道南では一般的に生産対象となりにくいアブラツノザメ
松前さくら漁協の鳴海年蔵さんは毎年11月末~12月中旬、アブラツノザメ刺網に着業、水揚げ後に皮をはぎ裁割して出荷する。付加価値対策として始め、浜値は手を加えない通常出荷の15倍以上と手応えをつかむ。そのための道具や作業台、荷揚げに使う専用機などを考案。どれも細部までこだわったつくりで作業性を高め労力を軽減。課題は販路拡大とし「取扱業者と意見交換。買い手が扱いやすい荷造りについても学びたい」と意欲を見せる。