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新聞記事

水産業向け一覧

掲載日:2024.10.28

縄入れ直後に大シケ、陸側中心に被害散見-庄野地区タコ-


 えりも漁協庶野地区のタコ空釣縄漁は10月上旬の縄入れ直後に大シケに見舞われ、陸側中心に縄が「団子状態」になるなどの被害が散見した。それでも出足の水揚げは多い日で1トンを超える船もあり、漁期前半主力となる大ダコ(ミズダコ)は赤潮以降低迷していた漁模様に回復の兆しが見えている。


掲載日:2024.10.21

定置網漁DX~市場業務を円滑に


 斜里第一漁協(馬場浩一組合長)はデジタル技術で漁場環境や漁獲情報を収集・蓄積・分析し、それを生かした組合の市場業務や漁業者の操業の効率化など定置網漁業のDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組んでいる。日本事務器㈱(東京都)の漁業活動支援アプリを基盤に活用。市場では各漁場からの漁獲量報告をもとに氷の準備や輸送車両の迅速な手配などを実施。また、北見工大の協力を得て、水温などの海況と漁獲量の関係などの分析にも着手。来遊動向の推定などへの発展も視野に入れている。


掲載日:2024.10.21

25日減92日で終漁、着生薄く大減産に~釧路成コンブ


 釧路管内の成コンブ採取が終漁した。管内5単協の累計採取日数は昨年比25日減の92日(55.5時間減の297時間)にとどまったほか、全般的に着生も薄く、大幅な減産が見込まれている。昆布森漁協の着業者は「資源量が薄かった上に採取日数も少なく厳しい年になった。特にアツバが振るわなかった。着生漁場を探して採ったが、ナガも含め生産量は落ちる」と話す。


掲載日:2024.10.21

白老地区ホッキ、大半が許容量達成

ホッキの荷揚げ作業(10月8日、白老港)


 いぶり中央漁協白老地区のホッキけた引漁は順調に操業し、大半の船が漁期の15日までに許容漁獲量を達成した。一方で春先に刺網漁を手掛ける一部の漁業者が混獲のオオズワイガニの影響で水揚げに支障を来している状況下、安定した収入確保を目的に来年3月ごろにシーズンで許容量(1人当たり2.15トン)未消化分のホッキ漁を再開する。同地区では初めての試み。


掲載日:2024.10.21

沙留漁協来春、採苗器拡充へ


 沙留漁協は来年から、前浜に投入する採苗器を拡充する計画だ。今年の全道的採苗不振を受け補完体制を強化するもの。ほたて養殖部会に加え、新たにほたて貝漁業生産部会が投入。稚貝を生産するパートナー漁協が不足した場合の補充用として備える。


掲載日:2024.10.21

十勝管内シシャモ、漁薄く厳しい幕開けに

今季も薄漁の出足となったシシャモ(10月17日、十勝港)


 広尾、大樹、大津の十勝管内3単協のシシャモ漁が14日に始まった。今季も資源状況が芳しくないことに加え、ハシリは海況も悪く全般的に水揚げは苦戦。一方、型は大きく浜値はキロ3千円台で滑り出し。着業者は「ここ数年不漁続き。この後少しでも獲れてくれれば」と好転を願う。


掲載日:2024.10.21

ブリ選別出荷着手、4規格設け、魚価対策試行


 網走合同定置漁業(元角文雄代表)は今年、秋サケ定置に乗網するブリの選別出荷に乗り出した。重量基準を設け、4規格に区分。10キロ以上の特大でキロ500円が付くなど一定の手応えを得ている。


掲載日:2024.10.21

東北産活じめヒラマサ、赤身魚に白身需要-東京都・豊洲市場-

岩手県普代村産の活じめヒラマサ


 東京都・豊洲市場で東北産活じめヒラマサに白身需要が出ている。ヒラマサは生物学上赤身魚に分類されるが、上品な白い身を持つため、白身魚の生食商材として活用される場合がある。今季は白身魚定番のヒラメが高騰し、秋に入りスズキの身質が低下。マダイは弔事などには使えないため、澄んだ白さをキープできるヒラマサに需要がシフトしている。


掲載日:2024.10.21

優良取り組み事例共有で加工業の道筋探る


 公益社団法人水産物安定供給推進機構は11日、水産加工業者などによる取り組み事例の報告会を東京都内で開催した。オンラインとの併用もあり、全国から多くの水産関係者が聴講した。参加者らは地域連携や補助事業の活用など優良な取り組み事例を共有し、原料難や原材料の高騰、人手不足といった厳しい環境下でも継続できる水産加工業の道筋を探った。


掲載日:2024.10.21

精度向上、誤検出低減-アンリツ、AI判定のX線検査機


 アンリツ株式会社はエックス線検査機にAI判定を加えた機能を提案している。AI判定機能は、製品厚みや形状、重なりなどに対して、大量の正常品、不良品のパターンを学習することで、検出精度を向上させている。誤検出率も低減し、生産ラインのさらなる歩留まり向上につなげる。異物のほか、個数の過不足や形状不良、シール部のかみこみなどの不良も見つけ出すことが可能となり、複合検査機としての利用を推奨している。


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