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新聞記事

2007の記事一覧

掲載日:2007.07.02

全国植樹祭 晴れやかに開催

両陛下をお迎えして開かれた開会セレモニー

 「明日へ 未来へ 北の大地の森づくり」をテーマに、第58回全国植樹祭が6月24日、苫小牧市静川の「つた森山林」で晴れやかに行われた。天皇・皇后両陛下をお迎えし道内外から訪れた1万2千人が、48種約2万本の苗木の植樹に汗を流した。豊かな生態系を育む森林を守り、育て、次世代に引き継ぐとともに、待ったなしの地球環境汚染対策に向け心を一つにした。

 全国植樹祭の北海道開催は昭和36年、支笏湖畔に昭和天皇・皇后陛下をお迎えして「積雪寒冷地帯の植林」をテーマに開かれた第12回以来46年ぶり2回目。

 道内の水産業界は、全国植樹祭に全面的に協力。協賛金は計59団体、843万円にのぼった。

 また24日当日、記念式典会場の目玉の一つサービス広場コーナーに、えりも漁協、標津町サケ・ホタテ消費流通対策協議会、留萌管内お魚普及協議会が出店、北海道の海の味覚をPRした。

 えりも漁協のメーンは日高産のマツブ。漁業者やえりも町商工会議所、日高支庁水産課職員が参加協力し、マツブのほかコンブ製品、シシャモ、毛ガニの日高特産品やツブ串おでんなどを販売し好評だった。

※記事の詳細は週刊水産新聞紙面をご覧ください。

(2007年07月02日付)


掲載日:2007.07.02

ホタテ大規模に生産 中国・大連

 中国遼寧省・大連市普蘭店の皮口港で1日、大連海徳食品有限公司の加工場が稼働を開始した。ホタテ、アサリを中心に生産から加工まで一環体制で大規模に製品化する同社を取材した。ボイルなど加工処理の中核設備は日本製で、鮮度、衛生管理でも日本の考え方、方式を取り入れる。日米輸出をメーンに中国国内でも販売したい考えだ。ホタテはすでに、日本種の養殖を同市長海県の自社漁場ではじめており、年間5千㌧、来年からは地まきの3千㌧合わせ8千㌧を水揚げする計画。加工場まで船で1時間で搬送できるため、原貝の高鮮度維持が可能だ。日本産の製品市況しだいでライバルとなりそうだ。


(2006年07月31日付)


掲載日:2007.06.04

記念の森で植樹、渡島地区女性連が苗木750本

汗ばむ陽気の中、植樹を進める参加者

 森を育て、豊かな海を―道漁連は1日、石狩管内当別町の道民の森にある「お魚殖やす植樹運動記念の森」で毎年恒例の植樹を行い、渡島地区女性連メンバーら57人がミズナラなど約750本を植えた。

 記念の森での植樹は今年で10年目を迎えた。渡島地区女性連をはじめ信連、漁協系統関係者、道森連、コープさっぽろ植樹・みどりグループ員などが参加。快晴に恵まれ、汗ばむ初夏の陽気だった。

 植樹に先立ち渡島地区女性連の小林佳子会長が「仲間とともに将来へ向けて大きな希望を持ち、豊かな浜になる願いを込めて1本1本丁寧に植えていきたい。また、現在植樹はお魚を殖やすという面だけでなく環境保全という面でも見直されており、いろいろな方々に理解を得られるようになった。これからもお力添えをいただき活動を続けていきたい」とあいさつした。参加者は石狩北部森林組合の福山伊宏さんから指導を受けた後、急斜面を登り植樹に汗を流した。

 この日は、ミズナラのほかイタヤとニレの苗木をそれぞれ250本ずつ植えた。 「お魚殖やす植樹運動」は記念の森のほかにも昭和63年度から道内各地で取り組まれ、平成18年度までの植樹本数は全道で計74万6千本となっている。

 小林会長以外の渡島地区女性連参加者は次のとおり。

 ▽石川ゆり子福島吉岡漁協福島地区女性部長▽若山末子えさん漁協尻岸内地区女性部長▽泉てつえさん漁協古武井地区女性部長▽岡山紀子えさん漁協椴法華地区女性部長▽斉藤幸子南かやべ漁協古部地区女性部長▽本間紀子南かやべ漁協木直地区女性部長▽張磨芳子南かやべ漁協安浦地区女性部長▽魚住京子南かやべ漁協臼尻地区女性部長

※記事の詳細は週刊水産新聞紙面をご覧ください。

(2007年06月04日付)


掲載日:2007.06.04

24日苫小牧で全国植樹祭 北の森づくりに1万人集う

記念式典会場のイメージパース

 苫小牧東部地区をステージに、1万人の招待客が集い、天皇皇后両陛下をお迎えして開催される第58回全国植樹祭が、6月24日に迫った。テーマは「明日へ 未来へ 北の大地の森づくり」。

