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新聞記事

水産業向け一覧

掲載日:2025.03.31

担い手確保へ高校生対象に1日限定バイト体験

カキ養殖を手がける株式会社かねもと(石巻市沢田)では22日、殻むきに汗を流した


 宮城県石巻市の水産事業者15社が協力し、22日から春休みの高校生を対象としたアルバイト型の水産業体験「すギョいバイト3」を実施している。「時給千円。豪華特典付き。1日限り」で、カキの殻むきなど漁の手伝い、加工品の製造補助や販売などさまざまな業務を用意。職場見学ではなく、一緒に働くことで業界の魅力や楽しさを高校生に伝え、担い手の裾野拡大につなげている。


掲載日:2025.03.31

玉冷 ブランディング-紋別市・光進水産のホタテ商品戦略-


 紋別市の株式会社光進水産(齊藤則光社長、電話0158・24・3300)はホタテの玉冷で、原料から加工・包装までプレミアムを追求した商品を展開している。特に包装では洗練されたデザインの化粧箱に輸送中の衝撃、すれ傷の発生などを防ぐ特殊容器を使用。贈答用向けに現在紋別市のふるさと納税返礼品や自社ネット通販で提供。今後は北海道物産店や百貨店などの販路開拓も視野に入れている。


掲載日:2025.03.31

毛ガニ相場高止まり 輸出需要旺盛、国内鈍く-東京都・豊洲市場-


 東京都・豊洲市場の毛ガニ消流は相場の高止まりで国内需要が低迷している。「海明け毛ガニ」が始まる3月は需要を刺激するイベントが少ないタイミングで、例年相場は落ち着きやすいが、今季は総体的に高値に張り付き、飲食店が仕入れを見送るケースが増えている。一方で、輸出業者からの注文は旺盛。禁輸の中国に代わりシンガポールなど富裕層が集まる地域の吸い込みが目立っている。


掲載日:2025.03.31

高機能性さらに進化-パタゴニアの新製品-


 アウトドア用品メーカー・パタゴニアの春夏向け新製品は過酷な環境下での機能性が注目されている。作業着にアウトドアウエアを利用する漁業者が増える中、機能性の高さと幅広い用途に応える製品数の豊富さが同社の強み。特に今年の春夏新製品はウエアとウエーダーの両面で進化。作業の効率向上や安全性確保にも応用できる特性を多く備えている。


掲載日:2025.03.31

マルハニチロ、社名「Umios」に


 マルハニチロ株式会社は24日、2026年3月1日付で社名を「Umios(ウミオス)株式会社」に変更することを発表した。池見賢社長は「第三の創業である」と強調する。これまでは2社が統合し、総合食品企業としての基盤を固めてきたが、それだけにとどまらず、海を起点とした「食」を通じ、社会や地球環境が抱える課題解決に取り組む企業であることを目指していく。


掲載日:2025.03.31

サンマ漁獲枠10%削減-NPFC年次会合-


 日本や中国、ロシアなど9カ国・地域で協議する北太平洋漁業委員会(NPFC)は24~27日、大阪市内で第9回年次会合を開き、2025年の分布域全体のサンマの漁獲枠を現行の22万5千トンから10%削減し、20万2500トンとすることで合意した。


掲載日:2025.03.31

長万部ナマコ続く安値基調に我慢

1尾100グラム以上のナマコ(20日、静狩漁港)


 潜水で漁獲する長万部漁協のナマコ漁は、1月の開始以降キロ2千円の安値で推移している。前年同期の約4割安と大幅な落ち込み。一方、日量は2人のダイバーで100キロ程度の水揚げ。濱野信夫漁船漁業部会長によると「開始当初と比べ濁りが強く海の状態があまり良くない」ことから、やや減少している。


掲載日:2025.03.31

漁船解体手掛け3年


 砂原漁協の小林正一さん(64)は、約3年前から漁業活動の傍ら小型漁船の解体も手掛けている。これまでFRPを中心に磯船から19トン船まで30隻ほど解体。漁業廃業などを背景に依頼は途切れず、今後も30隻ほどの予約が入っているという。16歳から漁業に従事し刺網など各漁を営んできたが、「後を継いだ息子にいろいろ経験してほしいと思い、今はほぼ全てを任せている」と説明。自身は10年ほど前からイカ釣り専門に操業しているが近年スルメイカは不漁。「漁がなく年間で何日も稼働しないため副業として解体を始めた」と言う。


掲載日:2025.03.24

日本海ニシン想定外の低調漁況

荷揚げされたニシン(3月16日、石狩湾新港)


 北海道日本海沿岸のニシン刺網漁は2月にシケの頻発で操業回数が伸び悩み、海獣被害の影響なども重なって1996年に種苗放流事業を開始以降初の6千トン超を記録した昨年を大きく下回る低調な水揚げペースで推移している。近年好漁が続いて数の子をはじめ加工原料需要が定着・増大しており、想定外の漁況に加工筋は必要量の調達に苦戦。今後、漁が本格化する他産地の価格形成への影響も想定されている。


掲載日:2025.03.24

国産の密着真空包装機、低価格・使いやすさに優位性-TOSEI-

TOSEI新提案の密着真空包装機「SP-4434」


 「TOSPACK」シリーズで知られる真空包装機国内最大手の株式会社TOSEI(東京都品川区)は、初出展した「スーパーマーケット・トレードショー2025」(2月12~14日、幕張メッセ)で、密着真空包装機(スキンパック)対応機を紹介し、来場者の関心を集めていた。同社による待望の国産機種で、低価格や使いやすさを追求して完成させた。食品ロス削減や売り場でのこれまでにない陳列方法など食品業界に新たな風を吹き込んでいる。


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