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新聞記事

水産業向け一覧

掲載日:2025.05.05

漁民拍 陸回り確保


 高齢化などを背景に全道的にコンブの陸回り不足が慢性化する中、歯舞漁協では、漁業体験や地域交流を楽しむ漁民泊「渚泊」が労働力確保につながっている。2023年度には根室市や東海大と連携し、渚泊と組み合わせた「コンブ漁業体験型インターンシップ制度」を構築。夏コンブ最盛期に大学生が漁家に宿泊しコンブ干しなどに従事、人手不足解消の一助となっている。


掲載日:2025.05.05

コンブ漁をDX化


 広尾漁協の保志弘一さんは着業するコンブ漁の課題解決を目指し、インターネット上に構築された3次元の仮想空間(VR)でコンブ漁を体験できる「コンブメタバース」をウェブコンテンツ制作などを手掛けるThe360株式会社(千葉県船橋市)の平田瑞穂さんと共同で開発、5月上旬にリリースする。


掲載日:2025.05.05

オオズワイ中心続く-えりも岬地区かご漁-


 えりも漁協えりも岬地区のかご漁は赤潮以降、漁獲が激減した真ツブなどの資源が戻らない状況下、特別採捕や混獲によるオオズワイガニ中心の水揚げが続いている。えりも岬地区のかご漁は4月21日に8隻(5トン未満船2隻含む)が操業。うち4隻がオオズワイガニの特別採捕で操業。オオズワイガニの日量ノルマは1隻500キロ。4月14日には同地区でメス100キロ、中200キロに上限を設定。小は海中還元し、資源管理にも努めている。


掲載日:2025.05.05

製品高で厳しい展開-ボイル消流-


 ボイルホタテの2025年消流は、冷凍両貝仕向けに伴う浜値の高騰で製品価格が上昇する厳しい展開となった。NET800グラムの産地価格は昨年の4~5割高となる2千円台中盤。生産量は半減する見通しにある中、商社筋はじめ多くの関係者は「玉冷価格の半値でも値ごろ感にはつながりづらい」と、微妙な反応を見せている。


掲載日:2025.05.05

枝幸漁協のホタテけた引船、第三十八えさし丸竣工

試運転ではヤンマー製1002馬力搭載で安定した走りを見せた


 枝幸漁協のホタテけた引自営船「第三十八えさし丸」が竣工した。株式会社村上鉄工所のえさし丸建造は4隻目。おもてブリッジ構造で中央部の作業スペースを広く確保。船首尾にサイドスラスターを搭載し港内の航行や離着岸でコンパクトな操縦性を実現している。また、船尾には日よけを設け、乗組員の安全と居住性が向上した。4月24日に株式会社村上鉄工所で進水式を行い、安全操業を祈願。十勝港で試運転を実施した。


掲載日:2025.05.05

大津地区エゾバイ水揚げ順調


 大津漁協のエゾバイツブかご漁は、序盤から順調な水揚げが続いている。4月7日にかご入れして開始。漁獲ノルマは一日1隻500キロ、かご数は上限200個。大津地区は同23日に7~8隻が操業し、全体で3トンを水揚げした。


掲載日:2025.05.05

岩手 県南部 ウニ漁開始


 岩手の天然ウニ漁が県南部でも始まった。4月28日に船越湾、大槌湾沿岸の釜石東部、新おおつち両漁協管内の今季1回目現品入札(むき身)が行われ、白(キタムラサキウニ)1号品の10キロ単価は釜石東部で高値19万8千円、新おおつちで同18万2千円の値を付けた。漁業者らは「ハシリにしては身入りよく、今季は期待できそうだ」と意気込む。


掲載日:2025.05.05

温暖渦に栄養塩供給、下北沖に「枯れない泉」


 海洋研究開発機構(JAMSTEC)と長崎大などの研究チームは、海洋内の栄養の湧き出しについて、青森・下北半島の尻屋崎沖に同半島太平洋側や三陸沖の豊かな漁場形成につながる領域があることを発見した。同領域は「あたかも枯れない泉のように」深部から栄養に富む水を巻き上げ表層へ供給、夏から秋にかけてサバの好漁場などを形成する大きな渦の中の植物プランクトンの安定生産を支えているという。


掲載日:2025.05.05

港湾でトラウト育成成功、国内最高水準の飼育密度


 川崎重工業株式会社は、食料安全保障への貢献を目指した水産養殖システムを開発して「MINATOMAE」プロジェクトとして推進している。その事業化に向けたステップとして、同社神戸工場の岸壁エリアである神戸港海域で実施していたトラウトサーモンの育成試験の水揚げを4月24日に行い、850尾(1尾当たり平均2キロサイズ)ほどの飼育に成功した。同社の技術を生かした海面閉鎖式養殖で国内最高水準の飼育密度を実現した。「都市近郊での持続可能な海面養殖実現に向けた重要な成果」と同社では受け止めている。


掲載日:2025.05.05

「スマート水産業ナビ」開設、事例や先端機器紹介


 マリノフォーラム21はスマート水産業に関する情報をまとめたサイト「スマート水産業ナビ」を開設した。全国で進められている事例やICT・IoTなど先端技術搭載機器の紹介のほか、実践者をサポートするために従事している“伴走者”同士が情報交流できる場を設けた。成果や知見の共有を図ることでスマート水産業の普及を推進していく。


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