市安方)で発売された。ホヤ特有のごつごつした風貌ながら柔らかな光をともすのが魅力で、漁協と福祉施設が連携して製作。販売初日の15日は30個が40分ほどで完売した。障害者が水産業分野で活躍する「水福連携」の試みとしても注目を集める。


掲載日:2020.07.20

雄武漁協タコ箱好漁

1尾平均7~8キロのミズダコ(8日、雄武漁港市場)


 雄武漁協のタコ箱は、場所によって差があるものの、1隻日量600キロ前後と順調な水揚げ。6月末の累計数量は昨年の1.5倍に伸長した。浜値はキロ500円を割る弱含みの傾向だが、水揚量は徐々に増えており、着業者は夏場に向けた好漁を期待している。


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