地球環境を誰もが考えなくてはならないいま、「豊かな生態系をはぐくむ森林を守り、育て、次世代にしっかり引き継ぐ」とした大会の基本理念とともに、全国に先駆けて制定した「道森林づくり条例」を発信する絶好のチャンスとし、道はじめ関係各機関は、日程や式次第、行事の最後の詰めに入った。

 全国植樹祭の北海道開催は昭和36年、支笏湖畔に昭和天皇・皇后両陛下をお迎えして「積雪寒冷地帯の造林」をテーマに開かれた第12回以来46年ぶり2度目。記念式典・記念植樹会場は、苫小牧東部・静川の、40種を超す野鳥類が確認され自然豊かな「つた森山林」に隣接する元開拓農地。

 会場整備は、周りの自然地形や植生に配慮しながら、できる限り環境に負荷をかけないよう工夫している。会場内通路や駐車場の舗装は、近隣で生じた生産過程の排出物フライアッシュ(石炭灰)や木材チップなど自然に返る資源を利用する。

 また、招待者の一部に配る帽子には、オーガニック「マニラ麻」を原料に道内の工場で生産された植物性天然紙糸繊維を使用するなど、「環境の21世紀」を意識した植樹祭を目指している。

 植樹祭のもう一つのテーマは、準備や運営をともに行う「道民との協働」。当日は1万人の招待客が一つになって、記念植樹をし次世代に向け新たな森林をつくる。その苗木は平成16年から全道各地で小中学生・ボランティアなど多くの人たちが種とり、種まきから大切に育てた約3万本の「協働苗木」だ。

 記念式典会場は、北海道らしさをイメージでき、華やかな草花や緑化樹で装う。サービス広場の花壇には、デザインの検討段階から、小学生やフラワーマスターなど多くの人が参加した。

 「環境の世紀」といわれる21世紀にふさわしい植樹祭を目指して、会場内では道産木材を積極的に活用している。お野立所と招待者全員が座るベンチは、前回第12回全国植樹祭(支笏湖畔モーラップ)で植栽され大きく育った木々の間伐材を使った。

 ▽お野立所はアカエゾマツを集成材に加工し柱にして先人から引き継ぐ森づくりの意志を表現する▽木製ベンチはトドマツ、カラマツ、アカエゾマツで計約2800基を作成▽印刷物やしおり、ポケットティッシュに道産間伐材用紙などを使用した。

 当日、参加者の昼飯の弁当は、札幌グランドホテル最高料理責任者・小針一夫シェフが考案した。テーマは「アイヌ民族の知恵と食育と安全な道産食材」。苫小牧弁当仕出し協同組合加盟の6社が計1万2千食を賄う。

 お品書きの一部は▽白米・あわのしそ風味ご飯▽レンコン、根曲がりタケノコなどと魚のすり身の煮物▽ゴボウのきんぴら▽フキの醤油煮▽ホッキサラダ▽サケの味噌風味▽ハンバーグ。

 カラマツ間伐材の小判型弁当箱、下川町の木材から作った割ばしなど北海道産にこだわった。

※記事の詳細は週刊水産新聞紙面をご覧ください。

(2007年06月04日付)


掲載日:2007.01.29

全国植樹祭、自然への負荷避け環境に配慮

 苫小牧市を舞台に今年6月24日開催される第58回全国植樹祭は、環境時代にふさわしい植樹祭を目指し、多くの場面で自然に負荷をかけないよう工夫されている。

 全国植樹祭の北海道開催は昭和36年の第12回以来46年ぶり2度目。北海道では、平成14年3月に「森林づくり条例」を全国に先駆けて制定。この基本理念である「地域の特性に応じた道民との協働による森林づくり」などに基づき、100年先を見据えた森林づくりを進めている。植樹祭は、こうした北海道の取り組みを全国に発信する絶好の機会」(内藤洋・道水産林務部全国植樹祭推進室長)ととらえている。

 実施計画は、近く国土緑化機構特別委員会で審議・認定される運びだ。

森林をつくる

 記念式典・記念植樹会場は、苫小牧市東部地区の中でも40種を超す鳥類が確認される自然豊かな「つた森山林」に隣接する元開拓農地(同市静川)。会場整備では、周りの自然地形や植生に配慮しながら、できるだけ環境に負荷を与えないよう工夫している。

みんなで植える

 環境はみんなの問題。1万人の招待者全員が一つになって記念植樹をし、新たな森林をつくる。植える苗木は、道内各地で子どもたちやボランティアに育ててもらった「協働苗木」を使う。

大切に使う
 会場内通路や駐車場の舗装は生産過程の排出物、フライアッシュ(石炭灰)や木材チップなど自然に還る資源を循環利用する。ベンチ・プランターなどの会場設備も、積極的に間伐材を使う。お野立所の仕上げ材は、第12回全国植樹祭(支笏湖畔モーラップ)で植えられ成長したアカエゾマツの間伐材を集成材に加工し使用する。

※記事の詳細は週刊水産新聞紙面をご覧ください。

(2007年01月29日付)


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