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掲載日:2024.09.02

回復へ ふ化放流改善


 道水産林務部は8月27日、秋サケ資源対策検討会議の第4回会議を開き、各地域の事業体制や海域の特性に応じた環境変動に適応した資源づくりなどを基本方向に検討してきた今後の対応方針をまとめた。検討結果を踏まえ、早期に対応策を具現化し、増殖事業の施策に反映していく。


掲載日:2024.09.02

チリギン高値も搬入量維持か


 商社筋によると、2024年シーズンのチリギンの生産量はドレスベースで前年比2万㌧減の19万5千トンほどになる見通し。現地では減産を背景に「相場が強いのでは」との思惑を巡らせ、強気のオファーが続いている。冷凍ドレスの内販価格は続伸。7月中旬には4/6ポンド、6/9ポンドサイズとも前月より1キロ当たり130円上昇し、それぞれキロ1170円、1140円と1200円目前。「毎週20~30円上がる状態が続いている」という。


掲載日:2024.09.02

東北3県秋サケ、不漁続く


 青森、岩手、宮城の東北3県の秋サケ漁は2019年度から極度の不振が続く。海洋の温暖化によって海流や餌の環境が変わり、放流した稚魚がオホーツク海まで到達しにくくなった可能性などが指摘される。即効性のある対策は見当たらず、24年度も厳しい漁模様となる公算が大きい。各県のまとめによると、23年度の沿岸漁獲量は青森184トン(前年度比65%減)、岩手86トン(同71%減)、宮城13トン(同85%減)。3県とも過去最低で、記録的不漁となった。


掲載日:2024.09.02

岩手サーモン養殖、生産2000トン超え


 2024年に岩手県で生産された海面養殖サーモンは前年比12%増の2031トンに上った。高水温の影響で計画数量に届かなかったものの、深刻な不漁が続く秋サケの23年度沿岸漁獲量(86トン)の24倍。県内6漁協が品質向上や差別化、販路開拓などにも励んでいる。


掲載日:2024.09.02

宮城県ギンザケ引合い活発


 宮城県漁協によると、2024年の県産養殖ギンザケの水揚量は前年比29%減の1万2982トンにとどまった。高成長が見込める春以降の水温上昇が早く、摂餌量が鈍化したことなどが原因。季節・通年商材として需要は高く、平均単価は同9%高のキロ747円と、22年の724円を上回り平成以降で最高だった。


掲載日:2024.09.02

魚価向上、漁村に活気-シャーベット氷で鮮度保持-


 高砂熱学工業株式会社は「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」(8月21~23日、東京ビッグサイト)に出展し、同社が実践している「漁村の明るい未来に向けた取り組み」について紹介した。沖縄県国頭漁協では、「鮮度のブランド化」を目指し、シャーベットアイスを活用した鮮度維持により、魚の品質向上が実現。導入前に比べて魚価が大幅に向上した。流通や販売を担う株式会社フーディソンも協業し遠方への販路拡大も実現。各地域の魅力ある水産品を全国各地に行き届かせている。


掲載日:2024.09.02

古武井 陸側中心に繁茂


 道南・黒口浜の天然は、えさん漁協古武井地区で陸側主体にマコンブが繁茂し、7月中心に採取を重ねた。ただその他の地区は総体的に資源量が乏しく今季の操業を見送った浜も多い。古武井地区は7月中旬に解禁。着業者は「7月は7回採れたが資源状況は昨年の方が良かった印象。昨年繁茂していた恵山との境界が薄生いで思うように水揚げを伸ばせず、そこでは2回採取しただけ。5回は別の場所で操業した。濁りで底が見えずに移動、その分だけタイムロスした日もあり漁はいまひとつ」と説明。「電気・油代など諸経費が上昇している中、少しでも多く揚げないと厳しい」と話す。品質については「実が入り、ものは良い。1等も多い。ただ、7月の時点で後採り系もいくらか交じっていた。今までないほど早い」と言う。


掲載日:2024.09.02

枝幸ナマコけた、最盛期シケで2割減


 枝幸漁協のナマコけた漁は、昨年より2割ほど少ない水揚量で8月前半に終漁した。序盤にシケが増えたため許容漁獲量(ノルマ)に届かない着業者が多かった。なまこ部会(戸田吉和部会長)は乾燥ナマコ(キンコ)に自家加工し10月後半に一括出荷。昨年に単価安となっており今年の設定も注視している。


掲載日:2024.09.02

仮分散 粒数確保めど


 8月1日に開始した小樽市漁協の仮分散は後半戦に入った。採苗器の付着量は棒網1本当たり1~2万粒。通常より少ないものの計画粒数は確保できそうだ。小型主体のため作業日程がずれ込んでおり、9月前半までかかる見通し。


掲載日:2024.09.02

瀬棚スルメイカ釣、ハシリから数量増加


 ひやま漁協瀬棚支所のスルメイカ釣漁は8月28日現在で地元船4隻と瀬棚港を拠点とする外来船9隻が操業。ハシリから漁獲量が伸長し、8月は1箱30尾入れを主体に全体で日量200~700箱を水揚げ。市況は1箱6千~5千円前後を付けている。漁協担当者は「ハシリからある程度漁獲量が伸びている。いまは30尾入れ主体でお盆明けの700箱が一番多かった。外来船はハシリが2~3隻だったが、8月に入り9隻に増加した」と説明する。また、仲買人は「昨年は今年に比べて漁は少なかったが7月から25尾入れも多く型が良かった」と傾向を示す。


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