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新聞記事

ホタテ一覧

掲載日:2024.07.22

いぶり噴火湾稚貝採取、慎重に開始


 いぶり噴火湾漁協で稚貝採取が始まった。採苗器の投入時期や場所によって付着状況に格差が見られる中、各地区とも6月に投入した採苗器の付着率が特に低い。「棒網1本でれんげ1杯分」との声も聞かれ「下のサイズまで慎重に採っても十分確保できない可能性が高い」と話す着業者が大半を占めている。


掲載日:2024.07.22

調味と食感に工夫

「根室産ホヤ酢味噌和え」


 水産加工卸・販売を手掛ける根室市のマルナカイチ杉山水産株式会社(島孝治社長、電話0153・22・3463)は、根室産のホタテ、タコ、ホヤの3種で「酢味噌和え」を販売展開している。「酢みそは日本人に好まれる定番の味。また食べたいと思っていただける味を目指した」と島社長。3年前の発売以来、リピーターも獲得し、おかずや酒のつまみにも合う一品として好評を得ている。


掲載日:2024.07.15

供給体制、再構築へ-ホタテ特集-

玉冷加工前の貝柱


 中国の水産物輸入停止措置に伴い、ホタテの流通環境は国内外で大きな影響を受けた。海外輸出は北米に加え第三国での保水加工を目的に東南アジア諸国への流通が拡大している。一方、国内では昨年後半の消費応援ムードを背景に量販店や業務筋、ふるさと納税、ECサイト向けの引き合いが増加。各種製品の消化が急速に進んだ。国内を軸に新規販路を獲得した函館市のきゅういちや、保水の国内加工で輸出拡大を目指す極洋、第三国加工で内販を強化するフーディソンなど、供給体制の再構築に向けた動きが加速している。


掲載日:2024.07.15

旭川市の正和電工、ホタテ貝殻粉砕装置の特許取得


 旭川市の正和電工株式会社(橘井敏弘社長、電話0166・39・7611)が開発した「ホタテ貝殻粉砕装置」(KG-750型)が、このほど特許(登録番号7475752)を取得した。すでに受注販売を開始しており、問い合わせ件数は増加の一途。水産加工業者の注目度が高まっている。


掲載日:2024.07.15

貝毒で活出荷できず苦境打開へ模索続く-宮古市の隆勝丸-


 ホタテ養殖の株式会社隆勝丸(岩手県宮古市、平子昌彦社長、電話0193・65・7910)はまひ性貝毒の影響で、3カ月以上にわたって活貝の出荷ができていない。昨夏の猛暑で大量へい死も経験した。「自然相手の仕事。どうしようもない」。平子社長(宮古漁協理事)は半ば諦めの表情を見せつつ「後世につなぎたい。知恵を絞る」と気合を入れ直す。


掲載日:2024.07.15

宮城、岩手ともホタテ減産、高水温で大量へい死


 三陸産ホタテはへい死が増えている。黒潮続流が北上し海水温が上昇した影響とみられる。2023年度の共販数量は宮城県が前年度比19%減の5372トン、岩手県が同8%減の1530トンにとどまった。まひ性貝毒による出荷の自主規制が長期化している浜もある。


掲載日:2024.07.15

陸奥湾半成貝6月末4割減


 陸奥湾主力の半成貝が昨年に続き大幅に減産している。2024年度4~6月の水揚量は、前年同期比44%減1万9990トン。2万6千トン計画の達成率は77%。昨年に続いて7月の水揚げも予定されており、青森県漁連は「計画に届かないまでも2万3千トン近い数量になる」と説明する。最終入札は高値がキロ260円と高騰。ベビー製品の価格上昇も避けられない状況にある。


掲載日:2024.07.15

消費拡大から一転、売価帯再上昇し鈍化傾向-ホタテ末端流通-


 中国の禁輸措置でホタテの消費応援ムードが高まった昨年後半の量販各社は、売価を抑え売り場を拡大した結果、玉冷の売上高で1.5倍以上と「特需」に沸いた。しかし年明けから北米、東南アジアの輸出が増大。製品相場は高値に逆戻り、売価も上げ基調で消費が鈍化している。札幌の末端流通や首都圏の消費動向、今後の展開を探る。


掲載日:2024.07.15

留萌管内稚貝平年並11億6000万粒


 留萌管内(増毛・新星マリン・北るもい・遠別漁協)の2024年稚貝生産量は、前年比11%減11億6千万粒となった。2002年以降で最高生産となった昨年には届かないものの平年並みの粒数を確保。昨夏の高水温でへい死も進んだが、ほぼ計画通り出荷している。


掲載日:2024.07.15

玉冷は輸出先行 勢い継続


 玉冷の消流は、中国加工の停滞と円安基調を背景に、北米、東南アジア向けの輸出が依然強まっている。1~5月の輸出量が最も多い米国は前年同期比2.6倍。東南アジアも台湾はじめ各国で伸びている。特に北米中心のバルク優先となり、国内流通は鈍化傾向にある。


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